西武が最終戦を白星で飾り、今季90勝目。2点を追う4回にエバンスの3ランで逆転し、5回から張以下4投手の継投で逃げ切った。約2ヶ月ぶりに登板した松坂は、4回を2失点。本塁打記録の更新を狙ったカブレラは、4打席で単打1本に終わった。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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西武 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
千葉ロッテ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
バッテリーはカブレラを4打席で左前打1本に抑え、56号を阻止した。捕手の里崎は「カブレラは力が入りすぎていた。自分から崩れた」とマスク越しに見た感想を口にした。7回の最終打席で対戦した小林宏は、外角スライダーだけで3球三振に。「コーチからは勝負の指示。納得できる球で打たれたら仕方ないと思っていた」と淡々と振り返っていた。
先発・高木が痛恨の失投に泣いた。2点の援護をもらいながら4回1死一、三塁でエバンスに逆転アーチを被弾し「ホームランは大失投。ボール球にするフォークが真ん中に入ってしまった」。だが、シーズン最多本塁打記録が懸かるカブレラには真っ向勝負で挑み、3打席の対戦で1安打のみ。2番手・小林宏もスライダーで3球三振に仕留め、山本監督は「勝負したじゃん。それでいいんだよ」と投手陣の踏ん張りを称えた。