オリックスは、6回に五島の2ランで挙げた2点を、3投手の継投で守り切った。先発の小倉は8回途中まで10安打を浴びながらも、粘り強い投球で4勝目。ロッテは6回まで毎回走者を出しながら2併殺など拙攻続きで、小野を援護できなかった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オリックス | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | x | 2 |
小野の2失点完投の粘りは報われなかった。シュート、スライダーをコーナーへ丁寧に投げ込んだが、6回に五島に許した2ランが決勝打となり「食らっちゃいけないところで食らってしまって申し訳ないです」とうな垂れた。打線は4試合連続2ケタ安打となる10安打を放つも9残塁の拙攻。オリックス戦5度目の零敗を喫した山本監督は「得点チャンスは序盤からあったのに…」と肩を落としていた。
10安打しながら最後まで本塁が遠かった。「拙攻やな。チャンスはあったのに。シンゴ(小野)の好投が無駄になった」と山本監督も嘆く。4回には1死からメイ以下の3連打で満塁としたが無得点。指揮官は「全てがちぐはぐだった」と苦々しい表情だった。