わたしはかもめ2002年鴎の便り(12月)

便

12月21日

小林雅、黒木抜いてロッテの“顔”[スポニチ]

守護神・小林雅英投手が21日、千葉マリンスタジアム内の監督室で契約更改交渉に臨み、5500万円増の年俸1億5500万円でサイン。これでロッテの日本人選手としてはエース黒木知(年俸1億3500万円)を抜いて最高年俸となり、チームの“顔”となった。

「記録というよりも出る場面で、しっかり仕事をしたことを評価してもらいました」。増額分のうちの500万円は“看板料”としての昇給。来年の「シーズンシート予約」の球団ポスターに初めて抜擢されており、普段はカメラの前で笑顔を見せない小林雅が何度も白い歯を見せた。

チームは7年連続Bクラスに低迷したが、自己の持つ連続試合セーブのリーグ記録を17に更新。チームの67勝中43試合の勝ち試合に登板し、佐々木(横浜−現マリナーズ)を抜いて33試合連続セーブポイントの日本記録を樹立した。43回1/3を投げて自責点はわずか4の成績に、川北球団代表は「(救援)失敗は1回(5月6日のオリックス戦)しかないんだからマイナス材料はない」と説明した。

プロ5年目となる来季は選手会副会長として迎える。「優勝して日本シリーズで投げることが最大の楽しみ。(今季0.83の)防御率も限りなくゼロに近づけたい」。ロッテの優勝は小林雅が生まれた74年以来ない。その目標へ向かって、守護神は来年1月3日から始動する。

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小林雅が1億5500万で笑顔の更改[サンスポ]

小林雅英投手が21日、千葉マリンスタジアムで契約更改に臨み、5500万円増で日本人チーム最高年俸となる1億5500万円でサインした。33試合連続セーブポイントの日本記録を樹立した守護神には、メジャー関係者も注目しているが「自分の目標を達成しないで、そんなことは考えない」とチームの優勝を最優先する考えを示した。

名実ともにチームの頂点に登りつめた。更改を終えた小林雅は、マウンドの厳しい表情とはまるで別人の、嬉しさいっぱいの笑顔を見せた。

小林雅
「4年目で1番いい査定だった。完璧に近い評価をしてくれて嬉しい。これで次のステップ(2億円)に向かっていける。」

33試合連続セーブポイントの日本記録、17試合連続セーブのパ・リーグ記録と新記録ラッシュとなった今季。43回1/3で自責点4。防御率は0.83という文句のつけようのない成績を残した。

もちろん「投手陣で最高の査定ポイント」(球団幹部)という評価。5500万円増の1億5500万円は、黒木知を抜いてロッテで日本人最高給となる年俸だ。

プロ入り1300万円でスタートした年俸は3200万円、6000万円、1億円、そして1億5500万円と右肩上がり。小林雅のいう“次のステップ”2億円は来オフにもあっさり到達しそうな勢い。ただ、こうなると黙っていないのが多くのメジャー球団だ。

今季、小林雅のピッチングを何度も見た複数のメジャーの極東担当スカウトが150キロを超す速球、多彩でキレのいい変化球に「佐々木(マリナーズ)くらい期待できる投手」と熱視線を送っていた。ロッテ側の同意を得てポスティングとなれば、高額での入札は間違いなしとも言われる。

ただ、本人は「2つの目標がある。1つはリーグ優勝と日本一。もう1つは防御率0.00でシーズンを終えること。それが達成できたら考えますが、そんな(メジャーで活躍できる)選手じゃありません」 まずは低迷が続くチームの優勝が最優先。いまや草木もなびくメジャーにも目もくれず、小林雅はロッテと日本のファンのために投げ続ける。

小林雅英の年度別成績と年俸
年度所属S防御率年俸
11ロッテ465502.681300
1265116142.133200
134804334.336000
144321370.8310000
1515500
通算4年2021816842.51

[注]年俸の金額は推定、単位は万円

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小林雅は1億5500万円

33試合連続セーブポイントのプロ野球記録を樹立した小林雅が、21日、千葉マリンスタジアム内の監督室で契約更改交渉に臨み、5500万円増の1億5500万円でサインした。プロ4年目の今年は43試合で2勝1敗37セーブ。最優秀救援投手賞のタイトルこそ西武の豊田に譲ったが、17試合連続セーブのパ・リーグ記録も更新するなど安定感十分のシーズンだった。これでロッテの日本人選手としてはエース黒木知(1億3500万円)を抜いて最高年俸となり、チームの顔となった。増額分のうちの500万円は日本記録料。

抜群の成績は球団に有無を言わせなかった。川北球団代表が「記憶にない。」という満点査定。来季の年間予約シートを募集するポスターには、黒木知に代わり採用され、チームの選手会副会長にも就任した。

小林雅
「球団からは完璧に近いと言ってもらえました。4年間で1番いい査定だった。記録というよりも出る場面で、しっかり仕事をしたことを評価してもらいました。今シーズンは満足していません。目標だった優勝ができなかったから。最大の目標は優勝。優勝して日本シリーズで投げることが最大の楽しみ。(今季0.83の)防御率も限りなくゼロに近づけたい。」
川北球団代表
「もう1人、顔ができたことは喜ばしいこと。」

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