わたしはかもめ2004年鴎の便り(1月)

便

1月28日

一塁手ライバルが共闘[ニッカン]

◇福浦−握手−李

李承Y、福浦和也両内野手が28日、強力タッグを結成した。守備で一塁を争うライバル関係にある2人は、自主トレ中の千葉マリン球場のセンター付近で初対面。ガッチリ握手を交わし「お互い、ロッテのために頑張ろう」と共闘を呼びかけた。

福浦が「体格も良くて手もごつかった。いい打者だなという感じがした」といえば、李も「これからも一緒にチームのためにやっていきたい」。福浦はバットを01年首位打者時のものに戻し3番打者として打率、出塁率にこだわる。一方の李はグリップが細く、遠心力でボールを飛ばすバットを採用し4番として、走者を還す打撃を心掛ける。お互いを認め合う姿勢は、こんな今季に臨む準備からもうかがえる。3年連続3割ながら年平均68得点の福浦は「僕が出て彼が還すことができれば」と早くも得点パターンを思い描く。パソコン持参で来日した李の、自らのホームページには「打点・本塁打=李」「安打・得点=福浦」のハングルが躍るはずだ。

◇フランコ&ベニー

ロッテの新外国人、マット・フランコ内野手とベニー・アグバヤニ外野手(登録名ベニー)が28日、成田着の航空機でそれぞれ来日した。目標は3割というフランコは、俳優カート・ラッセルの甥としても有名。「叔父には日本での活躍を期待していると激励された。映画バックフドラフトのテーマで入場?それもいいかもね」。ベニーは「最初の年なので力を示す必要があると思う。李選手と魅力ある打線を組みたい」とクリーンアップの一角として持ち前の長打力でアピールする意欲を示した。

ページトップ

堀、右ヒジの強化に取り組みながら17年目に

昨シーズン、右ヒジを痛めながらもホームラン、打点など自己最多の数字を残した堀。全打順でスタメンに名前を連ね、シーズン終盤は4番として好調なチームを引っ張った。オフにはその右ヒジにメスを入れる可能性もあったが回避。強化しながらオフを過ごした。

「右ヒジは、痛みを全くゼロに出来るだけではないから、上手く付き合っていくしかないよ。現状はボチボチだね。とにかく、自分を変えないで、自分のできることをしっかりやることしか考えていないよ。95年は、若かったからね、無我夢中だった。あの時と違った自分がアピールできると思う。打順?何番でもいい。自分のバッティングを打順によって変える訳ではないから。でも、4番だけはもういい。周りからヤンヤ言われるから(笑)。」

ページトップ

フランコ、テーマ曲決めた[報知]

ロッテの新外国人で、米ハリウッド俳優、カート・ラッセルを叔父に持つマット・フランコ内野手が28日、成田空港着の日航機で来日。「叔父には日本で活躍することを期待していると言われてきた」と話し、ラッセルの代表作映画「バックドラフト」のテーマ曲でホームゲームの打席に入ることを快諾した。

フジテレビ系で放送されていた「料理の鉄人」でも有名だった同曲。あごひげを蓄え、叔父譲りの精悍な顔つきで現れたフランコは「それを使うことも考えている。ほかにもいい曲があったら教えてくれ」とショーマンシップ旺盛な一面をのぞかせた。

話題だけでなく、プレーでの期待も大きい。メジャー時代は内外野あらゆる守備位置を経験しており、メッツ時代の指揮官でもあるバレンタイン監督からは「色々な守備位置をやってもらう」と言われている。手薄な三塁を中心に、チーム事情によっては、それ以外のポジションでの出場もありそうだ。「昨年まで一緒にプレーした(元ロッテの)フリオ・フランコ以上の成績(95、98年の2年通算で打率2割8分9厘、28本塁打、135打点)は残したい。目標は3割だ」とフランコ。おなじみのテーマ曲を“フランコのテーマ”として定着させるつもりだ。

ページトップ

フランコの目標は“先代”フランコ[サンスポ]

ロッテ期待の新外国人選手、マット・フランコ内野手とベニー・アグバヤニ外野手が28日、成田着の日航機で来日した。フランコは同じラストネームで、元ロッテのフリオ・フランコを目標に掲げた。写真で見るイメージとき明らかに違う。笑みを絶やさない紳士の風貌で、1つ1つの質問に丁寧に答えた。「フリオから「日本でプレーしたいのか」と聞かれて、是非…と言ってたんだ。フリオは尊敬できる人物。彼ぐらい、いや、彼以上の成績を挙げたいと思っている」。

昨年まで2年間、ブレーブスで同僚だったフリオ・フランコは、平成7年(1995年)にロッテのチームリーダーとして活躍。バレンタイン監督とともに1年で退団したが、選手会が球団に直談判、同10年に復帰したほどの人望を得た。

マットもメッツ時代から知るバレンタイン監督が「同僚から慕われる人間性を持っている」と太鼓判。叔父で俳優のカート・ラッセルからも激励を受けたという。「叔父も興奮していたよ。日本での活躍を期待している、って言われたんだ。打率3割を残して、チームの勝利に貢献したいね」。華やかな血筋に、確かな名前。フランコが“先代”の功績を継承する。

ページトップ

李が“ライバル”福浦と初対面[サンスポ]

新外国人・李承Yが、一塁のポジションを争う福浦と初対面。ランニング中に中堅フェンス前で握手を交わした。「福浦さんとは『一緒に頑張ろう』と話しました。いい形でキャンプに入っていきたい」。一方、福浦は「体が大きくて、手がごつかった。ボクが(塁に)出て、彼が還す形になればいいね」と“3・4番コンビ”結成を熱望していた。

◇テスト入団のベニーが来日

昨秋のキャンプでテスト入団したベニーが来日した。クリーンアップとして期待されているが「打順には、こだわらない。毎試合、出場できるよう頑張る」と、謙虚な姿勢を貫いた。この日、別便で来日したフランコは、バレンタイン政権下のメッツでの同僚。「親しみやすい人なので、また一緒にプレーできることになって良かった」と喜んでいた。

ページトップ

フランコ“元祖超え”宣言[スポニチ]

マット・フランコ内野手が28日、成田空港着の日航機で来日。“フランコ超え”を誓った。「非常に尊敬できる選手だし、彼と同じか彼以上の選手になれれば」。引き合いに出したのはバレンタイン政権下の95年に在籍したフリオ・フランコ。1年で退団したが、強いプロ意識とその人格でファンや選手から愛され、98年には選手会の要望で復帰したほど。昨年ブレーブスでフリオとプレーしたフランコは「日本に行けば、いい経験ができる」と助言されていたといい“元祖フランコ”を手本に日本で成功を目指す構え。“新フランコ”もバレンタイン監督が「慕われる人間」と認め、メッツ時代の同僚で、この日別便で来日したベニー・アグバヤニ外野手も「同じチームで嬉しい」と話す人格者。結果を残せば“フランコ2世”として人気者になりそうだ。

◇福浦&李、共存へ

ロッテで李承Yと一塁を争う福浦が共存を訴えた。千葉マリンで初顔合わせ。「優勝目指して頑張ろう」と握手を交わした。「僕が塁に出て彼が還す形になれば。競い合ってチーム力が上がればいい」と福浦。一塁奪取を狙う李は初めて他の選手と共にノックを受け「いい状態に戻ってきた」と手応えを口にした。守備位置の行方はともかく、主軸確実な2人の共存共栄が浮上のカギを握る。

ページトップ