日本ハムの金村が、8年目でプロ初の2ケタ勝利をあげた。7回を2失点で切り抜け、逆転を呼び込んだ。15勝目を狙った清水直は、7回に球威が落ちたところで連打を許した。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
チームでは84年以来となる15勝コンビの誕生はならなかった。同僚のミンチーに続く15勝目を懸けて登板した清水直だったが、2−0の7回に突如連打を浴びて降板。2番手の川井も打ちこまれて一転敗戦投手となった。「あのイニングだけ…。惜しかったな」と山本監督は残念そうに一言。清水直も「今日は何とか勝ちたかったんですが…」と唇をかみ締めていた。
15勝目を狙った清水直だが、7回に日本ハム打線につかまり、逆に11敗目を喫した。「調子は良かったので何とか勝ちたかったんですが…。最後の回(7回)に連続長打を打たれたらダメですよね」とガックリ。次回登板(18日の近鉄戦)で15勝目に再挑戦する。
小坂誠内野手は、日本ハム最終戦(千葉マリン)の1回、投手前に送りバントをした際、8日の近鉄戦で痛めた左脇腹を再度痛めた。習志野市内の病院でレントゲン検査を受けた結果、骨に異状はなく単なる打撲と診断された。
ドラフト1巡目ルーキーの喜多が昇格即9番・右翼でスタメン出場。6月24日近鉄戦以来となる1軍で3打数2安打1四球とまずまずの成果を挙げた。イースタン戦ではリーグ4位となる打率2割9分7厘。6月28日のファーム落ち後、右足の上げ幅を減らす「すり足打法」に改造した。
ミンチーとシコースキーがシーズン終了を待たずに帰国することになった。最多勝の可能性を残すミンチーは、11日のゲームでトップを走る近鉄のパウエル投手が敗れたため、中4日で14日、中3日で18日とあと2回先発して最多勝を目指すことも考えられたが、山本監督とミンチー自身が話し合い、「タイトルのために無理してもしょうがない。」との結論に達し、帰国が決まった。先日、受賞が決まった9月度月間MVPの表彰式が14日の試合前に行われるため、14日の表彰式終了後に帰国する予定。帰国日、帰国便は未定。一方、シコースキーは、13日午後6時25分発(JAL5004便)の飛行機で帰国することになった。なお、両投手とも、来シーズンの契約については未定。