わたしはかもめ2002年鴎の便り(10月)

便

10月18日

千葉ロッテ8−3大阪近鉄(千葉マリン)

ロッテが序盤の集中打で勝負を決めた。2回、堀が先制2ランを放ち、3回には福浦の適時二塁打などで2点追加。4回に澤井の3ランでダメを押した。加藤は自己最多の11勝目。近鉄は高村の乱調で単独2位を逃した。

123456789R
大阪近鉄0021000003
千葉ロッテ02230010x8
山本監督の挨拶
「ファンの皆さん、1年間素晴らしい応援本当にありがとうございました。今シーズンは開幕11連敗という最悪のスタートとなりましたが、12球団一のファンの応援と選手のふんばりで何とか最終戦を迎えることができました。来シーズンはファンの期待に応えるようがんばりますので、今年と変わらぬ応援、よろしくお願いします。1年間ありがとうございました。」

ページトップ

最終戦は強い

セーブがつかない5点差の9回に守護神・小林雅まで投入。シーズン最終戦を8年連続で白星で飾った山本監督は「開幕11連敗が最後まで尾を引いた」と今季を振り返った。最大20の借金を背負いながら借金5の4位。後半戦は投打が噛み合い、3チームから勝ち越した。7年連続Bクラスとあって、試合後のファンへの挨拶では「来シーズンはファンの期待に応えられるように頑張ります」と巻き返しを誓った。

ページトップ

平井、有終の美を飾る[サンスポ]

平成3年の首位打者、平井が14年間の現役生活にピリオドを打った。7回に初芝の代打で登場して右中間二塁打を放った。持病の左ひざ痛で現役を断念。試合後のセレモニーでは「ファンの声援があってここまでやってこれました」と2万9000のファンに別れを告げた。長男・雄大くん(8)から花束を贈られ、ナインの胴上げに目頭を押さえた。

小林雅
「今年は今年、来年はまた1から気持ちよく楽しくやります。」(更新中の連続試合セーブポイントが33試合で終わった。この記録は来季に持ち越されない)

ページトップ

平井引退試合で二塁打[スポニチ]

両ひざの故障に泣かされた平井が引退試合で鮮やかな一打を放った。7回2死二塁から代打で登場し、近鉄・門倉が投じた145キロの直球を右中間フェンス直撃の二塁打。91年に首位打者を獲得したシュアな打撃でラストゲームを飾り「初球を見たときは打てないかと思ったけど、バットをコンパクトに振ったのがよかった」。試合後の引退セレモニーでは右翼席を埋め尽くしたファンから盛大な声援を受け「僕も一生ロッテファンでいきます」と目頭を熱くしていた。

ページトップ

平井引退、二塁打で有終

1991年の首位打者・平井が14年間の現役生活にピリオドを打った。7回2死二塁から初芝の代打で登場し、近鉄・門倉の直球を右中間フェンス直撃の適時二塁打にした。試合後の引退セレモニーでは、ファン量の紙吹雪に包まれた。

平井
「つらい時、支えてくれた家族、友人、ファンの声援でここまでやることができました。1人1人にありがとうを言いたい。この気持ちが伝ってくれるといいんですが。僕も一生ロッテファンでいきます。」
山本監督
「一塁のところで違う方向へ行っちゃうんじゃないかと思ったけど(笑)。でも、ラストに相応しいバッティング。良かった。本人もホッとしてるんじゃないか。チームにとっても良かったよ。」

ページトップ

福浦が最終戦で3割到達

3回の第2打席で左中間適時二塁打し、打率はジャスト3割。

福浦
「最低ノルマを達成できて、正直ホッとしています。」

ページトップ

藤田が入団以来5年連続50試合登板

8回に3番手で登板した藤田が、3人をピシャリ。大洋(現横浜)の秋山登の入団9年連続に次ぐ記録。

藤田
「嬉しい。50試合登板は最低限の目標でした。」

ページトップ

最後を締めた、小林雅

9回2死走者なし。リードは5点。セーブはつかない場面だが、小林雅が、連続セーブポイント記録を止めるマウンドに上がった。カウント2−1からの5球目。ホームベース上でワンバウンドするほど落差のあるスライダーを、代打・武藤が空振り三振。「スライダーで締めたかった」という得意の球で2002年の全公式戦を締めた。連続試合セーブポイントの記録は来季に持ち越されないため、5月21日の日本ハム戦から積み上げた記録は、日本新記録の33でストップした。

山本監督
「色々調べてもらったら、来シーズンには持ち越せない記録ということだった。残念だが、ストップしてしまうのだったら、最後は締めさせたかった。」
小林雅
「昨年打たれたことが良い教訓に出来た。あれがあったから、今シーズンがあった。また来年やれれば良いですよ。一から気持ちよく投げたいですね。出来たら、開幕からね(笑)。」

ページトップ

近鉄・大塚が日本ラスト登板

ポスティング・システム(入札制度)での米大リーグ挑戦を決めている近鉄の守護神・大塚が「日本ラスト登板」した。8回2死から4番手でマウンドへ登り、サブローを右飛。

大塚
「千葉は地元ですからね。ロッテファンからも声援されて、嬉しかった。自分の故郷で亡き母を思い出した。いい旅立ちの報告ができた。」

ページトップ

パ・リーグ全日程終了

西武が4年ぶりに優勝したパ・リーグは、18日、ロッテ−近鉄最終戦(千葉)で全日程を終了した。セ・リーグは17日に全試合を終えており、今季のプロ野球公式戦が幕を閉じた。今季の観客動員数は970万9000人で、過去最高だった昨年より41万5000人減。新ストライクゾーンで短縮が見込まれた平均試合時間は、昨年より11分短い3時間12分だった。

パ・リーグ観客動員数
チーム試合観客数1試合平均昨年前年比(%)
福岡ダイエー703,108,00044,4003,087,000+0.7
西武701,682,00024,0001,694,000-0.7
大阪近鉄701,350,00019,3001,593,000-15.3
日本ハム701,260,00018,0001,376,000-8.4
千葉ロッテ701,210,00017,3001,301,000+7.0
オリックス701,099,00015,7001,073,000+2.4

パ・リーグ個人タイトル
首位打者小笠原道大(日本ハム).340
最多安打松井稼頭央(西武)193
最多本塁打カブレラ(西武)55
最多打点ローズ(大阪近鉄)117
最高出塁率カブレラ(西武).467
最多盗塁谷佳知(オリックス)41
最優秀防御率金田政彦(オリックス).250
最優秀投手(勝率1位)パウエル(大阪近鉄).630
最多勝利パウエル(大阪近鉄)17
最優秀救援投手豊田清(西武)44SP
最優秀中継ぎ投手森慎二(西武)32H
最多三振奪取パウエル(大阪近鉄)182

ページトップ

出身地別東西対抗の出場選手を発表

日本野球機構は、18日、出身地別東西対抗戦(11月7日・ナゴヤドーム)の出場各24選手を発表した。

位置ウエスト(西軍)イースト(東軍)
監督梨田昌孝大阪近鉄島根若松勉ヤクルト北海道
コーチ伊原春樹西武広島原辰徳巨人神奈川
山本浩二広島広島王貞治福岡ダイエー東京
投手桑田真澄読売大阪石川雅規ヤクルト秋田
上原浩治読売大阪石井弘寿ヤクルト千葉
川上憲伸中日徳島朝倉健太中日岐阜
黒田博樹広島大阪井川慶阪神茨城
吉見祐治横浜和歌山岩隈久志大阪近鉄東京
森慎二西武山口星野順治福岡ダイエー新潟
豊田清西武三重小林雅英千葉ロッテ山梨
金田政彦オリックス大分正田樹日本ハム群馬
捕手谷繁元信中日広島阿部慎之助読売千葉
中村武志横浜京都野口寿浩日本ハム千葉
内野手岩村明憲ヤクルト愛媛仁志敏久読売茨城
立浪和義中日大阪東出輝裕広島福井
今岡誠阪神兵庫石井琢朗横浜栃木
新井貴浩広島広島高木浩之西武愛知
松井稼頭央西武大阪吉岡雄二大阪近鉄東京
中村紀洋大阪近鉄大阪小坂誠千葉ロッテ宮城
鳥越裕介福岡ダイエー大分初芝清千葉ロッテ東京
小久保裕紀福岡ダイエー和歌山小笠原道大日本ハム千葉
外野手福留孝介中日鹿児島清水隆行読売東京
桧山進次郎阪神京都高橋由伸読売千葉
前田智徳広島熊本松井秀喜読売石川
大村直之大阪近鉄兵庫稲葉篤紀ヤクルト愛知
サブロー千葉ロッテ岡山赤星憲広阪神愛知
谷佳知オリックス大阪和田一浩西武岐阜

ページトップ