小宮山悟投手が7日、5年ぶりにさいたま市のロッテ浦和球場で始動し、早くも今季の戦いに目を向けた。メッツ退団後、昨年1年間の浪人生活を経てのロッテ入り。外野を黙々と走り、筋力トレーニングと合わせ約1時間半、汗を流した。「ブランクはあるよ。1日も早く戻るようにしたい。でも焦ってやったら愚の骨頂だから、そこが難しい」と淡々と語ったが、既にシーズンを意識している。
球界屈指の理論派でワイルドカードのあるメジャーを経験しただけに、日本シリーズへの新たな道として今季から導入されるパ・リーグ独自のプレーオフ制度にも着目。「プレーオフはチャンスかも知れない。それに向けて頑張ろうというチームの意欲も感じる。そして今年の戦いが、来年にもつながる」と話した。
さらに起用法についても「先発の方が使い道があるだろうという感覚がある」と、スターターを目指す気持ちも初めて吐露。そのためにも「ブルペンには2月1日に入りたい。今、入れと言われても可能だからね。そのために12月中旬からやってきた」と鹿児島キャンプ初日から、投球練習開始を宣言した。
バレンタイン監督のもとでのプレーに「監督が代わっても頑張る状況に変わりはない。1年のブランクがついて回るが、今年39歳になるし、それが年齢からくるものなのか、ブランクからくるものなのか、判断は難しい」と自己分析した。「目標?数字の設定はしない。周りにブランクのせいだった、とは言わせない」。ベテランが静かに闘志を燃やし、待ちこがれた1年のスタートを切った。
韓国プロ野球で昨季56本塁打の“アジア新記録”を樹立し、ロッテ入りする李承Y内野手は7日、日本のプロ野球での最大の強敵として西武の松坂大輔投手を挙げた。李はソウル市内で行われたスポーツ賞の授賞式で日本の投手陣をビデオなどで研究した結果を報道陣に語り、松坂に対して「完璧な投手だ。直球のスピード、変化球みんな良い」と評価した。
さらに警戒すべき投手としてダイエーの和田と新垣を挙げた。李は「日本の投手はストライクよりはボールで誘う傾向がある。全般的に韓国の投手より優れているが、エース級には大きな差はない」と語った。李は15日から20日までにビザも出る予定で、その後に来日してロッテの練習に合流する予定。
小宮山がさいたま市のロッテ浦和球場で始動。ランニングや筋力トレなどで約1時間半汗を流し、キャンプ初日の2・1ブルペン入りを宣言した。2年ぶりの現役復帰。1年間のブランクを心配する声もあるが「アピールは当然。監督も代わって、みんな競争だから」と強調した。かといって無理はしない。「焦って故障すれば愚の骨頂」。ブランクの影響は自覚している。だから例年より早い12月から体作りを始めた。ケアにも従来より力を注ぐ。「ありとあらゆるものを使うよ」とトレーナーや、掛かりつけの医師らを総動員して故障防止に努める構えだ。[中10日なら1年間完璧に回る自信があるけど無理は言えないよ」と苦笑したが、登板間隔が一定の先発が希望。焦らず飛ばす?ベテラン右腕の挑戦が始まった。
ロッテが米大リーグ・ブレーブスからFA宣言しているマット・フランコ内野手を獲得することが7日、分かった。重光オーナー代行がこの日、新外国人について「バレンタイン監督から、もうすぐ決まるという話を聞きました」と話した。交渉は大詰めを迎えており、近日中に正式契約を結びたい意向だ。
フランコは、映画「バックドラフト」などで有名な米俳優、カート・ラッセルの甥という異色のメジャーリーガー。だが、選手としても内、外野手から投手、捕手まで、遊撃以外の全てのポジションで出場した経験を持つオールラウンドプレーヤーで、96年から2000年まではバレンタイン監督率いるメッツに在籍し、代打の切り札として指揮官の信頼を得ていた。ロッテでは、西武に移籍したフェルナンデスの穴を埋めるべく、三塁手として期待されている。
獲得に成功すれば、アグバヤニ、小宮山に次いで3人目の“バレンタイン門下生”となる。李承Yも加わり、課題だった打線の強化は完成。さらに、助っ人左腕の獲得も推し進めており、30年ぶりのリーグ制覇を目指す「バレンタイン・ロッテ」の戦力補強は、とどまるところを知らない。
1年間のブランクを経て球界復帰した小宮山悟投手が7日、さいたま市のロッテ浦和球場で本格始動した。約2時間のトレーニングを終えた小宮山は「2月1日からブルペンに入る」と宣言。キャンプ初日から積極的にアピールすることを誓った。午後からのランニング、ウエートトレでじっくりと体を動かした小宮山。ブランクと年齢のハンデを跳ね返して目指すものは、先発だ。「ずっと先発でやってきたし、その方が自分の使い道があると思う」キャンプインからブルペンで投げるため、12月中も体を完全には休めなかった。
「今までの実績は関係なくなる。監督が目で見て確かめてくれればいい」と、メッツ時代の指揮官・バレンタイン監督を頼るつもりはない。さらに「壁を乗り越えたい人もいるだろうし、もがいている若い人には手を差し伸べたい」と若手の指南役も買って出た。投手人生で培った全てを古巣に捧げるつもりだ。「1年間のブランクはついて回ると思う。でも、自分のために使えるものは使うつもりだし、成績がどうであれ、ブランクのせいだとは言わせない」今年で39歳になる海千山千のベテランが、固い決意を胸に動き出した。
韓国の56発男・李が、最大のライバルに西武・松坂を挙げた。ソウル市内で行われたスポーツ賞の授賞式で、松坂を「完璧。直球のスピード、変化球みんな良い」と評価。李は2000年シドニー五輪の予選リーグで松坂から2ランを放っているが、当時より成長した右腕を警戒した。
韓国プロ野球で昨季56本塁打の“アジア新記録”を樹立した李承Yが、日本での最大の強敵に西武・松坂を挙げた。聯合ニュースによると、スポーツ賞の授賞式で日本の投手陣をビデオなどで研究した結果を報道陣に語った。松坂を「完璧な投手。直球のスピード、変化球がみんないい」と評価。李は15日から20日にビザも出る予定で、その後に来日する。
2年ぶりに現役復帰した小宮山が本格始動。ランニング、ウエートトレで汗を流し「ブルペンには2月1日から入りますよ。そのために、12月中旬から練習をやっているんです」とキッパリ。38歳右腕はベテラン扱いを拒み「1年間のブランクは言い訳にできない」と背水の覚悟を固めた。