西武は、1回に小関のソロで先制すると、4回にも犬伏のソロ、カブレラのソロで2点を追加。5回、9回にも点を加え5−4。9回裏、ロッテは西豊田の暴投により1点を返すが、反撃もここまで。張は、1回に24イニング連続奪三振のプロ野球記録記録を達成した。そのまま5回まで8個の三振を奪って6回に降板。記録は28イニングでストップしたが、7勝目を挙げた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 4 |
1点届かなかったが、山本監督も納得の黒星だった。首位を独走する西武に終始、リードを許したが、9回に1点を返し、なお2死二塁で一打同点の場面まで詰め寄った。
8月初めての連敗に、山本監督は「よう(9回は1点差まで)粘ったねぇ」とサバサバ。しかし、5回1死満塁で伊与田からの送球を落とした椎木について質問されると「勝負ごとは、ミスが出た方が負ける」と表情を一変させた。
ロッテの粘りもあと1歩及ばなかった。先発の高木が3発被弾などで5回途中4失点KO。それでも3点を追う6回にサブロー、立川の連続二塁打で1点差。さらに9回には1死一、三塁から豊田の暴投で再び1点差まで詰め寄ったが、最後は小坂が一ゴロに倒れた。高木は今季初黒星。張に日本記録を献上したうえに5連勝後の連敗となったが、山本監督は「よく粘った。反撃ムードはつくれている」とショックはなかった。