1点を先制されたダイエーは、1回、加藤の暴投と城島の適時打、大道の2点適時二塁打で4点を取り逆転。3回は打者9人、5本の長短打で5点、4回にも小久保の2ランで2点を追加し、今季11度目の2ケタ得点を挙げ大勝した。ロッテは、先発・加藤が1回に3四球を与えるなど乱調。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
福岡ダイエー | 4 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 |
加藤が自滅した。1回裏、いきなり連続四球でピンチを招くと暴投で同点。さらに四球を与え、2死から連続タイムリーを浴び、1回4失点で降板した。
先発加藤は1回に3四球を与えて4失点で降板。2番手・山崎健も2回を投げて5失点し、序盤で勝負が決まってしまった。ダイエーの先発星野が不調だっただけに、山本監督は「もう少し我慢していたら、どっちに転んでいたか分からない試合だったのに」と憤りをあらわにした。
山本監督が1回4失点KOの先発・加藤に怒りを爆発させた。「ストライクが取れないのか、安打を打たれるのが嫌で四球なのか。ヨーイドンで1球も入らないんだから…」。初回に1点を先制しながら先頭の出口にストレートの四球を与えたのを皮切りに3四球と暴投であっさりと同点。さらに連打で計4点を失った。「野手の人に申し訳ない。同じことをしないようにしないと…」と加藤はうな垂れるしかなかった。