福浦は17日、1200万円アップの1億2000万円を保留した。昨年と比べて打率こそ下がったが(.345→.300)、4、5番が不調で1人マークされたプレッシャーに加え、17個も死球があったとして1億5000万円を要求。「得点圏打率が低い(今季は.2479)と言われた。女房ともう1度査定をし直してみます」。さて、どういう査定がでますやら…。
ロッテにマリン名物の強風ならぬ保留の嵐が吹き荒れた。17日は千葉マリンスタジアムで計4人が契約更改交渉に臨んだが、サインしたのは堀だけ。藤田、川井、福浦はいずれも保留。これまで計46人が交渉したが初回提示を保留したのは8人に上った。
「中継ぎも先発、抑えと変わらない評価をもらいたい」。750万円減の6750万円の提示を保留した藤田はブ然とした表情だ。秋山登(大洋)以来の入団以来5年連続50試合以上の登板を果たしたが、球団の評価は低い。昨年同様、印鑑を持ってこなかったのは徹底抗戦の意思表示だ。また昨年の首位打者・福浦は「一瞬、戸惑った」と2年連続、打率3割をキープしながらも1200万円増の1億2000万円の提示にがっくりだ。本多運営部課長は「球団としてはポイントの中身を見ている」とこちらも譲る気配はない。大量の越年者が出かねない雲行きだ。
昨年の首位打者で今季も3割をマークした福浦が17日、1200万円増の12000万円の提示を保留した。1億4000万円の希望額と提示額の差に一瞬固まった。球団からは「得点圏打率(2割4分7厘)が低い」と言われた。球団側も「マークがきつかったし、見直すこともある」と若干の上乗せを示唆する。次回交渉は24日。また、藤田はダウン提示を保留、川井はアップ提示を保留した。藤田は、はんこは持参せず、保留前提の初交渉だった。
堀は納得顔でサインした。セカンドに日本で実績があるローズが加入。それに伴い堀もサードへコンバート。そのサードに3人目の野手助っ人、ショートが加わる。初芝、ショートとレギュラーを争いことになるが、今シーズンある程度できたことが自信にもなった。
ロッテの新入団7選手が、千葉マリンスタジアム、浦和ロッテ球場、浦和の寮を見学した。