わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月11日

五輪期間中は小林雅実家集合[ニッカン]

◇地元応援団がテレビ観戦計画

小林雅英投手の山梨・大月市にある実家が「パブリックビューイング会場」と化す。同投手は11日、山梨・上野原町立桂川球場で行われた野球教室に参加。約70人の少年達1人1人を相手に、手とり足とり丁寧な指導を行った。

そんな熱意に応えるため、私設応援団事務局員の天野裕典さん(29=郵便局勤務)ら有志が、今年も強力バックアップを約束。「もしアテネ五輪に出るのなら、彼の実家に集まって応援したい。シーズン中も多い時は20人くらいは来るんですが、五輪なら30〜50人以上になってしまうかも」と、母千枝子さんと共に、テレビの前で声援を送る意欲を見せた。

応援団では昨シーズン同様、千葉マリン観戦ツアーを企画している。数回に分けて計500人ほどの市民を球場に送り込む計画だ。だがアテネ五輪は話が別。「現地まで行くのはちょっと難しいですから。ホールなどを借りるより、彼の実家があります」と、小林家への集合を呼びかけた。天野さんの勤める真木郵便局のお知らせボードや、町の回覧板で参加を募ることになりそうだ。

巨人では甲府市出身の堀内監督が誕生。それだけに同じ山梨県出身として小林雅も負けられない。天野さんは「話題が向こうにいっちゃってますから。もっと現役選手にも目を向けてもらわないと困ります」と打倒堀内監督?を宣言。小林雅は「2月28日のオープン戦初戦(鹿児島)で挨拶します」と謙虚だが、試合では剛腕を披露する。オープン戦から好スタートを切れば「現時点では頭にない」という五輪も、当然視野に入ってくるはずだ。

山梨県大月市
県東部に位置、市域の86%を森林が占める自然豊かな街。江戸時代に甲州街道沿いの宿場町として発展。かつては養蚕・甲斐絹の特産地。大月駅は交付・富士五湖方面への起点となっている。人口約3万人。出身者には小林雅のほかに長谷川テル、山本周五郎(作家)、白籏史朗(写真家)、林家正雀、三遊亭小遊三(落語家)らがいる。

◇37歳まで現役約束

小林雅が少なくとも37歳までの現役続行を約束した。この日の少年野球教室について「少年達の言葉遣いとか懐かしかったし、楽しかった」と振り返り、さらに「今回が3回目。10回くらいまで現役中にやりたい」と明言した。今年で30歳。残る7年間のパ・リーグ最高のストッパーとして君臨し続ける決意を見せていた。

◇助っ人野3投1

バレンタイン監督が今季の外国人野手について「野手3・投手1」の体制で臨む可能性を強調した。既に投手のミンチー、野手の李、アグバヤニが決定。昨年暮れに交渉が大詰めとなっていたマット・フランコ内野手(34=ブレーブスからFA)も「ほとんど契約寸前だ」という。「仮にもう1人投手を取ったとしても、マイナーリーグから」と、現時点での補強に満足していることを示唆した。

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山梨といえば堀内監督!?いや小林雅です[報知]

小林雅英投手の出身地、山梨・大月市の個人後援会「小林雅英応援団」が、守護神のさらなる知名度アップへ動き出すことになった。甲府出身の巨人・堀内新監督の誕生でクローズアップされつつある山梨だが、異論を唱えたのが小林雅の子供の頃からの親友で後援会スタッフの1人、天野裕典さんだ。「堀内監督が話題になっていますが、現役の小林が話題になって欲しい。1人でも多く大月の人に球場へ行って欲しい」と、千葉マリンへの応援ツアーを計画している。昨年もバス2台を連ねて100人以上が観戦したが、今年はその回数を4〜5回増やそうという計画だ。

11日、山梨・上野原町で行われた野球教室で講師役を務めた小林雅。応援ツアーに「(千葉は)あまり近い所でないし、気にかけてくれる程度でいいです」。それでも、最速100セーブ守護神には、地元の応援団は力強い味方になる。

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小林雅が故郷で野球教室[サンスポ]

小林雅英投手が11日、山梨県都留市の桂川野球場で小、中学生70人を相手に野球教室を開いた。アテネ五輪出場も決定的な守護神には、地元の“野球伝道師”として期待が高まっている。

オラが街の“ヒーロー”に憧れの視線が集まった。3度目を迎えた野球教室。雲1つない青空の下、1人1人にアドバイスを送った。「地元だし、できるだけ協力したいと思っています」。地域の野球人気が低迷する中、小林雅は熱い思いを語った。そんな本人以上に熱い思いを抱くのが、幼なじみを中心に結成する後援組織「小林雅英応援団」だ。現役唯一の大月市出身選手をアピールすべく、日々活動している。同市内の真木郵便局に勤める天野裕典氏は、局内に「情報コーナー」を設置。新聞や雑誌の切り抜きで小林雅の活躍ぶりを伝え、サインボールも展示している。昨年は千葉マリンへの観戦ツアーを募り、地元から100人が参加した。今年は600人に増員する計画だ。

「野球を知らないおじいちゃん、おばあちゃんでも、会えば、拝むぐらいの存在になって欲しいですよね」と天野さん。まさに“野球伝道師”。まずは、今年8月のアテネ五輪がアピールの場だ。現在、地元からの五輪選手候補も小林雅ひとり。出場が決まれば、応援団では横断幕、ポスターなどを製作する。「以前は野球が盛んな地域だったんです。でも、最近は野球をやる人が少なくなっているみたいで(人気復活の)きっかけになれば」と、小林雅は口元を締めた。

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