加藤が、7回を7安打ながら2失点。初の2ケタ勝利をマークした。9回は小林雅が締め、32試合連続セーブポイントとなる36セーブ目を挙げた。打線は、1回、メイの3ランなどで一挙5点を奪った。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | x | 5 |
2年目の加藤が昨年の9勝を上回るプロ初の2ケタ勝利をマークした。小林雅からウイニングボールを手渡されホッとした表情を見せた。
加藤がプロ入り2年目で初めて2ケタ勝利を手にした。しかし、7回2失点が不満のようで「1回に5点をもらって、気持ちが守りに入って全てがダメでした」と喜び半分の表情。それでも「去年(9勝10敗)、今年(10勝15敗)と負けの方が多いので、来年は勝ち星の方を多くするように頑張ります」と新たな目標を立てていた。
加藤がプロ入り初の10勝目に到達した。序盤の大量援護にも「これまでは先制してもらったのに、試合を壊したりしていたから」と5、6回に連打を浴びても、気を抜かずに最少失点で抑えた。「2ケタを意識していたところはあった。来季は勝ちが先行するようにしたい」と次の目標を定めた2年目の左腕に、山本監督も「今日は丁寧に投げていたね」と目を細めていた。
連続試合セーブポイントの記録を更新中の小林雅がまた数字を上乗せした。当然のように9回を3人で抑え、32連続セーブポイントとした。ウィニングボールは、初の10勝目をあげた加藤にプレゼントした。
山本功児監督の留任が11日、正式決定した。この日、川北智一球団代表が千葉マリンスタジアムを訪れ、来季も指揮を執るよう要請。山本監督は受諾した。1年契約で年俸6000万円(推定)。ロッテで5年以上連続で指揮を執るのは、別当薫(1954〜1959年)、金田正一(1973〜1978年)に次ぎ3人目。重光昭夫オーナー代行も、補強に消極的だったフロントに低迷の責任を求め、山本監督にはもう1年チャンスを与えた。今オフの補強、契約更改交渉などは川北代表・広野編成部長ら、現フロント陣で行う予定。また、来季スタッフは未定で、秋季キャンプ前をメドに決定したいとしている。
山本功児監督の続投が11日、正式に決まった。この日、千葉マリンスタジアムで川北球団代表からの留任要請を受け、同監督が受諾した。
ロッテは今年もBクラスで、山本監督は就任以来4年連続Bクラスに終わることが確定しているが、フロントは外国人選手の不振などで開幕11連敗を喫しながら、64勝70敗(10日現在)まで成績を戻したことを高く評価した。
山本監督は「投手陣はいいので攻撃陣を強化しなくてはいけない。それには1年を通して好不調のない選手の養成と、軸になる外国人選手の補強が必要だ」と意欲を燃やした。年俸は現状維持の6000万円。契約は1年。新コーチ陣は日本シリーズ終了後に発表される。
山本功児監督の留任が11日、正式に決まった。この日、球団から続投要請を受け、承諾した。期間は1年で、12日に正式契約する見込み。山本監督は就任以来、4年連続のBクラスとなったが、重光昭夫オーナー代行らの意向に沿う形で続投が決まった。日本ハム戦を前に、山本監督は「引き受けた以上、今までと同じ失敗はできない。オフは(打線の)軸になれる選手を獲得したい」と語った。