2月21日2月21日ボビー・バレンタイン監督率いるロッテが、顔見せ巡業に出る。同監督は21日、26日に行われる紅白戦を2軍キャンプ地の鹿児島・川内市で行うと発表。レギュラー選手も試合に出場させ、同市のファンに1軍ナインをお披露目する考えを明らかにした。1軍キャンプ地の鹿児島市から川内市までは約50キロ。山道を通るため、車で1時間30分～2時間が見込まれる。決して近くはないが「川内市のファンにも、こちらの選手を見てもらいたいからね。1軍対2軍でやるので、ファームの選手にもいい経験になるだろう」と同監督は説明した。
この日の練習後にはファンの集いが開催された。監督も清水直や小宮山、黒木らとともに参加。会の前後にも積極的にサインに応じた。今季はファンサービスの一環として、試合前のシートノックを監督自身が打つ可能性も示唆。ファンを大切にする指揮官は、応援がもたらすプラスアルファを熟知している。
18日から疲労性腰痛を患っていた李承燁内野手が、3日ぶりに通常練習に戻った。休み明けとなったこの日、元気に投内連係、フリー打撃などのメニューを消化。打撃練習では67スイング中7本のさく越えも放った。「最初、軽めの振りで痛みがなかったので、最後はフルスイングできました。明日の紅白戦には出場したい」と手応えをつかんでいた。
ロッテ・バレンタイン監督の新たな特技が発覚した。「ダンスの世界チャンピオンだったんだ。ワルツやジルバ、タンゴとかを踊ってたよ。高校時代には国際大会で優勝したんだ」と告白。ダンスでプロ活動すると大学の奨学金が得られないため、野球の道へ進んだのだという。同監督は「教えて欲しければいつでも言ってよ。最近の踊りは知らないけどね」と笑っていた。
新外国人・李承燁内野手が21日、今季はエス・エス・ケー社の特注“つちのこバット”を使うことが分かった。国内メーカー3社に製作を依頼。ヘッドの太さが65ミリのバットを試していたが、最終的に平均より10ミリも太く、金属バットと同程度の68ミリにした。グリップエンドは通常より細い28ミリ、長さ86センチで重さは920グラムから950グラムまで4種類を使う。
腰痛に苦しんでいた李はこの日、3日ぶりに通常練習に参加。フリー打撃では、新型バットで67スイング中7本のサク越え弾を放ち「微妙なズレがあるので、これから調整します」と話した。
第4クールが始まり、牽制練習が加わった。一本間、三本間から投手板へ垂直線を引き、それを目安に各投手が足を踏み出した。牽制の角度を45度に保つための新メニュー。バレンタイン監督は「ルール通りのステップを踏ませなくちゃいけない。できなかったら20回くらいはやらせるよ」と追試を予告。
小林雅英投手が21日、キャンプ2度目となる100球の投げ込みを行った。打者を立たせて、コーナーへの制球を入念にチェックした。伸びのある速球に、得意のスライダー、シュートはシーズンさながらの切れを見せた。3年連続30セーブ以上をマークしている守護神は「体の準備は、ほぼできている。あとは気持ちを盛り上げていくだけ」と、笑みがこぼれた。
疲労性腰痛を患い、ここ2日間、軽めの調整を行っていた李承燁内野手が、通常練習に戻った。休み明けとなったこの日、元気に投内連係などのメニューを消化。田村トレーナーは「彼はすごく真面目なんですよ。何でも100％やろうとしますから。今後は様子を見ながらケアしていきます」と話していた。