わたしはかもめ2002年鴎の便り(11月)

便

11月20日

ドラフトで7名を指名

順位名前(年齢)位置所属投打
1巡目西岡剛(18)大阪桐蔭高右投左打
2巡目指名権なし
3巡目浅間敬太(18)敬愛学園高左投左打
4巡目神田義英(23)川崎製鉄水島右投右打
5巡目鈴木貴志(23)王子製紙左投左打
6巡目金沢岳(18)矢板中央高右投左打
7巡目酒井泰志(23)いすゞ自動車右投右打
8巡目早坂圭介(18)横浜商工高右投左打
西岡剛内野手
「正直に、素直に嬉しい。打って守って走ってと、三拍子そろった(西武の)松井稼頭央選手みたいになりたい。開幕戦からスタメンを狙います。新人王を狙う気持ち?もちろんあります。」
浅間敬太投手
「ロッテは地元でファンが多いし、ユニフォームも好きな球団。嬉しいです。自分の持つ力を発揮し、チームが上位を目指せるようにしたい。150キロを目指したい。」
神田義英投手
「プロ野球は日本球界の頂点。がむしゃらに頑張っていきたい。昨日はなかなか眠れなかった。うまく言葉で表すことができないくらい嬉しい。黒木投手のような気持ちで投げる投手になりたい。1日でも早く1軍に上がり、1勝したい。」
鈴木貴志投手
「チームのために頑張ってきたことが評価されて、とても嬉しい。ロッテは自分が頑張っていこうと思えるチーム。けがをせずに長いシーズンを活躍したい。」
早坂圭介内野手
「名前が出るのか不安でした。嬉しいです。自分を磨いて早いうちに1軍で頑張りたい。今日までプロを意識したことなんかありません。自分は高校野球で一生懸命、一生懸命やったことが、見てくれた人に伝わったんだと思います。」
山本監督
「上位の選手に関しては思った通りの指名ができてほっとしている。まずは合格点だと思う。」

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山本監督は「今回は100点満点」[スポニチ]

ロッテはD1、3巡目に高校生の西岡(大阪桐蔭)、浅間(敬愛学園)を指名。そして4巡目以降は、即戦力と期待できる社会人投手の神田(川鉄水島)、鈴木(王子製紙)らを指名した。山本監督は「上位の高校生は2人とも1年目から1軍が期待できる選手。今回のドラフトは100点満点」と採点した。

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1巡目、大阪桐蔭・西岡の目標は西武・松井[サンスポ]

小さい頃からの夢を現実に変えた。ロッテの1巡目指名、西岡は、大阪・大東市の大阪桐蔭高で喜びの会見。広い会議室に、喜びを隠し切れない声が弾んだ。

西岡
「正直に、素直に嬉しかったです。心から喜びました。」

午後2時5分、森山校長、長沢野球部監督、西岡の3人が“吉報”を待つ校長室に、ロッテの広野編成部長から電話が届いた。強張っていた西岡の表情が、柔らかくなった。

今夏の甲子園では東邦(愛知)に初戦敗退したが、4番・主将として3打数2安打1打点1盗塁。走攻守揃ったところを見せた。高校通算42本塁打の長打力と、50メートル6秒1の俊足。長沢監督も「守りや代走からでも入れる。3拍子揃ってるので、選択の幅のある選手」と太鼓判を押してプロの世界に送り出す。

西岡
「目標は打って守って走れる松井稼頭央選手です。1年目から開幕戦に出場して盗塁王、打率のタイトルを狙いたい。」

18歳は大きな青写真を描いた。中日から指名された明徳義塾・森岡、日本ハム指名の報徳学園・尾崎とは、携帯電話でしばしば連絡を取り合う仲。「負けたくないですね。新人王?もちろん狙っています」。同年代のドラ1達にライバル宣言。大阪の一番星が新たな戦いに踏み出す。

西岡剛(にしおか・つよし)
内野手。1984年7月27日生まれの18歳。大阪桐蔭高。今夏の甲子園(1回戦)でも注目された大型二塁手。高校通算42本塁打の長打力と高い守備力を併せ持つ。180センチ、75キロ。右投げ左打ち。

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