小坂は開幕早々のダイエー戦(4月1日)で右足のひ骨を骨折して再登録されたのが6月8日。18日の契約交渉の席でこの怪我が公傷になるかどうか約2時間かけて聞いた。「多少配慮してもらいましたが、(アップの)材料がないので仕方がない。来年取り戻します」と、550万円ダウンの9450万円で更改した。
来季から選手会長に就任する小坂が2時間のロング交渉の末に550万円減の年俸9450万円でサイン。プロ6年目で初のダウンとなった今季を「暗い1年でした」と振り返った。4月2日のダイエー戦で右足腓骨骨折し戦列を離脱。2ヶ月後に復帰したが、シーズン後には左肋骨骨折が判明した。長時間交渉では選手会からの要望でもある“公傷”を求めたが「契約書には(公傷)事例がないので…。個人のことでも沈んでます」と認められずにうな垂れていた。
来季から選手会長に就任する小坂が2時間のロング交渉の末に550万円減の年俸9450万円でサイン。1億円から陥落した。プロ6年目で初のダウンとなった今季を「暗い1年でした」と振り返った。4月2日のダイエー戦で右足腓骨骨折し戦列を離脱。2カ月後に復帰したが、シーズン後には左肋骨骨折が判明した。球団は基本的に公傷を認めないが、遊撃手の守備率リーグ新記録をマークしたことなどが配慮され微減に留まった。
2度目の交渉となった立川は、前回は4番で出場した22試合の扱いをめぐって保留したが、今日は、わずか15分で交渉を終えた。
前回、保留第1号となった山崎健だったが、前回と同じ提示額、900万円増の1600万円でサインした。前回の保留は評価への不満よりも、初めてのマリーンズでの交渉で、査定方法などを自分で持ち帰って確認したかった意味合いが強かった。広島時代は1997年の1800万円が最高年俸。来季はパ・リーグ初白星、自己最高年俸を勝ち取る。また、大村も前回と同じ提示額でサインした。
平井の第2のプロ野球人生は編成という仕事。その編成のノウハウを知るため、先輩からレクチャーを受け、さらに周囲からも「編成とは」を聞いている。平井の将来の夢は打撃コーチ。平井は今年痛めた右ひざ痛を完治させるため、正月明けに手術を受ける。
和田は、プロ入りから目標としてきた節目の10年を終え、千葉・館山での秋季キャンプで、ジャージー姿でグラウンドに立っていた。和田は来季から1軍チームスタッフに就任する。相手のデータ収集に、味方投手の配球表を作成するチームの作戦業務だ。試合前には打撃投手を務め、試合終了後から約2時間は翌日の投手、野手ミーティングで使われる「教本」を作成する。秋季キャンプ中には打者別、カウント別の表を作って、前任の園川投手コーチの部屋に通ってアドバイスを受けた。裏方のルーキーは来季、ナインと共に29年ぶりのリーグ優勝を目指す。