西武の垣内哲也外野手(32)とロッテの椎木匠捕手(31)との交換トレードが成立し、両球団から15日発表された。
捕手の人材が不足している西武と、長打力のある打者が少ないロッテとの思惑が一致した。垣内は1996年に28本塁打をマークした長距離打者。今季は外野に転向した和田の成長などで出場機会が減っていた。椎木は中日、ロッテに続く3球団目。
中日の波留敏夫外野手(32)とロッテの酒井忠晴内野手(32)の1対1の交換トレードが成立し、15日、両球団から発表された。
1998年に横浜の日本一に貢献した波留は、01年途中に中日へ移籍。今季は右腕の骨折などの影響もあり、39試合に出場しただけで打率2割1分8厘と低迷した。パ・リーグでプレーすることになった波留は「よいトレードをしたと言われるように努めたい」とコメントを発表した。酒井は90年に中日に入団し、95年まで在籍。ロッテに移り、今季は62試合出場で打率2割6分1厘だった。中日の西川順之助球団社長は「ロッテが波留を求めた。酒井は、井端に何か(故障などが)あった時に守備を任せられる選手」と話した。
西武・垣内哲也外野手(32)とロッテ・椎木匠捕手(31)の交換トレードが15日に成立し、両球団から発表された。正捕手・伊東に次ぐ捕手の人材不足に悩む西武と本塁打がリーグ最低と長打力が課題となったロッテの思惑が合致した。
垣内は日高中津分校から88年のドラフト3位で西武に入団し、96年にはシーズン自己最多の28本塁打をマークするなど右の和製大砲として活躍。しかし、今季は外野コンバートされた和田の活躍などで出場機会が減り80試合で打率.224、4本塁打、15打点。日本シリーズ後の10月31日に戦力外を通告されトレード要員となっていた。この日、トレード通告を受けた垣内は「働く場所が来年もできた。頑張るだけ」。西武・浦田取締役編成担当は「椎木は守れるし打撃もいい」と期待を口にした。
また、ロッテ・酒井忠晴内野手(32)と中日・波留敏夫外野手(32)の交換トレードも両球団から発表された。98年に横浜の日本一に貢献した波留は中日を経て今度はパ・リーグでプレーすることになり「よいトレードをしたと言われるように努めたい」と話した。
10日から13日まで館山キャンプに合流し、入団テストを受けていたムートンが不合格となった。
ロッテが、1999年のセ・リーグ首位打者で元横浜のロバート・ローズ内野手(35)を獲得することが15日までに濃厚となった。主砲不在に悩む球団が水面下で交渉を続け、同日までに基本合意に達した。
関係者によると、ローズ自身、日本球界復帰を熱望。米コロラド州の自宅でランニング、ウエートトレなどを精力的に行い、体も絞り込まれているという。35歳になっても、力は衰えていないとロッテ側は見ている。
ローズは、1993年に横浜入りし、8年にわたって活躍した。首位打者1度、打点王2度、1998年には横浜を日本一に導きゴールデングラブ賞も獲得。ベストナインにも6度選出された。2000年オフに4億円を超す年俸がネックとなり横浜を自由契約。帰国後、自宅近くの高校で野球コーチを務めるうちに、現役復帰への強い意欲が沸いてきたという。年俸は、単年契約で8000万円前後(推定)になる見通し。横浜時代同様、二塁のレギュラーに就くことになる。
マリーンズ浦和寮で契約更改がスタートした。高橋、戸部、田中良、青野、丸山、今江、富永の7選手が更改にのぞみ、全員が1発サインした。