わたしはかもめ2004年鴎の便り(2月)

便

2月24日

白組3−5紅組

4回目の紅白戦が行われた。

123456789R
紅組0130001005
白組0001002003

◇打撃成績

打順守備紅組
1早坂42110
2諸積51010
3今江50000
4ユウゴー52010
5里崎54310
6垣内50030
7於保43000
8渡辺正41110
9ベニー11000
3814580
打順守備白組
1中右波留21010
立川21000
2西岡21100
20000
3福浦21000
21100
4ベニー20010
打左佐藤31100
5右中サブロー20000
井上30000
6遊三浜名20000
フランコ21000
7三遊原井21000
小坂20000
8清水将10010
橋本20010
9初芝21010
359350

◇投手成績

紅組
清水直2820
ミンチー2820
小林雅2710
セラフィニ21042
1300

白組
渡辺俊2941
藤田21263
川井2710
戸部2721
1410

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里崎、フル女房へ2発[ニッカン]

◇140試合打って守れる要へ猛烈アタック

ロッテに待望の正捕手候補が現れた。24日、紅白戦に紅組5番で出場した里崎智也捕手が、右越えへの2本塁打を含む5打数4安打3打点と大活躍。チームでは85年袴田(現コーチ)以来、規定打席に到達した捕手はいない。バレンタイン監督のメッツ時代の門下生、強打の捕手ピアザを連想させるが、里崎は「だれだれと似ているというのは好きじゃない」と頼もしい。あくまで自分のカラーで正捕手どりを狙う。

◇不振を脱出

激化する正捕手争いの中、くすぶり続けていた里崎がようやく結果を出した。3回2死一塁の第2打席。左腕藤田の外角直球を逆らわずに右翼席へ運んだ。「今までバットの先で引っかけたり、自分の中で焦りがありました」。そんな不安を払拭する流し打ちで今キャンプ第1号。さらに7回の第4打席でも右越えへ2発目をたたき込んだ。

昨年はライバル清水将が91試合、里崎が78試合に出場した。今年も橋本を含めた3人が定位置を争っている。だが「打てる捕手」として飛躍が期待されている里崎は、キャンプ入りしてから絶不調。ここまで紅白戦3試合で9打数1安打と、昨季、打率3割1分9厘を記録した打棒は影を潜めていた。それが「俊ちゃん(渡辺俊)との1打席目で、詰まったけど引きつけてセンターへ打つことができた。自分の中で内容があったんです。先につながりますね」と自信を取り戻した。

◇ボビー期待

強打の捕手といえば、バレンタイン監督のもとでもプレーしたピアザが有名。同監督も「まだ比べる段階ではないけど、右方向に打つのはとてもいいこと。今日はスローイングも良かった」と、類似点を認めた。もっとも、本人の目標はもっと高い。「誰々に似ているというのは好きじゃないんです。僕は里崎ですから。打つだけという言われ方はムカつきますし、守りでも結果で信頼を勝ち取りたい」と、「オンリーワン」の存在を目指す。

◇信頼得たい

そんな里崎がこだわるのは打席数だ。「規定打席に達しなければレギュラーじゃない」と、85年袴田以来の規定打席到達に挑戦する。「当時の僕と比べると、打撃はもう完敗。でも守備は僕の方がまだ上かな。もっとナインに信頼されるようにならないと」と袴田バッテリーコーチの注文をクリアする必要がある。里崎も「試合に出続けることによって(打撃だけという)イメージを変えたい」。捕手一本化はチーム強化にも直結する。里崎はライバルたちとの生存競争で1歩も引かない構えだ。

ロッテのシーズン最多出場捕手(85年以降)
捕手試合打席
85袴田12943637691850.242
8611937031276938.244
8711730426456316.212
8811031428070323.250
89福澤982251963408.173
90青柳8721618141620.227
91741681443219.222
9210736232279941.245
939729326459521.223
94定詰10629326347223.179
9511231026549320.185
96田村952231692818.166
97吉鶴981541313018.229
988619016238425.235
99清水将10731829264123.219
00橋本7722219642226.214
01清水将12329726149122.188
029227625365124.257
039120918238217.209
里崎
「それまでの紅白戦でのリズムを考えると、打席に入るリズムが悪かった。急かされて打席に入っていたところがありました。そこで、今日はどんなことがあっても、自分のリズムで打席に入ることだけを考えました。引きつけて右を意識したバッティングを考えていたけれど、できなかった。気持ちに余裕もなかった。最初のヒットは大した当たりじゃなかったけれど、自分のイメージ通りのバッティングができた。それが良かったです。いまのところは結果どうこうじゃないけれど、内容は嬉しいです。」
袴田コーチ
「去年は痛いところでやられている。引くところが必要。色々経験して、痛みは分かっているだろう。必要なのは、選手間の信頼を得ること。」

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李は2戦連弾[ニッカン]

李が紅白戦で2戦連弾を放った。7回裏1死から、左腕セラフィニの内角高め直球を右翼席へ。普段は上手投げの同投手が横手から変則投法を試みた球だったが「三振しないようにコンパクトに振ることができました」と苦もなく打ち返した。この日は西武カブレラが「オレの55本は日本での記録だから」と、李の「アジア記録56本」をチクリ。それでも「僕はホームランを打つために来ているんじゃない。チームの勝利のことを考えてプレーするだけです」と平常心で話した。

バレンタイン監督
「彼に期待しているのは、ホームランだけではなく、いい野球をこのチームでして欲しいということ。今日は2ストライクから難しいボールをすごく上手く打った。左から打ったのは、彼が順調だと思う。」

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バレンタイン杯、波留チームV

バーチャル打撃マシンを利用した仮想リーグ戦「バレンタイン杯」で波留、サブロー、」西岡の「SAMURAI」チームが優勝した。6勝1敗の好成績で30万円をゲット。サブローは「誰も僕らが優勝するとは思ってなかったんじゃないですか。西岡がよく打ってくれたし、波留さんが盛り上げてくれた」と嬉しそうだった。

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1軍参加メンバ

25日は休日、26日は2軍キャンプ地川内市総合運動公園で、紅白戦が行われる予定。紅白戦の1軍参加メンバが発表された。

薮田(先発)、田中良、山崎健、高木、長崎
福浦
西岡
フランコ
早坂
ベニー
サブロー
於保
今江
今江
「そのまま片道切符ってことはないですよね。」

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バーチャルゲーム

◇SAMURAI30−25チームイケメン

SAMURAI(5勝1敗)
サブロー、西岡、波留
チームイケメン(2勝3敗)
フランコ、里崎、今江

◇チームヤング25−24キャッツアイ

チームヤング(4勝3敗)
諸積、初芝、垣内
キャッツアイ(3勝4敗)
福浦、於保、ユウゴー

◇カントリーボーイ25−17ドリームチーム

カントリーボーイ(4勝1敗)
堀、立川、橋本
ドリームチーム(4勝3敗)
李、井上純、佐藤

◇SAMURAI35−22イカイカアロハ

SAMURAI(6勝1敗)
サブロー、西岡、波留
イカイカアロハ(1勝3敗)
浜名、ベニー、原井

この日、第1試合でチームイケメンと対戦した、SAMURAIは30−25で勝利すると、第4試合でイカイカアロハと対戦。このゲームにも35−22と圧勝。対戦成績を6勝1敗とし見事に優勝を決めた。なお、カントリーボーイが4勝1敗だが、残りを全勝して勝敗が並んでも、勝敗が同じ場合は、当該チーム同士の勝利が優先されるため、カントリーボーイに勝利しているSAMURAIの優勝が決定。SAMURAIの優勝が決定したことにより、バレンタイン杯は打ち切りとなった。

サブロー
「西岡選手が良く打ってくれたし、波留選手が盛り上げてくれて、上手く乗ることができました。僕達チームが優勝するとは誰も思っていなかったでしょう(笑)。チームワークで勝つことができました。(バレンタイン杯の優勝賞金を手にして)ありがたい。特に、最後の休日前に…。」
西岡
「楽しみながらできた中で、自分もまあ打つことができたかな。足を引っ張らなくて良かったです。」
波留
「とにかく、サブロー選手と西岡選手が良く打ってくれたおかげで優勝ができました。」

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李3戦連発、死角なし[報知]

◇異なるタイプの3投手に即適応

56発男が、早くもアーチ量産態勢に入った。李承Y内野手が24日、紅白戦で3戦連続となる右越えソロ本塁打をマークした。途中出場で迎えた7回、苦手といわれる左腕のセラフィニから技ありの1発。いずれも違ったタイプの投手から奪った3連発で、潜在能力の高さを証明した。

慌てない。びくともしない。7回1死で迎えた初打席。カウント2−1と追い込まれても、チャンスだけを待った。「突然、それまでの上手から横手で投げてきてびっくりしたけど、あれは失投でしたね」と冷静に相手を分析。打ちにくいシュート回転の内角高めをコンパクトに振り抜き、一直線で右翼席上段へ。場外まであと少しという快音をグラウンドに響かせた。

バレンタイン監督は、李の「目」を評価した。横手投げの谷、右上手の本格派・金(韓国ロッテ)、そしてこの日は、左打者には時折、横手から投げ込むセラフィニを攻略。「左投手相手にも順調だね。3人とも違う投手でしょう。球筋も違うし、適応力が高いということ。選球眼がいいのは、好打者の必要条件の1つです」と死角を見せない打撃に脱帽だった。

異国の地でのストレスは、専属通訳の李東勲氏と共に解消している。「野球の話は一切しません。趣味の話、女性の話にも付き合う。彼の成功を手助けすることが仕事」片時も離れない頼もしいパートナーの支えで、オン・オフを切り替え、最近は笑顔が増えてきた。「練習は練習。日本の変化球に対応するために、もっと努力するだけ」と兜の緒を緩めない李だが、野球はもちろん、環境の“死角”も徐々に取り除かれつつある。

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里崎、正妻獲りに名乗り[スポニチ]

和製ピアザが正妻獲りに名乗りを上げた。里崎智也捕手が2本塁打、2安打、3打点と爆発。清水将、橋本と正捕手の座を争う中で強い存在感を示した。ここまでの紅白戦3試合は8打数1安打。持ち味の打撃が湿り気味だったが、2回に渡辺俊の遅い球を引きつけて中前へ運ぶと感触がよみがえる。「引きつけて右へ打つイメージ通りの打撃」で3回2死一塁から藤田の直球を右翼へ運び、7回は戸部から右中間へ。「肩の力が抜けました」と笑った。

昨年後半は先発定着。打率.319の打力はライバルを圧倒する。バレンタイン監督も「ピアザとは比べられないけど、打撃の基礎はいい」と評価するが、もはやそれでは満足できない。「“打撃だけ”と言われるのは正直むかつく」。リードの研究もさることながら、今年は捕球体勢での動きやすさを重視。両足の幅を広げて腰を浮かせるメジャー式で、捕逸や暴投を減らし信頼を勝ち取る。目標はロッテの捕手としては袴田(現バッテリーコーチ)以来19年ぶりとなる規定打席到達だ。「和製ピアザ?僕は里崎です」。いずれは打撃偏重のピアザを超えて攻守に秀でた正妻を目指す。

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小林雅が2イニングを1安打無失点[サンスポ]

小林雅が24日、2度目の紅白戦登板。5回からマウンドに上がり、2イニングを1安打無失点に抑えた。この日は決め球のシュート、スライダーも加えた実戦投球。昨季33セーブの守護神は「この前より状態は良かった。でも、戦闘モードはゼロ。味方ですし、独特の雰囲気ですから」と笑った。

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里崎が2本塁打含む4安打3打点[サンスポ]

7年目の正捕手候補・里崎が、紅白戦で大爆発。2本塁打を含む5打数4安打3打点をマーク。3回2死一塁と、7回1死に右翼席への流し打ちでアーチを放った。清水将、橋本とのレギュラー争いに「打撃だけといわれるのはイヤ。まずは試合に出られるようにしたい」と誓った。

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カブレラが李に“ケンカ状”…日本のキングはオレだ[サンスポ]

西武のアレックス・カブレラ内野手が24日、宮崎・南郷キャンプに合流した。前夜に来日したばかりの大砲はいきなり9本のサク越えで存在感をアピール。ロッテに新加入した56本塁打男・李承Yについても「韓国の記録。日本の記録はオレのもの」と斬り捨てた。

日本の本塁打キングはオレ様だ。一昨年に日本記録の55本、昨年も50本塁打をマーク。3年連続の“大台”を狙うカブレラのキングのプライドがいきなり爆発した。「彼の記録は韓国でのもの。日本での記録はオレが作ったもの。彼がどれだけ活躍できるのか興味はあるけど、(ライバルとして)まったく意識してないよ」。

56本塁打の“アジア記録”を樹立し、鳴り物入りでロッテに加入した李を完全に格下扱い。敵として認めるどころか“やれるもんならやってみろ”と言わんばかりだ。カブレラが入団した平成13年以降、常にタイトル争いを続けた最大のライバル、近鉄のローズが巨人に移籍した今季、キングの称号は自分以外にはあり得ない。

前日、約48時間もの長旅で来日したばかりにもかかわらず、練習は初日から気合のフルメニュー参加。フリー打撃では1.2キロのマスコットバットで57スイング。サク越え9本のうち7本が中堅より右方向と、広角打法を披露。早くも“量産の香り”を漂わせた。「今年は新監督の伊東サンのため、1本でも多く打ちたい。大きな目標は優勝だが、個人的には昨年の記録(打率.324、50本塁打、112打点)を上回りたい」。

オープン戦は3月7日の近鉄戦(大阪ドーム)から出場。今年こそ念願の“55本越え”を果たして、韓国の“56本男”に真のキングの実力を見せつける。

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李も負けてないッ!![サンスポ]

李承Y内野手は鹿児島キャンプの24日、紅白戦の7回1死から右翼席に2試合連続の本塁打をマーク。カブレラの挑発にも「ボクは本塁打を打つために、日本に来たんじゃありません。カブレラさんが何を言っても関係ない、チームの勝利のためにやるだけです」。前日23日に右上手投げの金(韓国ロッテ)、この日には変則左腕のセラフィニからそれぞれ右越え弾。これにはバレンタイン監督も「いい目をしているね」と脱帽。それでも李は「(疲れで)バットスピードは落ちている。これから状態を上げていきたい」と謙虚そのものだった。

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李“仮想ムーア”から豪快弾[デイリー]

左投手だって大丈夫です−。李承Y内野手が24日、紅白戦に出場し2戦連発。新外国人左腕・セラフィニの内角直球を、右中間スタンド上段に運んだ。アジアの大砲に「左対左」のセオリーは存在しなかった。

幻惑に怯んだのも一瞬だった。「いきなり横から投げてきたのでビックリした」。セラフィニは李に対して突如、スリークオーター気味の投球フォームで投げた。左打者対策の一環だが、韓国56発男は「相手の失投。よく打てたとは思う。右より左の方が見づらいですから」と涼しい顔で振り返った。

23日に本塁打を放った相手、韓国ロッテからキャンプ参加中の金輝坤は右上手投げ。17日に“幻の1号”となったケース打撃での一打は横手投げの谷から。この日は“仮想ムーア”をえじきにして、左右も上下にも難なく対応している。バレンタイン監督は「適応能力が高いね。目がいい。これは必要な条件だよ」と改めて絶賛。“ストライクゾーン”は、限りなく広いといえそうだ。

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“バレンタイン杯”は西岡らに美酒[デイリー]

ロッテが行っていたバーチャル打撃マシンによる“バレンタイン杯”が全日程を終え、波留、サブロー、西岡の「SAMURAI」チームが優勝。バレンタイン監督のポケットマネーの30万円をゲットした。立役者は“首位打者”の2年目・西岡。「やっぱり嬉しいですね」と言うそばから、早坂らにたかられていた。

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小林雅が2度目紅白戦で145キロ[ニッカン]

ロッテの守護神、小林雅英投手が24日、紅白戦2度目の登板で2回を初芝の1安打だけに抑えた。早くも最速145キロをマークした速球の切れに「キャンプ中に140キロが目標だったので」と笑顔を見せた。テーマにしていた左打者へのインコースの速球にも好感触を得た様子で「やりたかったことができた」と話した。現時点での出来を「80点」としたが、「これから1ヶ月が大事」と気持ちを引き締め直した。

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李、紅白戦2戦連発にも謙虚[ニッカン]

李承Y内野手が24日、紅白戦2試合連続となる本塁打を放った。7回、左腕セラフィニのシュート気味の速球を右翼席上段へ運んだ。4回には左腕藤田に追い込まれてから巧みな中前打を放つなど、パワーだけでなく、上手さも見せつけた。左腕投手にも対応できることを証明したが、韓国の“国民的打者”は「(疲れから)バットスピードは落ちている。これから状態を上げていきたい」と、謙虚そのものだった。

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清水エースの貫録、開幕投手狙う[ニッカン]

初の開幕投手を狙う清水直行投手が、白組の先発として紅白戦に登板した。初回1死から西岡、福浦に連打を許したが、ベニーを三振、サブローを中飛に切ってピンチを脱出。2回も3人で抑える好投で、エースの貫録を示した。また50メートル5.5秒の俊足が売りの若手、早坂圭介内野手が紅組の「1番遊撃」で出場。適時打を放つなど期待にこたえた。

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