わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月19日

ロッテ走ります[ニッカン]

ロッテのボビー・バレンタイン監督がエキサイティングな「走る野球」を徹底する。西村徳文ヘッドコーチが19日、ロッテ浦和球場での自主トレを視察。「今年はどんな選手でも盗塁を狙う姿勢が求められるでしょう」と、1番から9番まで全員が走る「バレンタイン野球」を浸透させる考えを明かした。

機動力野球構想には、足を期待されていないベテランも含まれる。今季三塁の定位置を狙う初芝も例外ではない。プロ16年目の初芝は、プロ通算11盗塁しか記録していない。年間で最も走った年ですら2盗塁が最高だ。それでも「彼が走る姿勢を見せるだけで、これまでノーマークだった投手も走者に神経がいく。100%打者に集中できなくなるんです」と西村ヘッドは説明する。

バレンタイン監督が前回、指揮を執った95年も、走塁練習には人一倍熱心だった。今季は初芝以外にも、新外国人の李や、昨年2盗塁の福浦ら、足より長打力を期待される選手も多い。しかしどんな打者であれ、塁上でも投手にプレッシャーをかけ活路を見いだしていけば、勝利は近づいてくる。

◇アグバヤニ→ベニー

新外国人選手、ベニー・アグバヤニ外野手の登録名が「ベニー」に決定した。その長打力から「ハワイアン・パンチ」の異名を取る同外野手は、メッツ時代の新庄(日本ハム)のチームメートとして知られる。しかし、さらなる知名度アップのため、本人が分かりやすいベニーでの登録を望んだという。また、ドラフト7巡目で投手として指名された藤井宏海(福井高)は内野手で登録されることになった。

◇李、25日再来日へ

ロッテに入団した韓国の本塁打王、李承Y内野手が25日に再来日する。19日、韓国の通信社、聯合ニュースが伝えた。同選手は昨年12月のロッテ入り決定後、韓国で自主トレーニングを積んでいた。

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韓国選手キャンプ参加[ニッカン]

ロッテが、25日に来日する李承Y内野手のホームシック対策に乗り出す。提携関係にある韓国のロッテ・ジャイアンツは19日、林Q玩(リム・キョンワン)、金輝坤(キム・フィコン)両投手が、鹿児島キャンプに参加することを発表した。

日本プロ野球の技術を学ぶのはもちろん、李のよき話し相手になり、少しでもホームシックを和らげるのが狙いのようだ。韓国ロッテの選手が鹿児島キャンプに参加するのは98年以来。西村ヘッドコーチも「うちは打線が問題。やっぱり李次第じゃないですか。彼が打てば周りにも波及しますから。目標30本と言っているらしいけど、それをクリアできれば上出来」と話すように、活躍へ期待を込めた環境づくりとなった。

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李承Yは25日に来日[デイリー]

ロッテに入団した韓国の本塁打王、李承Y内野手が25日に再来日すると韓国の通信社、聯合ニュースが19日伝えた。同選手は昨年12月のロッテ入り決定後、韓国で自主トレーニングを積んでいた。

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李観戦ツアー「会えません」[スポニチ]

ノーモア“冬ソナ”騒動!李承Y内野手が徹底ガードされることが、19日に分かった。韓国で公式戦の観戦ツアーが企画される中、代理人の金基柱氏が、トラブルを避けるため本人との面会や食事会を認めない方針を固めた。

「野球に専念できる環境をつくりたい」と金氏。韓国の国民的英雄をめぐっては、既に日韓複数の旅行代理店が観戦ツアーを企画中だ。10件以上の問い合わせを受けた球団も、割引料金設定など検討を開始。韓国では、李と親交がある芸能人がチャーター便使用のツアーを予約したという報道もある。

そんな状況で懸念されるのが、韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」をめぐる騒動の再現だ。韓国の旅行代理店が主演女優チェ・ジウとの「対面」を目玉に、約200人の日本人ファンを渡韓させたが、チェ側との事前調整がなくファンは会えないまま帰国。JTBなどが旅費返還を決めるなど、社会問題化した。かつて中日に在籍した宣銅烈が、観戦ツアーの食事会で疲労を増幅させたという例もある。金氏は「サービスも大事ですが、ツアー募集で“李とは会えない”と書いてもらわないと」と訴えた。

李は現在、古巣の韓国サムスンで自主トレ中。25日の来日に備えてハイペースで調整を進めているが、観戦ツアーの成功も日本での活躍があってこそ。“冬ソナ”を上回るフィーバーを巻き起こせるか、注目が集まる。

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千葉マリン“韓国化計画”!?李入団で大改革[サンスポ]

ロッテが李承Y内野手の入団に伴い、千葉マリンスタジアムを韓国仕様とするプランがあることが19日、分かった。韓国のスタイルを採り入れ、内野席での鳴り物、横断幕を一部解禁。チケット割引、ハングルの案内板などを設置する。

トランペットに太鼓の爆音、迫力満点の大声援。韓国式の応援が56発男の李と共に、千葉マリンに上陸だ。「韓国では内野席でホームチームを応援するのが普通だそうです。今は外野以外での鳴り物と横断幕を禁止していますが、規制緩和しようと話し合っています」。球団営業担当者は現地のプロ野球事情をリサーチ済み。内野席での鳴り物応援一部解禁へ、既に交渉を進めている。

さらに営業部では韓国のツアー客を対象に入場券の値引きを検討。「韓国からのツアーの方は物価分くらいは安くしたいですね」との方針。案内板にもハングル語で説明を加える予定。今月25日に迫った李の来日に向け、対応も急ピッチだ。「我々も韓国語を勉強しているんです」と営業担当者。アジアの大砲の入団が、日韓親善のかけ橋となる。

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李ツアーは“観戦だけ”[報知]

「冬のソナタ」はご勘弁!ロッテに加入する韓国の56発男・李承Y内野手の観戦ツアーに、同選手の代理人・金基柱氏が“牽制球”を投げた。同氏は19日、オファーが続出している李の観戦ツアーについて「李が野球に集中できる環境をつくってあげたい」と話し、李との食事会などオプション企画の自粛を要請する考えを明かした。

韓国の人気ドラマ「冬のソナタ」の主演女優、チェ・ジウに会えるとうたったツアーが、韓国の旅行社の不手際で会えなかったというトラブルが発生したばかりだが、金氏は李への負担が心配。「中日の宣のときもツアーが韓国から来て、食事会が開かれたが、シーズン中で本人にすごい負担だった。それに、李は気を使うタイプ」と、ツアー客と絡むプランを避け、海外初挑戦となる56発男の環境を優先したい考えだ。

もちろん、純粋な観戦ツアーなら球団は大歓迎。既に国内、韓国合わせて10件以上の問い合わせがあった。「現在は情報を収集中。雨天中止の場合など問題はありますが、是非千葉マリンの観戦ツアーに来てもらいたい」と球団関係者。注目の李は25日に再来日するが、周囲では早くも盛り上がりを見せている。

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