ダイエーが16安打の猛攻で、今季2度目の6連勝。ロッテ戦に3年ぶりで勝ち越した。1回は2死から4連続適時打で5点。5−3で迎えた終盤は、小久保の3ラン、バルデスの2ランで突き放した。ロッテはメイの2打席連続本塁打のほかは見せ場なし。今季3度目の6連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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福岡ダイエー | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 10 |
千葉ロッテ | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
攻守ともピリッとせず6連敗。プロ初勝利を目指し先発した渡辺俊が、初回いきなり5失点。うち2点は安打の打者走者を送球間に二塁に進め、その直後にタイムリーを浴びる最悪のパターン。ダイエー戦3年ぶりの負け越しが決まった。
ロッテは8月14日以来の本拠地での試合だったが、初回で勝負は決まった。先発の渡辺俊が2死一、二塁から4連打を浴びて5失点。渡辺俊は「さあいこうというときにいきなり水を差してしまい、情けないです」と下を向いた。これで今季3度目の6連敗。山本監督は、単打で本塁返球の間に打者走者に二進を許した場面を繰り返した守備陣に「2点くらいに抑えることができた。キャンプじゃないけど、もう1回しっかりやらないと」と反省を促していた。
左ひざ痛で6月4日から戦列を離れていたボーリックが復帰し、連敗ストップを狙った山本監督だが、メイの2本塁打だけで6連敗。しかし同監督は打てなかった打線より、1回、外野手がバックホームで打者走者を2度二塁に進め、いずれも失点になった拙守を責め、「渡辺俊は悪かったが、3点なら分からなかった…」と悔やんだ。
初芝が通算1000三振を記録した。プロ野球29人目。初三振は1989年5月30日の日本ハム9回戦(川崎)で佐藤誠一から。
右肩痛のため登録抹消された大塚に代わり、ボーリックが6月4日に抹消されて以来、4番DHで1軍に復帰した。第2打席では、メイのツーランを呼び込む四球を選び、ボーリックらしさも見せたが、3打数ノーヒットに終わった。試合終了後はチームの敗戦もあり、ボーリックは無言で球場を後にした。