わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月6日

大阪近鉄3−1千葉ロッテ(大阪ドーム)

近鉄は先発バーンが3回を内野安打2本だけの無失点と順調な仕上がり具合を見せた。伸びのある速球で5奪三振。打線は川口が2二塁打、藤井が3安打を放った。ロッテは開幕投手候補の清水直が内容のある3回1失点。李承Yも2安打と好調をキープしている。

123456789R
千葉ロッテ0000010001
大阪近鉄00102000x3
川井
「最初マウンド上がった回は良かったんですけど…。2回目はボールが抜けて、全部高めに浮いてしまって打たれました。自分の持ち味である低めのコントロールができないと、あういう結果になってしまいますね。」

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清水直、余裕のボーク調整[ニッカン]

◇開幕シミュレーションこれでバッチリ

開幕シミュレーションは万全だ。ロッテの開幕投手・清水直行が余裕の調整を試みた。3回1死一塁の場面で意図的なボーク。このとき、打者が構える瞬間を狙って、ギリギリの間合いで投げていた。「少しずつテンポを短くしながら、どこまでがOKか試していた」と実戦の中で、審判の見解を仰いでいたのだ。「ギリギリのタイミングが分かった。いいボークだった」と語るように、きっちりデータを収集した。2回、北川に右前へ運ばれた当たりも「あれは打たせたボール。右打者に打たれる傾向があるので、どんな球が打たれるのか確認した」。シナリオ通りに予定の3回を投げ終えた。次回は来週末(13、14日)の西武2連戦で登板濃厚。開幕相手だけに手の内を隠したいところだが「投げないと間隔が空いてしまう」と気にする様子はない。14日に登板予定の西武・松坂と「プレ開幕戦」も辞さない構えだった。

清水直
「今はスピードにはこだわっていません。ボールがバッターの手前でどうなっているのか、キャッチャーに確認したかった。自分は右バッターに打たれることが多いので、そのへんを試そうと思って投げました。まだ、ボールが高いので、ボールのキレと力が伝わるようにやっていきます。とにかく、まだ真っ直ぐを追求していきます。(ボークは)どれくらいだと取られるのか、やってみました。バッターが構える前にセットに入ってみたり。いいボークでした。内容的には、高めを振ってくれたことをいいことと捉えます。キレがあるということだからね。」

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李、3試合連続打点

李承Y内野手が3試合連続打点をマークした。6回2死一塁で左翼フェンス直撃の適時三塁打。4回には145キロの速球にバットを真っ二つに折られながらも、鋭い打球で右前に運ぶ怪力ぶりを見せつけた。長打も3試合連続で、その間の打率は4割4分4厘と上り調子。「コンディションも少しずつ良くなっている」と順調な調整をうかがわせた。

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ベニーまた沈黙

新外国人ベニー・アグバヤニ外野手から快音が聞かれない。オープン戦4試合で11打数ノーヒット。5番ベニーで打線が切れるケースが続く。バレンタイン監督は「体ががっしりした選手は仕上がるのに時間がかかる」と、しばらく我慢の起用を続ける。

ベニー
「ノーヒットだからって気にしていないよ。開幕は3月の終わりだからね。」

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清水直、開幕へ向け順調[スポニチ]

近鉄−ロッテのオープン戦は大阪ドームで行われ、清水直が初の開幕投手に向けた登板で余裕の調整を見せた。3回1死一塁、大村へ4球目を投じようとしたところボークの判定。打者が構える寸前に投球動作に入ったからだが、走者を背負った場面で「どこまで取るのかタイミングを計っていましたから」という意識的なボークだったようだ。もちろんこれでペースを乱すこともなく、右打者の内角に沈む新種のスプリットも交えて3回3安打1失点。結果以上の内容にバレンタイン監督は「完璧な進歩」と称えた。次回登板は13日からの西武2連戦。3・27開幕戦の前哨戦となるが「さらけ出してやらないと」。シーズン最初の大一番を前に試すことはまだある。

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李が日本で初めての三塁打[サンスポ]

前日のオリックス戦(ヤフーBB)で初本塁打した李承Yが6回2死一塁からフェンス直撃の適時三塁打を放つなど4打数2安打と好調。「コンパクトなスイングを心掛けて、逆らわずに打てました」と手応え。日本で初めての三塁打に「足が早くないから、一生懸命走りました」と白い歯を見せた。

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清水直が3回3安打1失点[サンスポ]

清水直がオープン戦2度目の登板で3回を3安打1失点。3回1死一塁では制止ができていないとボークをコールされたが「どれくらいで取られるか確認のためにやりました。今は色々なことを試す時期」と有力視される開幕投手へ向け余裕のテスト。バレンタイン監督も「順調にきていますね」とニンマリ。

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