わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月15日

李ら外国人選手特別扱いはなし[ニッカン]

ロッテの鹿児島キャンプが、極めてシビアなサバイバルレースになる。この日、パ・リーグ監督会議に参加した西村徳文ヘッドコーチが「李承Y内野手ら助っ人に対しても、他のナインと同じ練習を課すことになると思います。前回、バレンタイン監督が指揮を執った時(95年)もそういう感じで厳しかったですから」と明言。ケガなどの理由がない限り、独自の調整は認めない方針を明らかにした。

ポジションについても、あくまで競争原理を導入する。「競争してスタメンを勝ち取った選手の方が強いですから」(西村ヘッド)と、定位置争いを奨励。外国人選手にも、最初からレギュラーを与えないことを宣言した。20日前後にキャンプの1、2軍振り分けが発表されるが、今年は例年より多めの40〜45人が1軍に参加予定。そこからバレンタイン監督がじっくりと吟味し、勝てる集団を作り上げていく。

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内やっと入寮[ニッカン]

風邪のために自宅療養していたドラフト1巡目の内竜也投手(18=川崎工)が17日、再入寮する。本人と大谷トレーニングコーチらが話し合って決めた。翌18日から自主トレを開始するが「マイペースでやりたい」と出遅れた焦りはない。

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ロッテメジャー式弱肉強食キャンプ[報知]

ロッテがメジャー式キャンプでパ・リーグの台風の目になる。ボビー・バレンタイン監督が、2月1日から鹿児島・鴨池球場で行われる春季キャンプで「サバイバル方式」の導入を決定。休養日の不定期設定、助っ人、ベテラン選手の特別扱いなし、などの方針で戦闘集団化を図る。着実な補強で戦力を増強するロッテ。バレンタイン監督が次に着手したのが、戦う集団への変貌だ。これまでは、キャンプのメンバーに30から40人を選考していたが「若手中心に多くの選手を見たい」と監督が要望。例年よりも多くの選手を1軍スタートさせる。

ここからが、メジャー式の導入だ。米球界でも経験豊富なバレンタイン監督。その実績を生かしての「サバイバル方式」を取り入れる。「最後まで最初の人数でいくことはないでしょう」と国際電話で会談した西村ヘッドコーチ。振り落としでレギュラーを絞る。弱肉強食の「サバイバル」プランに拍車をかけるのは、休養日の不特定制。「最初の2日ぐらいは決めます。後は様子を見て決めることになる」と西村コーチ。練習時間を短縮する代わりに6、7日間連続練習など、メジャー流の強行日程の可能性もあるようだ。

もちろん「サバイバル」方式に、特別扱いはなし。韓国の56発男・李承Y、元メッツでメジャーリーガーのベニー・アグバヤニも通常メニューでスタートさせる。「けがなど特別な理由がない限りは普通にやらせる」と西村コーチは説明した。

大砲助っ人の加入、小宮山の復活など、次々と「動き」を見せるバレンタイン監督。重光オーナーからも「全権委任」でのチーム再建を託されているだけに、ロッテの変革には本気だ。「04年はもっと勝つでしょう」との就任会見での言葉にウソはない。ダイエーの連覇包囲網が強まるパ・リーグ。9年ぶりのAクラス、そして優勝争いに加わることを狙っている。

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キャンプキャンプは“脱落系メジャー式”[デイリー]

ロッテが、メジャー式の“サバイバル・キャンプ”を導入する。15日、都内で行われた監督代表者会議にバレンタイン監督の代理として出席した西村徳文ヘッドコーチが春季キャンプの方針を説明。最初は例年より多くの選手を1軍に置くが、そこから選手を振り落としていく。

連日にわたる指揮官との国際電話で、キャンプの概要が出来上がった。西村ヘッドは「例年より多く鹿児島(1軍)に連れて行きます。で、そこからどんどん減らしていくことになりますね」と説明。バレンタイン監督が実績に関係なく実力を見極め、力のないもの、調整不足の選手は2軍へ“強制送還”される。容赦のなさもメジャー流だ。例年ならキャンプは4勤1休だが、「初めは6勤もあるかもしれません」と過酷日程を検討している。昨年までとは違った、厳しいものになりそうだ。

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