わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月10日

ボビーが加藤先発指名[ニッカン]

左腕、加藤康介投手が10日、バレンタイン監督から先発候補に指名された。「去年は1勝に終わったが、今年はぜひ先発として出てきて欲しい」とエールを送られた。

ロッテは今オフ、駒不足だった先発左腕候補として、メジャー40勝のグレンドン・ラッシュ投手(29=ブルワーズからFA)をリストアップ。監督自ら獲得に乗り出していた。しかし、米球界残留希望の同投手にはヤンキースが興味を示すなど交渉が難航。バレンタイン監督は「既に彼に対する興味はなくなった」と撤退を決めていた。また「うちの投手力には満足している」という考えから「外国人はあと1人、野手を獲得するだけになるだとう」と明言。外国人投手そのものの獲得を見送る可能性を示唆した。

加藤はこの日、ロッテ浦和球場でランニング、キャッチボール、ウエートトレと汗を流した。外国人投手獲得の可能性が消滅したことを聞くと「頑張らなくちゃいけないですね。最低2ケタは勝ちたい」と、左のエースとして自覚を見せた。ロッテの優勝には、昨年1勝5敗、防御率8.03に終わった加藤の復活が必要不可欠となった。

◇来日は今月下旬

バレンタイン監督の来日が、1月下旬のキャンプ直前になりそうだ。そのため15日の監督会議は、西村ヘッドコーチが代わりに出席する。キャンプ1、2軍の人選などを含む今後の予定については、数日中に監督と西村コーチが電話会談する。同コーチは「いつでも連絡は取れますし、キャンプも問題ないですよ」と話していた。

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黒木連日の熱投[ニッカン]

右肩痛からの復活を目指す黒木が2日連続でブルペン入りした。前日9日は82球。この日は「下半身に疲れが出たので途中でやめました。肩に負担のかかる投げ方になってしまいますから」と言いながらも、捕手を座らせて50球を投げ込んだ。昨年12月中も連投を行ってはいたが、依然として好コンディションを維持している。

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内、風邪ひいて入寮即帰宅[ニッカン]

ドラフト1巡目指名の内竜也投手が新人合同自主トレ初日の練習を欠席した。元旦から風邪をひき、9日にはマスク姿で入寮。しかし体調が戻らないため、チームと相談し、9日夜に川崎市の自宅に戻った。大谷トレーニングコーチは「まだこれから伸びる素材。最初から無理させなくてもいいですから。ゆっくり育てますよ」と説明した。なお、高卒新人は5人全員、キャンプ2軍スタートが濃厚となった。

◇田中「早く1軍」

高校生が多い新人6人の中で唯一の大卒となる田中雅彦捕手(22=近大)が、キャンプ1軍スタートを希望した。PL学園の先輩、巨人桑田にならい「自分の世界を持てるように」と、好きな音楽の詰まったステレオ持参で入寮。「目標はキャンプで1軍。早く1軍の雰囲気に慣れたい」と話していた。

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ロッテ、フランコ内野手と契約寸前[ニッカン]

ロッテの外国人は、投手のミンチー、野手の李、アグバヤニがすでに決定。昨年暮れに交渉が大詰めとなっていたマット・フランコ内野手(34=ブレーブスからFA)は「ほとんど契約寸前」(バレンタイン監督)という状態で、投手1人、野手3人になりそうだ。投手では獲得断念したラッシュの他に、右腕ウェンデル(フィリーズからFA)にもオファー。だが同投手が米球界残留を希望していたため、昨オフの早い時期に交渉は決裂していた。

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1巡目の内、風邪で自主トレ欠席[サンスポ]

ロッテの新人合同自主トレが10日、ロッテ浦和球場で始まった。年明けからの風邪をこじらせたドラフト1巡目の内竜也投手(18=川崎工)を除く5人が初練習に臨んだ。この日は午前10時から約5時間の練習。4巡目の田中雅(近大)は「時間が長いですね」と率直な感想。それでも「1軍キャンプスタートを目指したい」と意欲十分だった。視察に訪れた西村ヘッドコーチは「1日見ただけじゃ、分からないよ」と言いながらも、頼もしげに見つめていた。

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D1巡目・内が風邪で自宅へ強制送還[サンスポ]

ロッテの新人合同自主トレが10日、さいたま市のロッテ浦和球場で始まった。しかし、ドラフト1巡目・内竜也投手の姿だけはなし。前日9日に入寮したが、風邪のためにリタイアし、自宅へ強制送還されたのだ。

ロッテの新人合同自主トレが、さいたま市のロッテ浦和球場で始まった。ピーンと空気が張り詰める。緊張の面持ちで新人が集う中、肝心の「ドライチ君」が見当たらない。そう、川崎工高から入団した内だ。いきなりの“試練”だった。内は元旦に風邪をひき、一時は熱が38度に上がった。2日から5日までは両親の故郷・徳之島へ帰省したが、温暖の地でも体調はいっこうに良くはならなかった。

「風邪じゃ、しようがないね。『しっかりしろ』と言っておいたよ」。視察に訪れた川北球団代表も、ただ苦笑いを浮かべるしかない。前日9日には病院で点滴治療を受け、マスク姿で入寮した。「練習に出たいという気持ちはあるんですけど…」とかすれた声で練習参加への意欲を見せていた。だが、球団関係者の判断で夜のうちに自宅へUターン。完全に治るまでの自宅静養が決まった。「高校時代の練習量が少なかったみたいだし、じっくりやろうと思っていたからね。初めは別メニューになるかもしれません。まあ、2月1日に風邪をひくよりはいいでしょう。前向きに見てあげてくださいよ」。大谷トレーニングコーチは温かく見守る構え。厄除けで有名な川崎大師の近くで育った黄金右腕が、まずは実家で“ツキ”を取り戻す。

内竜也(うち・たつや)
昭和60年7月13日、神奈川県生まれ、18歳。川崎工高から平成16年ドラフト1巡目でロッテ入団。甲子園出場なし。3年夏は県大会ベスト8。神奈川県の県立高からは初の1巡目(1位)指名だった。1メートル82、71キロ。右投げ右打ち。背番号21。契約金8000万円、年俸700万円。

◇D4巡目・田中雅「まずはキャンプ1軍」

D4巡目の田中雅はこの日の合同自主トレでランニング、ウエートトレで目立った動きをアピールした。今年の新人では唯一の大卒で「高校生はキャンプで2軍スタートになるでしょう。ただ田中だけは分かりません」と西村ヘッドコーチ。田中も「まずはキャンプ1軍、そして開幕を目指します」と誓った。

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内はいきなりリタイア[報知]

ドラフト1巡目ルーキー・内竜也投手が10日、さいたま市のロッテ浦和球場で始まった新人合同自主トレを風邪のため欠席。いきなりのリタイアとなった。

主役になるはずの右腕の姿がグラウンドになかった。内は年明けに風邪で体調を崩し、前日9日にもマスクをつけて入寮。点滴治療も受けたが、回復しなかったため川崎市内の自宅へ“強制送還”され、この日から数日間の自宅静養が決まった。期待の新人を一目見ようと、1、2軍の首脳陣、スカウト陣が視察したが、肩すかしを食らった格好。西村ヘッドコーチは「高校生の投手に関しては、ファームからのスタートになるのでは。内もこれからだし、焦る必要もない」と話し、ペナルティーなどは科さない方針。体調が戻り次第、合同自主トレに合流する。

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ロッテ「チーム・スンヨプ」結成[スポニチ]

ロッテが李承Y内野手の加入で、大挙来日が予想される韓国報道陣に特別態勢で対応することが10日分かった。李の代理人・金基柱氏に自主トレと鹿児島キャンプ中の“臨時広報”を要請。近日中に決定する通訳には専属広報として公私にわたって李をサポートさせる。

年間56本塁打の“アジア記録”を持つ韓国の英雄。李と共に来日する報道陣は50人に上るとみられ、開幕前からフィーバー必至の状況だ。球団では過熱取材で日本の報道陣や選手との間で混乱が生じかねない事態を考慮。元力士で日本語が堪能な金氏に期間限定でチーム帯同を要請した。川北球団代表は「通訳に広報の仕事もしてもらいますが、1人では無理」と“チーム・スンヨプ”で日韓の報道陣双方へスムーズな対応を心掛ける。

バレンタイン監督や小宮山の復帰、復活を目指す黒木の存在もあって例年より注目度は増している。イメージアップを図る川北代表は「相乗効果に期待しています」という。その象徴的な存在の李の来日は20日前後。同時に“チーム・スンヨプ”も動き出す。

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