22日、鹿児島キャンプのメンバーを発表した。自主トレ中に右足を痛めた舩木、野手では100%の状態に戻っていない大塚、澤井、喜多らが2軍スタート。
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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藤田 浅間 小宮山 清水直 田中良 薮田 加藤 小野 小林雅 渡辺俊 川井 小林宏 ミンチー 山崎健 高木 黒木 谷 戸部 |
里崎 清水将 橋本 |
小坂 フランコ 堀 初芝 西岡 福浦 今江 浜名 李承Y 渡辺正 原井 ユウゴー 早坂 |
諸積 サブロー 波留 立川 垣内 井上純 ベニー 於保 佐藤 |
まさしく磨けば光る原石を見つけた。ロッテのドラフト1巡目ルーキー内竜也投手(18=川崎工)が22日、「未完の大器」ぶりを証明した。ほかの高卒新人4人と共に体力測定に参加。そこではじき出された計測値はある意味、周囲をア然とさせるものだった。
明らかな体力不足。利き腕の右で50.6キロの握力は、高校球児なら平均レベル。細身の体で持ち上げた背筋計の針は、119.5キロで動かなくなった。プロの最低レベルとされる170キロに遠く及ばず、新人5人の中で最下位。身長183センチで体重68キロはウエート不足。足の強度測定でも芳しい結果を残せず、ドラ1の面目はどこにもない。
ところが、専門家は驚いた。測定を見守った白坂コンディショニング担当は「この体力で40キロのストレートを投げることが不思議。鍛えたらどこまで伸びるか分かりません。逆に楽しみです」と妙に感心した。これまでフィジカル面を鍛える練習といえばランニングくらいで、それも週1回5キロを走る程度。背筋計を握ったのが今回初めてなら、ウエート機器もほとんど触ったことはない。
内は中学からフォームを変えていない。才能だけで野球をやってきた。無名公立校を激戦神奈川のベスト8まで導き「自分でもビックリ」と3年間で球速は20キロアップの最速140キロまで到達した。無限に広がる「伸びしろ」に12球団のスカウトは皆魅了された。内は、測定結果に落ち込む様子はなく「体力がないのは分かっていたこと」と、体ができるまで本格的なブルペン入りを封印する覚悟もできている。風邪で2週間近くダウンし、体力測定も散々と、プロは“赤点”スタート。それでも「体重を10キロ増やして150キロのボールを投げる」と合格までの青写真は、しっかり描かれている。
ドラフト4巡目・田中雅彦捕手が疲労性腰痛を訴えて、千葉マリンスタジアムで行われた体力測定に参加せず静養に努めた。
ロッテ重光昭夫オーナー代行は22日、球団社長に就任する濱本英輔ロッテグループ副社長に営業部門のテコ入れを期待した。「アイデアを持っている方。シーズンシート、当日券の売り上げなど、営業面での拡販をお願いしたい」。濱本氏は国税庁長官まで上り詰めた元キャリア。同じ大蔵官僚だった根来新コミッショナーとも面識がある。経験と広い人脈を駆使し、フロント改革にも手腕を発揮しそうだ。
ロッテのドラフト1巡目右腕・内竜也投手に「太れ指令」が下った。今季の高卒新人5選手が22日、千葉マリンで体力測定を行い、内は体力不足を指摘された。体重も182センチに対して68キロと少なく体重のアップが今季の最重要課題となった。
内の背筋力は、この日測った5選手平均の141.8キロを大きく下回る119.5キロ。握力も右50.6キロ、左42.7キロと平凡。体脂肪率9.2%は、投手としては少なすぎる。白坂コンディショニング担当は「一回りと言わず、三回りぐらい大きくなって欲しい」と、最低でも体重5キロアップの73キロ以上要求した。
だが、この非力さが逆に内の素質を際立たせることにもなった。「それでも145キロの球を投げられるところが凄い。筋肉の使い方が非常に合理的なのでしょう」と白坂氏。トレーニング次第では「150キロはいく」と予測した。内も「もっと体を大きくしたい。元々体力もないし、ご飯をしっかり食べる」と決意。決して名門とはいえない川崎工では、練習時間は1日2、3時間。月曜日は休みだった。キャンプは2軍スタートが決まったが、恵まれた環境でのトレーニングで、じっくり原石を磨く。
新人の体力測定でD1巡目・内(川崎工高)が筋力不足を露呈。背筋力で119.5キロを記録したが、プロの最低ラインが170キロだけに「高校でもあまり、ウエート練習をやってないんで…。体力がないんです」と頭をかいた。MAX145キロの黄金右腕に、白坂コンディショニング担当は「この筋力で速球が投げられるのだから、それだけ伸びる要素がある」と逆に驚いていた。
ロッテは鹿児島春季キャンプの1軍メンバーを発表。巨人からテスト入団した谷浩弥投手、昨季のイースタン盗塁王・早坂圭介外野手ら43人が1軍入り。なお、新人6選手は全て2軍スタート。
ドラフト1巡目の内竜也投手(18=川崎工)らロッテの新人6人は、全員2軍スタートとなった。22日、ロッテがキャンプの1、2軍メンバー振り分けを発表した。バレンタイン新監督の要望で、例年より多めの43人が1軍スタートとなった。若手では昨季イースタン・リーグでトップの22盗塁をマークした2年目の早坂圭介内野手(19)が1軍に抜擢された。