わたしはかもめ2004年鴎の便り(2月)

便

2月27日

李4番デビュー[ニッカン]

◇韓国でTV放送

韓国の「56発男」李承Y内野手が、28日の巨人戦で「4番」デビューする。27日、鹿児島キャンプを打ち上げたロッテのボビー・バレンタイン監督が「相手の投手(木佐貫)は右投げ?それなら李は4番になると思うよ」と練習後に明言した。

李はキャンプ中盤頃にひじ、腰の張りを訴えた。しかし、この日は投内連係、フリー打撃などで軽やかな動きを見せた。「腰痛はつらかったですけど、無理せず休みを取るのが大事という勉強になりました。現在は完璧なコンディションです」。巨人戦では指名打者での出場が濃厚だが、福浦の体調次第では「4番一塁」として守備につく可能性も出てきた。

この試合は、韓国内でもテレビ放送される。注目の日本初戦で、李は少しでも多くのことを吸収しようとしている。中でも高橋由との4番対決については興味津々で「彼はパワーも正確性もある。役に立つ技術があれば学びたい」と語る。

この日、福浦、ユウゴーとともに、ランペン内野守備走塁コーチとミーティングを行った。ビデオを見ながら守備位置やフットワークについて指導を受けるなど準備は万全。練習後に、李を取り囲んだ報道陣は日韓合わせて約50人。いよいよ韓国の「国民的打者」を巻き込んだ狂想曲がスタートする。

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浅間強気の攻め

2年目の左腕、浅間が28日の巨人戦に先発する。140キロ中盤の直球と鋭いカーブが武器で「オープン戦とはいえ、初めての試合に先発できて嬉しい」と意欲満々。「由伸さんいはぶつけるぐらいのつもりで投げます」と強気の攻めを誓った。2番手以降は黒木、小宮山と続くため「前座とはいえ、試合をしっかり締めないと」と笑顔を見せていた。

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黒木、小宮山続く

肩痛からの復活を目指す黒木が2番手、38歳のベテラン小宮山が3番手で、巨人とのオープン戦に登場する。「28日に登板するという最初の目標を達成できた。最初の階段を上れたかな」と黒木。「打者が誰というのは、全く関係ない。全ての球種を試します」と話していた。

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小坂の一本締めでキャンプを打ち上げ

特にケガ人を出すこともなく、最後まで順調に全日程を消化した。最終日の朝は10時半と少し遅めのスタートとなった。最初にバレンタイン監督の話があり、その後、渡辺俊の長男誕生報告を全員が拍手で祝福。さらにバーチャルマシンによる打撃ゲーム「バレンタイン杯」の表彰式が行われ、8チームの総当たり戦を制した「SAMURAI」チーム(サブロー、西岡、波留)が賞金を獲得した。

28日のオープン戦に登板予定の浅間、黒木、小宮山らは、サブ球場でノースロー調整。バント処理練習などをこなした。午後2時10分に全メニューが終了。その後、選手全員でマウンドを中心に集まり、選手会長の小坂が「チーム一丸となって戦っていきましょう」と挨拶。一本締めを行い、キャンプを打ち上げた。

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対照的な両ベテラン

28日の巨人とのオープン戦で登板予定の小宮山、黒木の両ベテランは、この日ともにノースローでキャンプを終えた。3年ぶりの復帰登板に向け、順調な調整が続く黒木は「(興奮で)アドレナリンが出た状態で、どこまでいけるかを確認したい」と、当面の目標としてきた初戦登板に意欲をみせた。2年ぶりの現役復帰を果たした小宮山もブランクを感じさせない投球ぶりが目立っている。それでも28日に向けては「(オープン戦も含めて)まだ準備期間だから、試合とは考えていない」と冷静だった。

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ロッテ、浅間でG倒「由伸にぶつけても勝ってやる」[サンスポ]

ボビー・バレンタイン監督が、28日の巨人とのオープン戦初戦(鹿児島)の先発に2年目の浅間敬太投手を指名した。将来の左腕エースと期待される逸材は憧れのG戦登板を前に、同郷(千葉)の高橋由伸外野手への“死球攻め”を表明。G党にとっては、緩慢守備に続く不安のタネになる!?

端正なマスクめがけ、力いっぱい投げ込む。巨人戦で先発マウンドを踏むのは浅間。今が旬の2年目左腕が、敵の主砲・高橋由へ宣戦布告だ。「ビビッて投げるよりも、思い切り攻めていった方がいい。死球覚悟?そうですね。そのぐらいの気持ちで、投げなくちゃいけないですね。むこう(高橋由)はボクを知らないでしょうが、1番のアピールは抑えることです」。

1軍キャンプ初参加の19歳にとって、同じ千葉県出身の高橋由は、口も聞けない存在。だが、あえて上下関係は目をそらす。MAX143キロの速球に切れ味鋭いカーブがウリ。さらに、キリリと引き締まった“イケメン”でもある。「彼は才能のある選手で、ルックスもいい。何より千葉県出身だし、全て兼ね備えているじゃないか」。バレンタイン監督は素質に惚れ込み、将来のエースに挙げた。巨人戦はテレビで生中継され、チケットも完売しており「まさに未来への第一歩。いい経験になる」と期待を寄せた。

ロッテ投手陣は1軍枠をかけて21人が争う、猛烈なサバイバル状態。昨季2試合登板の浅間は、当落線上に位置する。「明日は前座として、試合をつくらなくちゃいけませんね」と不敵にニヤリ。桜島の噴煙をバックに、浅間からブラッシュボールの火が吹く。

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黒木、敵は自分、小宮山は冷静沈着[サンスポ]

復活を目指す2人が巨人戦で揃い踏み。右肩を痛めていた黒木は1軍クラスの打者と2年半ぶりの対戦で「相手どうのというよりも、まずは自分との戦いです」と力をこめた。2年ぶりに現役復帰した小宮山は「今は準備期間で、試合とはとらえていない。大事な時間を無駄に使わないだけ」と冷静沈着だった。

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李4番デビュー「一生懸命やるだけ」[サンスポ]

新外国人・李承Yが巨人戦で4番デビューする。キャンプ最終日はフリー打撃、シートノックなどで汗を流した。昨季、韓国・三星で56発の“アジア新記録”男のお披露目は、日本と韓国で生中継されるが「巨人戦だけでなく、チームの勝利のために一生懸命やるだけです」と強調した。

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李「4番・DH」デビュー[報知]

56発男が4番デビューを飾る。李承Y内野手が、28日の巨人戦(鹿児島)に「4番・指名打者」でスタメン出場する。鹿児島キャンプを打ち上げたバレンタイン監督が27日、「4番で使う」とオープン戦初戦の主軸に指名した。笑顔にキャンプの充実感があふれた。「仕上げの時期は終わり。内容の充実を目指します」紅白戦で3試合連続本塁打と噂通りの力を見せた男も臨戦態勢。最終日のこの日は、一塁を争う福浦、ユウゴーとともにコーチ室で一塁守備のビデオもチェック。福浦がめまいを起こして練習を一時離脱しただけに「ポジション争いでもアピールしたい」と、福浦の体調次第で一塁出場も志願した。

初のオープン戦が、故郷の韓国・大邱でも生中継される巨人戦。「巨人は日本最高の球団。高橋由の打撃も勉強になると思うし、打者としても、韓国では少ない落ちる球に気をつける」と、先発する巨人・木佐貫のフォークにも貪欲に挑戦する。「周囲の反対を乗り越えて日本に来た。後悔はしたくない」と語気を強めた“ライオン・キング”の本格的な挑戦が、これから始まる。

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ボビー、28日巨人戦先発に浅間指名[ニッカン]

ロッテはこの日でキャンプを打ち上げた。連日様々なアイデアとバイタリティーでムードを盛り上げたボビー・バレンタイン監督は「けが人もなく、満足を感じている」と笑顔を見せた。公式戦の開幕は、ちょうど1ヶ月後。しかし、それまでに戦力の絞り込みを完了する必要がある。指揮官は「オープン戦で選手達が競い合う姿を見るのが楽しみだ」と話し、28日の巨人とのオープン戦では先発投手には2年目の浅間敬太投手を指名した。「将来を背負う選手に、いい経験を積んで欲しい」と期待を口にした。

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19歳浅間、巨人戦に先発[ニッカン]

ロッテが27日、鹿児島キャンプ打ち上げを迎えた。明日28日には巨人とのオープン戦初戦(鹿児島・県営鴨池)を迎える。バレンタイン監督が巨人戦の先発に指名したのは19歳左腕の浅間敬太投手。同監督は「彼は高めの直球で勝負する投手に成長できる逸材」と期待している。その他、黒木、小宮山、藤田、戸部が登板する。

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