わたしはかもめ2004年鴎の便り(2月)

便

2月26日

白組2−4紅組

5回目の紅白戦が2軍キャンプ地の川内で行われ、1軍メンバーの一部が出張参加。残りのメンバーはメイン球場で通常の練習を行った。

123456789R
紅組2010000014
白組0000001012

◇打撃成績

打順守備紅組
1塀内310
2青野300
3大塚400
4澤井211
打指喜多210
5200
金澤110
田中雅111
6寺本400
7曽我部410
8丸山300
9富永220
3182
打順守備白組
1左指ベニー510
2三左フランコ410
3福浦400
4サブロー410
5橋本320
6指三今江410
7西岡400
8於保410
9早坂311
3581

◇投手成績

紅組
薮田2720
高木2820
長崎2600
田中良21010
山ア1631

白組
神田2821
舩木2711
鈴木2710
酒井2820
山ア1421
バレンタイン監督
「1週間前に決めて発表したが、わずか1週間でこれだけの人がニュースを聞いて集まってくれた。若いファンにも見てもらえて良かった。この時期はピッチャーの仕上がりが早いので、多くのヒットが見られなかったが、ベースランニングなど両チームともいい仕上がりを見せてくれた。(2軍の選手たちについて)たくさん練習してきているが、その成果が出た。古賀2軍監督が良くやってくれている。これまでで、選手の中に基礎が出来上がって目的が果たせた。上にこれから色々乗せていきたい。」

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ボビー流日替わり打線[ニッカン]

◇80〜90通りあるぞ

今季のロッテは、何をやってくるかわからない。26日、2軍キャンプ地の鹿児島・川内市で「1軍対2軍」の紅白戦を実施。1軍(白組)の1、2番にはベニー・アグバヤニ左翼手マット・フランコ三塁手が入った。お遊びではない。相手投手、選手の体調などに応じた「日替わり打線」で戦うバレンタイン監督の方針が、実践されたものだった。

投手陣は1、2軍が入れ替わっていたため、薮田ら主力クラスを相手に2人で9打数2安打に終わり、試合も2−4で敗れた。だがバレンタイン監督は「シーズン中も80〜90通りは打線を組替えると思っていい。選手の疲れとか、好不調とかに応じて考えるから」と、日替わりオーダーで戦うことを示唆した。

これほど思い切った日替わりとなれば、控えクラスや2軍選手にもチャンスが広がりそう。古賀2軍監督は「監督はとてもシビア。数字を残す選手、自分の野球を理解する選手を要求するでしょう。僕らは下の選手が上に行って違和感のないように、指導を統一して教えていきたい」と気を引き締めた。打順決定には、アナリスト・プポ氏のデータも活用される。

◇猫の目オーダー

よく打順を変えたのが、オリックス時代の仰木監督だ。130試合制だった94年には、3試合続けて同じ打順(投手を除く)が1度もなく、121通りのオーダーを組んだ。また、優勝した96年も100通り以上のオーダーを組み、7つ以上の打順に座った選手が4人いた。ちなみに、昨年のロッテは95通りあり、堀は1番から9番まで全て先発出場していた。

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ファン5千人!!

この日の紅白戦には川内市民5000人が集まった。バレンタイン監督が観客席で即席サイン会を開催するなど、盛り上がった。そんな中、4番澤井が先制適時打を放つなど、2軍選手中心(投手は1軍)の紅組が勝利。古賀2軍監督は「若い連中が、勝つゲームを最初からしてくれた。『自分たちも頑張れば』という気持ちを植え付けられたんじゃないかな」と話していた。

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塀内、持ち味発揮して強烈アピール

2度の手術を乗り越え、大ケガから完全復活を目指す塀内が紅組のトップバッターとしてバレンタイン監督にアピールした。いきなり第1打席で右中間へツーベースを放ち先制のホームを踏むと、3回の第2打席では粘ってフォアボールを選び、追加点につないだ。第3打席では三振、第4打席ではセンターフライに倒れたものの、ショートに入った守備では、随所で堅実なプレーを見せた。

バレンタイン監督もそんな塀内は「守備もいいし、バッティングもいい」と目に付いた様子。3月4日には四国・松山でオープン戦(対阪神戦)が行われるが、塀内が地元愛媛県の出身だと聞かされると、「連れて行くことも考えないといけないかな」と1軍遠征への帯同を検討することを明らかにした。

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2年目浅間が28日先発、小宮山、ジョニーらも登板へ

いよいよ27日は鹿児島キャンプ打ち上げ。28日からオープン戦がスタートする。そのオープン戦開幕となる28日の巨人戦に登板する投手が明らかになった。

先発マウンドに上がるのは期待の左腕、2年目の浅間。バレンタイン監督の期待も大きい。その他、2番手以降としては、ジョニー、小宮山、藤田、戸部(登板順は未定)と5投手が紅白戦同様、2回ずつ(1人または2人が1回)マウンドに上がることになった。また、地元・鹿児島出身の4年目青野も巨人戦への帯同が決定。紅白戦終了後、1軍選手とともに鹿児島入りした。

浅間
「初めてのキャンプで、ここまでいい感じで調整出来ています。緊張しますが、自分のピッチングをしたい。」

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ロッテのリードオフマンは体重100キロ[スポニチ]

ロッテにケタ外れ「1番」誕生!?新外国人ベニー・アグバヤニ外野手が26日、鹿児島・川内で行われた紅白戦に1番・左翼で出場した。5打数1安打に終わったが、バレンタイン監督は状況次第で公式戦でも1番として起用することを明言。体重100キロの異色リードオフマン誕生が現実味を帯びてきた。

巨体を揺すりながら疾走した。初回先頭で薮田から中前打。全力で一塁へ向かい、スタンドに陣取っていたチビっ子ファンのハートをわしづかみにした。2番にも助っ人のフランコが入ったが、その打席では牽制に誘い出されたが、どこかユーモラスで憎めない。打席に入るたび、守備のため三塁ベンチを出入りするたび「ベニー」コール。9回には2点差で2死一、二塁と1発サヨナラの場面で左飛に倒れたが、場内から拍手が送られた。「どうして人気があるのか自分でも分からないけど子供達がハッピーならオレもハッピーだよ」。

1メートル83、100キロ。切り込み隊長としては異例の体形だが、初めて1番で使ったバレンタイン監督は「ああ見えて足が速い。彼が1番を打つ試合も何試合かあると思う」とまで言い切った。これまでの起用法を見れば小坂の1番が基本線だが、指揮官は打順に関して柔軟に対応する構え。「好不調を含めた選手の状態や相手投手を考えながら組む。公式戦では80から90通りになる」。メッツ時代には新庄(現日本ハム)を4番で起用するなど臨機応変な編成はお手のもの。策士の頭には長打力と俊足を兼ね備えた「1番・ベニー」が強くインプットされている。

「チームが勝つためなら何番でもいいよ」と笑うが、俊足は自慢でもある。ハワイの高校時代はアメリカンフットボール部でレシーバーを務めた。オアフ島をイメージした右腕の入れ墨には米国50番目の州を意味する「50」の数字。昨秋のテスト入団後、浅間に頼み込んで背番号50を譲り受けたのも故郷への愛着からだ。「アロハ精神で頑張る」というハワイアンがバレンタイン・ロッテのキーマンに浮上した。

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バレンタイン監督90通りの“日替わりオーダー”[サンスポ]

ボビー・バレンタイン監督が鹿児島キャンプの26日、90通りの“日替わりオーダー”で今季を戦う方針を明かし、2軍キャンプ地の川内市で行った紅白戦でベニー・アグバヤニ外野手とマット・フランコ内野手を1、2番で起用してみせた。

切り込み隊長も絶対的な主砲も関係ない。バレンタイン監督が、チーム30年ぶりのVへ“日替わりオーダー”を組む。「打順は90通りくらいになるんじゃないか。選手の状態、相手の好不調など、全てを考えて決めたいね」。56発のアジア新記録保持者・李承Yをはじめ、平成13年に首位打者を獲得した福浦、2度の盗塁王に輝いた小坂。個性派ぞろいのマリン打線にバレンタイン監督はあえて色をつけない。この日の紅白戦で披露したのは1メートル83、100キロのベニーを1番に、1メートル86、95キロのフランコを2番に置いた“超攻撃型打線”だ。

ベニーが1回に中前打を放ったが、フランコの3球目に牽制死。一方のフランコは4打数1安打、三塁守備では失策を記録した。ともに精彩を欠いたが、まだ実戦は始まったばかり。「開幕まで1ヶ月もあるんだから今の時期に仕上がっても困るだろ」とバレンタイン監督。ボビー魔術はこれからもファンを魅了する。

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5000人のファンが集結[サンスポ]

2軍キャンプ地の川内で初めての紅白戦を行い、5000人のファンが集結。キャンプ最多だった11日の3000人を越える人出にバレンタイン監督は「1週間前に発表したのに感謝しています」。川内市の森卓朗市長も「ロッテさんには来年も色々検討していただきたい」とオープン戦開催を要望していた。

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「1番ベニー」ボビー重量打線構想[ニッカン]

ロッテは2軍がキャンプを張る鹿児島・川内で1軍と2軍による紅白戦を行った。1軍の1番打者には新外国人のベニー・アグバヤニ外野手が入り、バレンタイン監督は「シーズン中も何試合かはあると思う」と、重量打線構想を明かした。この日集まった約5000人の観客から大きな声援が送られたが、5打数1安打と状態はいま1つ。期待の大砲候補は「自分は何番でも構わない。開幕まで1ヶ月あるし、それまでに調整できれば」とマイペースを強調した。

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ベニー「1番左翼」テスト起用[ニッカン]

2軍キャンプ地の鹿児島・川内市でロッテの「1軍対2軍」の紅白戦が行われた。1軍メンバー中心に構成されている白組は、巨漢のベニー・アグバヤニ外野手を「1番左翼」でテスト起用。しかし、いきなり中前打で出塁した後、盗塁を狙って牽制にはさまれ、アウトとなった。

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