わたしはかもめ2004年鴎の便り(2月)

便

2月12日

新外国人投手もビックリ仰天!!李のパワー[ニッカン]

◇当たり損ねてサク越え

当たり損ねが本塁打になっちゃった?!李承Y内野手が12日、同じ新外国人のダン・セラフィニ投手とフリー打撃で対決。持ち前のパワーを見せつけた。真ん中高めの直球を打ち上げると、当たりは平凡な中飛に見えた。しかし、そのまま伸びてスタンドイン。見ていたロブソン打撃コーチが「あれはミスショット。それが入っちゃったよ。大リーガー並みの力だな」と驚いた。

打撃投手以外の投手の球を打つのは今キャンプ初。にもかかわらず14スイングで本塁打、二塁打1本ずつを含む5安打。「まあまあです」と謙遜する本人をよそに、セラフィニが「いい打者だね。パワーもあって、どの方向にも打てる。間違いなくウチのチームのキーマンだよ」と実力を認めた。守備面では、バレンタイン監督から足の運びを直されるなど課題もあるが、打撃については疑う余地がない。

ページトップ

ボビー直伝守備

李がバレンタイン監督から守備の指導を受けた。全体練習後に5分間、居残りでたたき込まれた。英語の中曽根通訳、韓国語の李通訳2人を介しての大作業?だったが「頑張って欲しいというメッセージだと思って受け止めています」と李。

ページトップ

ガムかむ体操

野球に必要な握力、咀嚼力(=かむ力)をアップするために、早大・鈴木正成教授による「ガムカムダンベル体操」の講義が鹿児島市内の宿舎で行われた。ロッテのガムをかみながらダンベルで運動することにより、相関関係にある2つの力が上がるというもの。同教授は「日常的に信じてやることが大切」と力説していた。

ページトップ

プロ未経験者が編成トップ就任

ロッテは12日、宮田隆オーナー代行付を編成部長代行兼企画部長代行に任命したと発表した。宮田氏はJTB−ベースボールマガジン社で合計19年勤め、今年1月にロッテに入社した。日本では珍しいプロ野球未経験者の編成トップ就任について重光オーナー代行は「今年は李などの大物を獲得し、優勝へのチャンスだと思っています。それには球団内部も抜本的な改革が必要。彼は野球をよく知っているし、アドバイスをもらいたいと思いました」と説明した。

ページトップ

新ファン獲得

鹿児島幼稚園の園児120人がスタンドでロッテナインに声援を送った。これを見たバレンタイン監督が2階スタンドまで足を運び、1人1人にお菓子を配り始めた。このプレゼントに園児も大喜びだった。同監督も「オフィスにお菓子がたくさんあったからね。野球の新たなファンがこれで増えれば。子供達の行儀が善くて嬉しかったよ」と満面に笑みを浮かべていた。

ページトップ

バーチャルゲーム

◇チームイケメン30x−28キャッツアイ

チームイケメン(1勝2敗)
フランコ、里崎、今江
キャッツアイ(2勝1敗)
福浦、於保、ユウゴー

◇カントリーボーイ14x−13イカイカアロハ(延長11回)

カントリーボーイ(2勝1敗)
堀、立川、橋本
イカイカアロハ(3敗)
浜名、ベニー、原井

第1試合は、28−20と8点差をつけて最終回に入る。しかし、2連勝と 勢いに乗るキャッツアイは激しい追い上げ。福浦のヒットから、於保、ユウゴーも続き、1点差に追い上げると、於保が2死からヒットを放ち、土壇場で一気に同点に追いつく。しかし、初勝利に執念を見せるチームイケメンは、9回裏、今江にツーベースが飛び出して30−28とサヨナラ勝ち。

第2試合は、9回になっても決着はつかない。9回表に浜名がヒットを放ち1点を勝ち越すが、その裏、橋本にヒットが出て同点で延長に突入。10回表には、原井がヒットを放つが、その裏、再び橋本にヒットが飛び出して追いつく。そして、最後は11回表無得点に終わった、イカイカアロハに対して、キャプテン堀にヒットが出て見事にサヨナラ勝ちしてゲームを決めた。

ページトップ

李の守備をバレンタイン監督がチェック[スポニチ]

アレレ?大丈夫?李承Y内野手がバレンタイン野球の洗礼を受けた。初めての本格的なフォーメーション練習で足の運び方や守備位置に関し、指揮官から細かい指摘を受けて困惑した。「微妙なところでポイントが違う。慣れない初めての練習で動きにも不安定なところがありました」。福浦との一塁争いに不安を露呈した。

7通り試されたバントシフト。一塁線の打球を処理した李がいきなり二塁へ悪送球だ。さらに本塁方向へ向かう際には左足から動き出すよう指摘され「韓国では自由にやっていたので…」とポツリ。終了後も1人だけ一塁に残されると、英韓2人の通訳を通して指揮官から個人指導を受けた。「あのプレーではあの足の動きが必要」とバレンタイン監督。アップ前の35分間を練習の説明に充て、きめ細かいプレーを求めただけに評価は厳しい。これまでも「うちには(福浦という)リーグで最高の一塁手がいる」と発言。17日からの紅白戦では福浦と李をともに一塁で競わせる方針だが、現状では李が指名打者に回る可能性が高い。

フリー打撃ではセラフィニから14スイングでサク越え1本を含む安打性5本。それでも李は「大切なのは攻撃より守備」と危機感を訴えた。実戦的練習が本格化するここからが正念場になりそうだ。

ページトップ

ロッテ、ん!?「ガムカムダンベル体操」[サンスポ]

ロッテの鹿児島キャンプを12日、早大スポーツ科学部の鈴木正成教授が訪問。練習後に講演を行い、ボビー・バレンタイン監督以下、全選手、スタッフに独自のトレーニング法「ガムカムダンベル体操」なるプロ野球史上初の珍練習?を伝授した。

ガムを噛めば、見る見るうちに筋力がアップする?早大の鈴木教授が唱える新トレーニング、その名も「ガムカムダンベル体操」。この日の練習後、宿舎で講義を行った。「導入されれば、プロ野球では初めてです。集中して握力、腕力、つまみ力(指の力)が鍛えられます」。名称はちょっとヘンな気もするが、教授は大マジメ。3キロから7キロまでのダンベルを使い、12種類のメニューをこなす。現在は東京・巣鴨のとげ抜き地蔵などで、高齢者を相手に展開中。ロッテ本社が協賛している関係で、鈴木教授が招かれた。「よりよいパフォーマンスを引き出すという点では共感が持てるね」とはバレンタイン監督。13日の練習で、実技指導する予定だ。“お口の恋人”ガムが、果たして“筋トレの恋人”となりますか。

鈴木正成(すずき・まさしげ)
昭和15年1月13日、東京都生まれの64歳。東北大農学部食糧化学学科卒業、同大学院博士課程修了。農学博士。東京教育大体育学部栄養学講座助教授、米カリフォルニア大客員教授などを経て、現在は筑波大名誉教授、早大スポーツ科学部教授、中国雄才大副院長。主な著書に「女は鍛えろ、男は太るな」「玄米ダンベルニギニギ体操」(ともに講談社)。

ページトップ

バレンタイン監督が綿密指導、本格的守備練習開始[サンスポ]

この日から本格的な守備のフォーメーション練習を開始。バレンタイン監督は昨年までに比べて「1つ以上はバリエーションを増やした」と3ヶ所に分けて綿密に指導した。現役時代は内野手で活躍した同監督。緻密なプレーが期待できそうだが、この日の成果については日本語で「まあまあ」で、歯切れはいまひとつ!?

ページトップ

編成部長代行に宮田隆氏が就任[サンスポ]

球団編成部長代行兼企画部長代行に、オーナー代行補佐の宮田隆氏が就任した。同氏はJTBに7年間、ベースボールマガジン社で12年間勤務し、今年1月にロッテ球団入社。編成部は部長が不在のため、選手未経験で事実上のトップに立った。「球団の抜本的な改革が必要。彼は野球を良く知っており、アドバイスをもらいたいと思いました」と、重光オーナー代行は期待をかけている。

ページトップ

李に2つの注文[報知]

◇ひじプロテクターつけろ&守備の1歩目は左足に

李承Y内野手が2つの課題に直面した。李は12日、フリー打撃で現役投手と初対決。14スイングで1本塁打を放ったが、チームの方針で、初めて右ひじのプロテクターを着用。守備練習ではステップの違いも指摘され、“バレンタインの壁”を痛感した。

左腕のセラフィニ相手に、バックスクリーンへ打球を運んだ。外角球は左前へ流し、高い打撃センスを発揮。だが、違和感は隠せない。バレンタイン監督がひじのプロテクター着用を義務づけたからだ。「やりづらいから、これまで着けたことがなかった。とにかくやってみるよ」と、チャレンジの姿勢は貫いた。

居残りとなったバントシフトの練習では指揮官から熱血指導を受けた。「前へのダッシュの最初の1歩を左足にするよう言われた。韓国では右からだったので、慣れない練習で不安定だった」と戸惑いは隠せないが、緻密な野球がモットーの指揮官は「一塁手は左足から出てタイミングを合わせることが必要なんだ」とアドバイスした。「監督の指示に従う。頑張れ、という応援として受け止めたい」と話す李。前人未到の56発、韓国でゴールデングラブ賞を獲得した誇りは、心の中に封印。一塁を福浦と争う立場にとって、そのどちらもが乗り越えるべき課題だ。

ページトップ

“アジアの本塁打王”李承Yに「バントの特命」[朝鮮日報]

「アジアの本塁打王」李承Yがバントの特命を受けた。12日、鴨池球場一塁側バント練習場。李承Yがバント練習の用意をしていると、バレンタイン監督が通訳を引き連れこっそり近づいて来た。バレンタイン監督は「韓国でもバントをよくやっていたか」とまず尋ねた。続けて「相手チームの左のエースが出て来たら、重要なチャンスではバントをしなければならない場合がある」と話し、「今、練習を一生懸命しておくように」と告げた。ある意味当然であり、別の意味では困惑しそうな話。日本に到着して20日目である李承Yとしては舞台が変わったという事実を実感する瞬間でもあった。

李承Yはサムスン時代、バントの必要性を感じることはなかった。いや、バントの機会がほとんどなかった。打撃練習の前にバント練習をしても、あくまで形式的なものに過ぎなかった。誰もが「大砲」李承Yには1発を期待した。しかし大リーグ出身ではあるが、バレンタイン監督はチームワークをひときわ強調するスタイルだ。自身の指示事項を選手が正確に理解しているか、必ず確認する手続きを踏むのがバレンタイン監督だ。自由奔放なようでいて、一方では細かい日本野球に似ている。韓国のファンは今季、打席でバントの姿勢を取る李承Yの「珍しい」姿をしばしば目にすることだろう。

ページトップ

ロッテが多彩な守備練習[デイリー]

本格的な守備のフォーメーション練習を開始。バレンタイン監督は、昨年までに比べ「1つ以上はバリエーションを増やした」と3ヵ所に分けて綿密に指導した。緻密なプレーが期待できそうだが、この日の成果は日本語で「まあまあ」。歯切れはいまひとつ。

ページトップ

細かいサインプレーが本格化[ニッカン]

ロッテの機動力や守備での細かいサインプレーを重視したバレンタイン野球が本格化してきた。12日の練習前。メニュー表には組み込まれていないにもかかわらず、グラウンド上で30分以上にもわたってミーティングが行われた。バレンタイン監督自身が身振り手振りを交えて走塁やピックオフプレーを指導した。

ページトップ