わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月13日

千葉ロッテ11−2西武(千葉マリン)

ロッテは開幕投手が濃厚な清水直が5回3安打1失点と好投し、安定感のある投球を見せた。小林雅はオープン戦初登板で1回無失点だった。福浦は3回に満塁本塁打を放った。西武は先発三井が7失点とシーズンに向けて不安を残した。

123456789R
西武0001000102
千葉ロッテ00502211x11

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ロッテ全球内角攻め、フェルナンデス抑えニヤリ[ニッカン]

◇昨日のチームメートも今日は敵ナンデス

元チームメートにも容赦はしない。エースと守護神が、昨年ロッテでプレーした西武フェルナンデスに対し、ほぼ全球厳しい内角攻めを見せた。

まずは、開幕投手に決定している先発の清水直。初回、145キロのインコース直球を左翼フェンス手前まで運ばれたが「いくかなとは思ったけど、僕の力勝ちでしょ」と、球威で左飛にねじた。2打席目も内角高めの143キロで右飛に切った。逆に、習得中の抜いたフォークは封印し、手の内を隠した。続くは、5回に2番手でオープン戦初登板した小林雅。全球シュートで内角をえぐった。カウント2−0から、わき腹付近にぶつけたにもかかわらず「ミスしなければ本塁打の心配はないという感じでした」と、手応えを口にした。

相手がカブレラ抜きとはいえ、開幕前哨戦に圧勝。フェルナンデスの頭には厳しい投球パターンの残像も植え付けた。打線も福浦、橋本に本塁打が飛び出すなど計14安打で4連勝。14日は、いよいよ西武の開幕投手・松坂と対戦する。バレンタイン監督は「うちにもまだ彼とやったことのない選手がいるし、良い機会。楽しみだよ」と余裕の表情。もはやチームに、8年連続Bクラスの面影はない。

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福浦満塁弾

これまでオープン戦全8試合で3番に固定されていた福浦が、5番で満塁弾を放った。前日12日の試合後、報道陣から「3番福浦、4番李は固定するのか」と聞かれたバレンタイン監督が「気付かれちゃったか。明日は変えよう」と予言していた。同監督は「皆さんのおかげで福浦が5打点を挙げることができました」と、試合後の会見ではジョークを飛ばしていた。

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小林雅、初陣146キロ[スポニチ]

守護神・小林雅がオープン戦初登板。6回に登場すると、安打と死球で無死一、二塁とされたが、最速146キロの直球を軸に後続を打ち取った。「走者を出していい緊張感で投げられました」。当初は9回に登板予定も、主力との対戦を希望して2番手でマウンドへ。元チームメートのフェルナンデスには死球を与えたが「ミスしなければ長打を打たれる心配はない」と手応えを口にした。

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清水直5回1失点の好投で開幕投手に[サンスポ]

清水直がオープン戦3度目の登板で、5回を3安打1失点と結果を残した。「久しぶりのマリンで気持ちよく投げられました。真っすぐが走るようになってきました」。開幕戦の相手、西武打線を抑える好投に、バレンタイン監督も「彼は開幕で投げるべき投手だ」と開幕投手起用を明言した。

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福浦がグランドスラム[サンスポ]

福浦が3回2死満塁から右翼席へグランドスラム。この1安打に終わったが、5打点を稼ぐ大活躍だ。「細かくチェックしながら打席に立っています」と調整は順調。李承Yと一塁争いは「まだまだですよ」と気を引き締めた。

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清水直「開幕」決定[報知]

◇西武相手にデモ投5回1失点

清水直が開幕戦の相手、西武に強烈なデモンストレーションだ。5回3安打1失点。安定感あふれる投球にバレンタイン監督も興奮。既に右腕を開幕投手に指名していたことを明かしてしまった。

「開幕?3週間前に伝えたよ。オープニングゲームを任せられる力があると判断した」と指揮官。小関、カブレラを欠いたとはいえ、ほぼベストメンバーの西武打線を翻ろうした抜群の内容に表情が緩んだ。「久々の(千葉)マリンのマウンドは気持ちよかった」と清水直。「真っすぐが走っていた。西武?シーズンに入ればいずれ当たる相手なので、意識しないで1人の打者として対戦した」と平常心で臨んだ投球を淡々と振り返った。

物柔らかな男もマウンドに上がれば別人になる。試合前「お手柔らかに」と片言の英語で話しかけた元同僚のフェルナンデスに対しても遠慮なく胸元を突いた。「新戦力は内(角)がさばけるかどうかだからね。色々と試したいことがあったんだろう」と井上投手コーチも本番を見据えた姿勢を評価した。「開幕」は清水直にとってプロ5年目で初の栄誉。だが、2年連続2ケタ勝利のエースに全く気負いはない。

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清水直にボビー「開幕投手にふさわしい」[ニッカン]

清水直は開幕カードの相手に対して5回を3安打1失点。納得した様子のバレンタイン監督は、興奮を隠しきれなかった。「実は3週間前から本人には(開幕投手を)言ってあったけど…。彼は開幕投手に相応しい」。指揮官の信頼を得た右腕は、5年目で初めて栄誉あるマウンドを任されることになった。

4回に連続二塁打で1失点はしたが、これはシーズンに向けて色んな配球を試した結果だった。「課題はあるけど、まあまあ。真っすぐもだいぶ走るようになったし」と清水直。控えめな口調の中にも確かな手応えと、西武に対する自信が感じられた。

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守護神の貫録!ロッテ小林雅1回無失点[ニッカン]

守護神・小林雅が満を持してオープン戦初登板した。「体の調子はすごくいい。あとは集中力と緊張感」という仕上がりぶりで、1回を無失点に抑えた。安打と死球でいきなり無死一、二塁のピンチを招いたが、後藤武、和田を連続三振。大島も遊飛に仕留めて貫録を見せつけた。小林雅は「わざと(緊張する)状況をつくった訳じゃないけど…」と冗談めかして振り返り「シーズンに向けて(自分の球の力を)印象づけられたかな」と納得の表情だった。

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