わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月23日

黒木「雄叫び」間近[ニッカン]

開幕さながらの闘志が漲っていた。黒木知宏投手が23日、ロッテ浦和球場のブルペンで今年初めて、打者を立たせての投球練習を行った。タイミングを計ろうと打席に入った堀、今江を威圧するように、変化球を交えて、126球を投げ込んだ。

前日22日も128球。2日で250球超の気合のピッチングだ。「昨日100球を超えてから良くなった。今日も感覚を持続しているか、打者を立たせて確かめたかったんです」。気持ちが乗ってくるにつれ、ボールを離す瞬間に声がもれた。「今日のはまだ吐息ですよ」と周囲を笑わせたが、黒木独特の雄叫びも復活間近だった。若手は、そんな黒木を踏み台にして、のし上がろうとしている。3年目で初めて1軍キャンプスタートとなる今江は、打倒ジョニーを宣言。この日も「球が速いですよ。この時期で140キロ近くは出てたんじゃないですか」と舌を巻きながら「黒木さんを打てばアピールできますから。今年のキャンプで打つために、打席に立ったんです」と不敵に笑った。

だが、黒木も、自分が目標とされるのは十分承知している。「それじゃあ、バットの2、3本も折ってやらないといけないですね」と、鹿児島でのサバイバルキャンプに意欲を見せていた。

黒木
「投げれば投げるほど良くなっているんですよ。バッターが立つと気合が入る。実戦感覚も出てくるしね。昨日100球を越えたところで良くなってきた。今日はそれが持続しているか確認したかった。大丈夫、良かった。順調ですよ。」
今江
「ルーキーの時は最後にちょこっとでしたからね。最初から1軍にいられるのは嬉しいですね。チャンスだと思っている。しっかりアピールしていかないといけないですね。(黒木のピッチングの打席に立って)ボールを見させてもらいました。キャンプで黒木さんのボールを打ちたいですからね。黒木さんから打てば、いいアピールになるでしょう(笑)。」

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今年も幼稚園回ります[ニッカン]

ロッテの球団マスコット「マーくん」「リーンちゃん」「ズーちゃん」の幼稚園訪問が、今年も行われる。マーくんら3人(カモメがモチーフなので3羽?)は例年、年間60ヶ所の幼稚園、保育園、養護施設などを無償で回り、約2万人の子供達と接している。それが今オフは人件費の見直しなどのため、継続するかどうか球団内で話し合われていた。

しかし18日、ロッテと共同で幼稚園訪問を企画、運営している(株)千葉マリンスタジアム宛に、訪問継続を願う手紙が届いた。千葉・柏市の幼稚園児の父母らを中心に、何と約1700通の署名が寄せられたのだ。これを受けたロッテ手塚運営部長は「幼稚園児が小学生になってもロッテを応援してくれる。そういうのが本当の地域密着だと思いますから。今年もやる方向で話し合っています」と継続を明言した。

ロッテでは営業面での向上を期待され濱本新球団社長が就任したばかり。これまでも「未来のファン」獲得で成果を挙げてきた幼稚園訪問は、当然継続される見込みだ。

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ロッテのマーくん今年も来て〜[報知]

マーくん、今年も来て!千葉マリンスタジアムに、千葉・柏市内の幼稚園の父母会などから、ロッテのマスコットの来園を求める1700通の署名が届いていたことが23日、分かった。予想以上の反響を受け、ロッテは活動を続ける方向で検討している。

ロッテのマスコット「マーくん、リーンちゃん、ズーちゃん」が千葉近辺の幼稚園を巡る企画は、7年前からオフを中心に年間60件をこなし、接する児童は2万人にものぼった。だが、今年は「営業を見直そうということで検討段階だった」(球団関係者)と間隔があいていた。

そのさなかの嘆願書。手塚運営部長は「底辺層のファン拡大が目的だし、これからもよりよい形でやっていきたい」と前向きだ。21日に浜本球団社長の就任が発表され、6年ぶりに社長を置くロッテ。30年ぶりの優勝を目指すチームと共に、フロントも前進を続ける。

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