ロッテの小林雅が試合を締め、21試合連続セーブポイントのパ・リーグ記録に並んだ。8回2死一塁からマウンドに上がり、打者4人をぴしゃりと抑えた。清水直は11勝目。打線は3回に1点を先制。6回1死二塁で福浦が二塁打を放ち、追加点を挙げた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 |
福岡ダイエー | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
博多の鷹党達も、ただただ脱帽だ。敵地でのマウンドで、無敵のストッパーが仁王立ちだ。ロッテの守護神・小林雅が今季25S目。これで、21試合連続SPのパ・リーグ記録に並んだ。
リードは、わずかに1点。8回2死一塁で、打者は城島。1発が出れば逆転。小林雅にも、今季初の“8回出陣”。まさに、勝利の分岐点。城島の大飛球は、レフトフェンス直前で失速。「運も実力のうちですよ」。9回は、MAX150キロの剛球で3者凡退。今季のダイエー戦は5戦5セーブ。防御率0.00という完璧の内容だ。
これで、5月21日の日本ハム戦(東京D)から1勝20Sを積み重ね、94年に近鉄・赤堀が達成した、21試合連続SPのリーグ記録に到達。日本記録は横浜・佐々木の持つ22試合連続。“ハマの大魔人”に王手だ。「頑張ります」。自信あり…の笑顔だった。
先発・清水直が7回途中まで1失点の好投で11勝目。ハーラートップの近鉄・パウエルが13勝目を挙げていただけに、2差キープは、価値のある白星だ。「1つ1つ、しっかりと勝っていくのがボクの役割。1つ1つ、投げる試合を勝っていくだけですよ」と満足げ。山本監督も「ゆっくりとしたテンポで投げてたな。よかったよ」と絶賛。若きエースが投げ、守護神が締める。まさに会心のゲームだった。
守護神・小林雅が完璧な火消しで近鉄・赤堀に並ぶ21試合連続セーブポイントのパ・リーグタイ記録だ。2−1の8回2死一塁から登板し、9回は井口、鳥越を連続三振など3人で締めた。8回に城島に打たれた大飛球に「危なかったけど、運も実力のうちですからね。記録は嬉しい。でも1人ではできないし、裏方さんも含めてみんなに感謝したい」。チームの3連勝と、先発・清水直に11勝目をもたらした守護神に、山本監督も「“8回からでもいい”って言ってくれた。いつでも開き直って投げられるし、すごいよ」と絶賛していた。
小林雅は23日、福岡ドームでのダイエー20回戦で8回途中から投げて今季25セーブ目を挙げ、赤堀元之投手(近鉄)が持つ21試合連続セーブポイントのパ・リーグ記録に並んだ。プロ野球記録は米大リーグ、マリナーズの佐々木主浩投手が横浜時代の1998年にマークした22。
小林雅は8月5日のダイエー戦で、連続試合セーブのパ・リーグ記録を17まで更新。9日の日本ハム戦で連続セーブ記録は途切れたが、チームのサヨナラ勝ちで勝利投手になり、その後も連続セーブポイントの記録を伸ばしていた。セーブポイントはセーブか救援勝利で与えられる。
7回でマウンドを下りるまで三者凡退に抑えたのは2回と6回だけだったが、粘り強い投球で、6回1/3を6安打1失点。11勝目をあげた。試合終了後、小林雅がウィニングボールを手に清水直に近づいた。いつもならば、小林雅はウィニングボールを必ず先発投手に手渡す。しかし、今日は清水直が受け取りを拒否した。記録の価値あるウィニングボールだからだ。