ロッテは、高木が、無四球、5奪三振、6安打で3年ぶりの完封勝利を挙げ、4位が確定した。打線はサブローが1回先頭打者アーチ。さらにメイが2ランで続いて3点を先行し、2回は再びサブローの適時打で加点した。近鉄は、岩隈が2回途中でKO。このカード7連敗。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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大阪近鉄 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
千葉ロッテ | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 4 |
高木が野球人生をかけたマウンドで快投。ヤクルト時代の1999年8月1日(中日戦)以来1164日ぶりの完封勝利を飾った。今オフ、ヤクルトから移籍しここまで2勝2敗。来季に向けての最終テストだった。カーブ、シュート、スライダーの制球も抜群で6安打5奪三振。自身3年ぶりの無四球投球で現役続行へ望みをつないだ。
平成11年8月1日の中日戦以来(当時ヤクルト)の完封勝ち。高木は「家に飾ります」とルーキーのように目を輝かせてウイニングボールをポケットにしまった。昨年オフ、ヤクルトをくびになり、今年もここに来て1、2軍を行ったり来たり。「これが最後と思って、悔いのないピッチングを心掛けた」と満足そうだった。
昨オフにテスト入団した高木がヤクルト時代の99年8月1日(中日戦)以来実に1164日ぶりの完封で3勝目を挙げた。微妙に腕の高さを変えて打者を幻惑、無四球に封じ込んで「野球がしたくてもできなくなると思っていた。千葉出身なんで千葉マリンで投げられるのが最高です」と感慨深げだ。開幕11連敗も最後はベテランの“奮投”で4位が確定し、山本監督は「リズム、バランスがよかったからもう1イニング投げる余力があったんじゃないの」と口調も滑らかだった。