わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月4日

小林雅、えっ先発!?[ニッカン]

◇気合の6時間始動、ロッテの守護神が「優勝」へフォア・ザ・チーム

守護神、小林雅英投手の目には「優勝」の2文字しか見えていなかった。4日、千葉マリン球場で始動。今季は全ての個人記録へのこだわりを捨て、日本一へ向け、完全にフォア・ザ・チームに徹する考えを明らかにした。

日本代表のストッパーが真顔で話しだした。「もしやれと言われれば先発でもやりますよ。年間通じてローテーションを守ります」。バレンタイン監督も期待する絶対的守護神だけに、実現の可能性はゼロ。それでも口調は本気だった。「抑えとして調整していれば、先発でも対応できる。先発としてつくっていて、抑えと言われると難しいとは思いますけど」。そこにはセーブ数や、タイトルといった個人成績への執着は微塵もなかった。

アテネ五輪への思いも、「選ばれてから考える。ペナントの方が早く始まるし、そっちが優先です」と、現時点では封印。オフに推定2億3000万円で契約更改し、豊田(西武)と並びパ投手トップとなった年俸についても「契約は済んだこと。単独トップになることとかは考えてないです」と関心を示さない。

日本一だけが目標だ。この日は午前10時30分に球場入り。「全ての練習を今まで以上に丁寧に」とランニング、ウェートトレに体を動かしていたら、なんと6時間のロング自主トレとなってしまった。「開幕1軍が目標。135試合ベンチに入りたい」という守護神が、李、アグバヤニ、小宮山と大型補強を行ってきたチームに、優勝への手応えを感じている証拠だった。

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小林雅、ジャパンよりロッテV[報知]

ジャパンの守護神よりも、ロッテの守護神でありたい−。小林雅英投手が4日、千葉マリンで始動。昨年11月のアテネ五輪予選(札幌)でもストッパーとして活躍した右腕は「オリンピックは二の次。選ばれたら考えればいい。まずはチームの優勝を目指したい」と、ひとまずはアテネ五輪を封印、30年ぶりの悲願を誓った。

午前10時半から、ランニングやウエートトレを中心にいきなり5時間を超えるメニューをこなした。「時間をかけてゆっくりとやりました。少しずつ体をつくって、キャンプインの2月1日にブルペンに入りたいですね」変わったことはしない、新球もいらない。今年も150キロ超の直球と高速シュート、スライダーで勝負する。

昨季は日本人最速で通算100セーブを達成。3年連続30セーブもマークして、西武・豊田に並ぶパ・リーグ日本人投手の最高年俸、3億3000万円を手にした小林雅。だが、おごりはない。「昨季の成績は全部リセット。また一から出直すつもりです」アテネ五輪の代表が確実視されているが、球界NO.1守護神の目に浮かぶのは、あくまでもチームメートとのビールかけだ。

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小林雅が始動「五輪は二の次、優勝したい」[サンスポ]

小林雅英投手が4日、千葉マリンスタジアムで自主トレを開始した。30歳を迎える小林雅は自分が生まれた昭和49年以来となるチームの優勝のために個人タイトルはもちろん、いよいよ本番を迎えるアテネ五輪も二の次の構え。悲願のリーグ制覇に向けて、全身全霊を注ぐ覚悟だ。

目を閉じれば、バレンタイン監督の胴上げシーンが浮かぶ。8月のアテネ五輪も自身初のタイトルも視野にない。小林雅はただロッテの、チームのために投げ続ける。「五輪は二の次、とりあえず優勝したい。年が明けた時点で、去年のことは“リセット”しました。(プロ)5年間でひと区切り、6年目はイチからやります。男30にして立つ、ですよ」。

昭和49年5月24日、山梨県大月市で小林雅は産声を上げた。街には森進一の「襟裳岬」が流れ、ロッキード事件、連続企業爆破事件が勃発。球界は長嶋引退で、1つの時代が幕を閉じた。ロッテが日本一に輝いたのは、小林雅が生まれた約5ヶ月後のこと。もちろん母の胸に抱かれ、その光景は記憶の片隅にも残っていないが、あれから30年。自分の年齢の分だけチームが優勝から遠ざかっている。だからこそ人一倍、悲願への思いが募るのだ。

昨季は日本人最速で通算100Sに到達、日本代表としてもアテネ五輪出場に貢献。契約交渉ではリーグ投手最高年俸タイの2億3000万円を手にした。あとはチャンピオンフラッグを本拠地のスコアボードに掲げるだけ。チームもリニューアルを果たし、夢は現実味を帯びている。「135試合ブルペンに入ることが目標。監督から先発をやれと言われれば、2ケタ勝利だって目指します」。なりふり構っていられない。頭の中を真っ白にして、節目のシーズンに臨む。

小林雅の“練習始め”は実に約5時間にも及んだ。午前10時半から球場裏の砂浜をランニング、その後はウエートトレで汗を流した。「1つ1つを丁寧にやったんでね。メニューは軽めです」。今後も千葉マリンでトレーニングを続け、春季キャンプ初日の2月1日でのブルペン入りを目指す。「寒いところで芯から(体が)温まるようにやります」と息を弾ませていた。

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渡辺俊が新庄に要警戒マーク[サンスポ]

渡辺俊が日本ハム・金村と共にイベントに参加。日本ハムに加入した新庄に要警戒マークだ。「(新庄は)どういう球を待っているのか分からない」と意外性のある打撃を指摘。また金村を横目に「ハムは札幌に行くので東京のハムファンをロッテファンにしたい」とファン獲得にも一役買っていた。

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