わたしはかもめ2002年鴎の便り(12月)

便

12月10日

黒木知、4000万円減でサイン

右肩の故障で今季の登板がなかった黒木知は、10日、千葉マリンスタジアムで契約更改交渉を行い、4000万円減の1億3500万円でサインした。右肩痛のため昨年7月27日のオリックス戦(GS神戸)を最後に戦線離脱。今季は登板ゼロに終わったが、球団側は成績には表れない「看板料」を配慮。過去の実績も考慮されて約23%減にとどまった額に納得の表情だった。

黒木知
「最大幅(年俸1億円以上の選手で30%)のダウンを覚悟していたが、会社も考えてくれた。自分にとってありがたい契約。これから、順調に回復しています。ボールも投げています。キャンプで確認できたので、筋力を落とさないように、春のキャンプでボールを投げられるように体を作っていきます。」
川北球団代表
「球団の顔ですから。30%ダウンから色を付けた。同意があれば50%減が可能?そんな話はいっさい出なかった。戦力?当然。焦らないでやって欲しい。」

ページトップ

黒木23%減、頂点陥落確実も納得[サンスポ]

黒木知宏投手が10日、契約更改交渉に臨み、23%減の1億3500万円でサインした。今季は右肩痛で登板ゼロだった黒木は減俸にも納得の表情ながら、球団の日本人最高年俸の座から陥落。小林雅英投手にトップを譲ることが確実となった。

ダウン提示は確実、問題はそのダウン幅だったが、契約更改交渉を終えた黒木には、納得の表情が浮かんでいた。

黒木
「自分の考えていた数字より(ダウン幅が)低かった。上乗せしてくれたんだと思います。」

開幕前に右肩痛を訴えて、そのまま1軍マウンドに登ることなく幕を閉じたシーズン。最大ダウン幅の30%に近い「25%でも仕方ない」(黒木)と臨んだ更改は、これまでの貢献度が加味されたこともあり、23%、4000万円減の1億3500万円で決着した。「これまでチームのために投げてきたことを配慮してくれたと思う。感謝します」と黒木もホッとした笑顔さえ見せた。

ただ今回の大幅ダウンで、これまで守り続けてきたロッテでの日本人最高年俸の座はもはや風前の灯火だ。今季の年俸1億円、2勝1敗37Sの成績で、チームの看板選手にまで成長した小林雅に抜かれることは避けられない情勢だ。

もちろん、再び年俸トップの座を奪い返すには結果を出すしかない。それは誰より黒木自身がよく分かっている。「肩は60%ぐらいまで回復してきた。常に1番でいられるよう頑張る」というジョニー。来季、復活に背水の陣で臨む。

◇大塚は450万円減

8月に右肩を痛め戦列を離脱した大塚が450万円減の2000万円でサイン。更改後の会見で今年1月に松藤友香さん(28)と結婚、9月13日に長女(明日香ちゃん)が誕生していたことを自ら明かし「来年は子供の分まで働かないと…」。パパの自覚で巻き返しを図る。

ページトップ

黒木知、来季は「マンデージョニー」[スポニチ]

黒木知宏投手が10日、千葉マリンスタジアム内で契約更改交渉に臨み、4000万円ダウンの年俸1億3500万円でサインした。今季は右肩痛のリハビリが長引いて1年を棒に振ったため、1億円以上の選手に適用される30%(5250万円)ダウンも予想されたが「基本的には公傷はないけど、何年間も無理をしてやってきたことを上乗せしてもらいました」。長年の勤続疲労と、球団の顔としての“感謝料”を認めてもらった。

黒木知は来季の千葉マリンでの開幕戦(3月31日、日本ハム戦)に復帰の照準を定めており「まだ分からないけど、間隔を空けて投げることも考えている」と話した。85年に右ひじ痛を克服した村田兆治氏は「サンデー兆治」として毎週日曜に登板する中6日で復活した。3月31日の開幕戦は月曜日。今度は「マンデージョニー」が完全復活する番だ。

ページトップ

大塚、ご祝儀40万

今季プロ初満塁アーチを放った大塚は、450万円ダウンの2000万円で1発サイン。20%ダウンの1960万円となるところを2000万円にしてもらった。今年は1月末に友香夫人と入籍、9月13日には長女明日香ちゃん誕生と、私生活では順調だったが、故障に悩まされ、本塁打は結局1本のみ。打率1割8分6厘に終わった。大塚が、8月3日のオリックス戦(神戸)の練習中で痛めた右足首は、シーズン終盤に右足首が遊離骨折だったことが判明。違和感があった右肩と共に手術を行った。また、高木は現状維持でサイン、大村は保留した。

大塚
「今シーズンは何も言える材料が無いですからね。キャンプには間に合わせたいですが、いきなり競争の中に放り込まれても分からない。準備はしっかりしていきますが。結婚もしたので、頑張りますよ。」
高木
「金額はともかく、納得出来る評価をしてもらえた。球団からは若手の見本になって欲しい。今は良い見本になっているので、続けて欲しいと言われました。」
大村
「いっぱい、いっぱいダウンの提示でした。球団には、自分が必要な選手だと言ってもらえたが、具体的にどの様に必要なのかを聞いた。次回の交渉でその答えを話すということになりました。」

ページトップ