わたしはかもめ2002年鴎の便り(11月)

便

11月14日

中日・波留とロッテ・酒井がトレード[スポニチ]

中日・波留敏夫外野手(32)とロッテ・酒井忠晴内野手(32)の交換トレードが両球団の間で合意に達したことが14日、明らかになった。

中日は今季、内野のレギュラー陣は固定されていたものの、控え層の薄さを露呈したため、オールラウンドに内野を守れるベテラン選手の獲得を模索していた。そこで守備力に定評があり、95年まで中日に在籍していた酒井に白羽の矢を立てたもの。一方、ロッテもサブロー、立川ら若手が成長した半面、平井の引退などで経験豊富な外野手がいないため波留にターゲットを絞っていた。

波留は昨年シーズン途中に横浜から移籍したが、今季は荒木ら若手の台頭と右手首骨折などで出場は39試合止まり。しかし、98年に横浜を日本一に導いた打撃力と走力はまだ魅力的で、両球団の思惑が一致した。早ければ15日にも両球団から発表される。

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垣内、ロッテへ移籍

西武・伊原監督からトレード要員として名前を挙げられ、去就が注目された垣内のトレードが14日、ロッテ・椎木とのプラス金銭で合意に達した。

1996年には28本塁打と爆発力を見せ、ポスト清原と期待された垣内。しかし、その後成績は下降線をたどり、今季ももっぱら代打要員。打率.224、4本塁打と結果を残すことができず、日本シリーズ終了と同時に左の大砲・鈴木健と共にトレード候補として浮上していた。伊原監督も5日のオーナー報告会の席上「FA権を取得したベテランの扱いは難しい」と話し、放出先を模索していた。そこへ今季、外野手不足に泣いたロッテが名乗りを上げた。本塁打数がリーグ最低ということもあり、長距離砲が補強ポイントだった。戦力構想からはずれている大砲・垣内に白羽の矢を立て、交渉を進めてきた。

交換要員の椎木は今季、25試合に出場。打率.194、3打点と振るわなかったが、攻撃的なリードには定評がある。西武は伊東に代わる捕手獲得が急務となっており、両球団の思惑が一致した。

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