ロッテが西武を下し今季2度目の5連勝。ロッテは4回、ショートの2点適時二塁打と渡辺正の適時二塁打で3点を先制。5回にも堀の適時打で1点を追加した。投げては先発・ミンチーが7回を投げ10安打されながらも、要所を締める投球で1失点に抑え12勝目。最後は小林雅が締め26個目のセーブを挙げた。なお、西武先発・張は対ロッテ初黒星で、来日以来の連勝は5でストップ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
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千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 |
ロッテの4番・堀が5回に4点目の中前打を放つなど4打数3安打。連続試合安打は15に伸びた。右ひじ痛のため守備にはつかず指名打者。プロ16年目のベテランは「4番という意識は持たないようにしているが、今は毎日が必死。5回は当てれば何とかなると思った」と語っていた。
ロッテは今季2度目の5連勝で西武戦の連敗を8で止めた。4回に最近10試合で打率.538と大当たりのショートが、2点適時二塁打。5回には堀が15試合連続安打となる中前適時打を放ち「みんなが打っているから毎日、必死なだけだよ」とサラリ。9月に入ってからのチーム打率は.348と驚異的な数字を残して6勝1敗。山本監督は「前の100試合ぐらいは(チーム打率が).250ぐらいできてるんだから、男の意地を見せないといかんだろう」と満足げだった。
今季2度目の5連勝で西武戦の連敗を8で止めた。この日も4番・堀が打線を引っ張った。4回、先頭打者で西武張の137キロ直球を右前に運んだ。4番の安打が口火となり、この回一挙3点を先制した。5回には、1死三塁から適時中前打。8月27日(近鉄)に4番に入っても絶好調。それ以前も含み、この日で15試合連続安打となった。しかも4打席目も二塁打を放ち、猛打賞のオマケ付きだ。
堀4番効果と言える快進撃。打線のつながりが芽生え、チーム打率も大幅にアップした。今月は3割3分2厘と、首位ダイエーの3割打線も顔負けの数字をはじき出している。
ミンチーが粘って12勝目をあげた。毎回の10安打を浴びながら、7回を1失点。低めに集める球で3併殺をマーク。
投手陣の立て直しが急務の巨人が、大出血覚悟で小林宏の獲得に乗り出していることが8日、分かった。
チーム防御率はリーグ5位。中継ぎ陣の崩壊がV逸の最大要因となった巨人が、ロッテの貴重な戦力をターゲットにしていた。現在は先発としてローテーションを守る小林宏だが、今年7月までは守護神・小林雅へとつなぐセットアッパーとしてチームを支えてきた実績を持つ。現在の成績は46試合に登板して7勝10敗、防御率3.51。巨人にとってはノドから手が出るほど魅力的な人材だ。巨人は6月の段階でも小林宏獲得をロッテ側に打診。そのときは不調に終わったが、再び機運は高まっている。球団関係者も「欲しい選手」とラブコールを送る。交換要員として有力視されるのは今季レギュラーをはく奪されている江藤、仁志。貧打解消と手薄な三塁手を補強ポイントに挙げるロッテが、かねて江藤獲得に興味を示していた背景もある。
今やチームの顔的存在になっている小林宏だけに、スンナリ商談成立とはいかないが、弱点解消へ巨人は全力で獲得を目指す。