わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月15日

海浜幕張駅前に「バレンタイン神社」[ニッカン]

ボビー・バレンタイン監督にちなんだ「バレンタイン神社」が、21日から海浜幕張駅前の商業ビル「プレナ幕張」で一般公開される。現在、最終仕上げ段階という同神社だが、超人気女性造形作家が製作を手がけていることが15日、分かった。

作者の名は中村園さん。47年北海道生まれの中村さんは、沖縄サミットで、腹話術師のいっこく堂が使用した各国首脳の人形を製作したことで有名。スタジオ・ジブリ映画の宣伝イベント等にも数多くかかわり、04年夏公開予定の宮崎駿監督最新作「ハウルの動く城」の全高5メートルの立体造形物を作った、その道の第1人者だ。

「明るくて誠実な感じの監督と、ファンとの友好を深めるようなイメージ」(中村さん)で作られたバレンタイン神社では、本人の手形を元にした実物大の監督の手と握手できる。その際、同監督の日本語メッセージも流れる仕組みだ。神社の周りには千葉マリン球場の人工芝が敷かれ、プロ野球を身近に感じられる貴重なスポットとなる。

「作っているうちに好きになって、いとおしくなってくるんですね」という中村さんも、心は既にロッテファン。「バレンタイン神社」は、ファンとともに戦う今季のチームを象徴する場所になりそうだ。

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新監督Vの条件、森祇晶が分析[ニッカン]

◇ボビーの変化

バレンタイン監督が嬉しそうに笑った。私が「相手に合わせて変化するのがボビーの野球だと思う。それはすごく難しいことだよ」と指摘した時だ。

バレンタイン監督
「そうです。色々違った面を持ったチームにしたい。各球団のスコアラーや評論家の方が私の野球を評価するでしょうが、皆さんの1歩前を進むことが大事だと思っています。」

変化の野球。それは、相手投手の力量、タイプ、相手チームの得点力、守備力、走力などを分析。自軍の選手起用や作戦を試合ごと、局面ごとに変えていくことだ。よく「不動のオーダー」は強いといわれる。しかし、それは絶対的な戦力がそろってのことで、ロッテの戦力にまだそれは期待できない。

ならば適材適所を探りながら選手の能力をつなげてはばらし、また組み立て直す。難しい作業だが35歳でレンジャーズ監督になってから、彼はその点を駆使して最優秀監督(86年)に選ばれたり、メッツをワールドシリーズ進出に導いた。最も得意な戦法なのだ。

大切になるのが、彼が意図することを選手がどこまで理解するかだ。戦術やオーダーは刻々と変化する。しかし、彼が各選手の能力に沿って、個々に期待する中身は変わらない。それぞれ、その局面で打席に、あるいはマウンドにいる自分に監督は何を求めているのか?選手が判断、実行して成功する確率が上がれば、勝つ確率も上がる。

バレンタイン監督
「現段階で選手は70%ぐらい理解できています。それで十分。あとは公式戦で徐々に深めていけばいい。」

彼の狙いが的中するたびに、選手たちは「勝てる」と自信を深める。昨季終盤、優勝争いとは関係なくなり重圧が少なくなってから強かったように、潜在能力もある。自信を深め、8年連続Bクラスの「負け犬根性」をぬぐうことができれば、ロッテは変わる。

◇再三の揺さぶり〜3・13西武戦から

初回先頭波留が出塁すると2番堀の初球にヒットエンドランを敢行。投球が完全なボールだったため、堀は空振り。結果として盗塁失敗となった。相手捕手が若い野田ということで、いきなり主導権を握りに来たのは明らか。バレンタイン監督は「開幕戦で同じ場面でも同じように仕掛ける。今度は成功するでしょう」。2度とやってこないだろうが、開幕カードを意識した作戦だった。また、3回には無死一塁から9番小坂がセーフティーバントを決め、上位につなげ5点を奪った。1番も打てる小坂を9番で使い「彼が重要な選手になる」とこだわっている。

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ロッテ“バレンタイン・キャンペーン”[スポニチ]

ロッテが、バレンタイン監督を前面に押し出した開幕キャンペーンを行うことになった。オープン戦期間中を中心に、千葉県内の各所でイベントを展開。中でも指揮官は21日の船橋市内を手始めに、チーム最多となる3度のトークショーに参加する。球団関係者は「ファンサービスに熱心で助かります。一緒に盛り上げていただければ」と話した。

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松静夫人が来日[スポニチ]

李承Yの松静夫人が羽田空港着の大韓航空機で来日。「野球だけを見て欲しい」という李の意向で取材には応じなかったが、関係者には「美味しい手料理を作りたい。家ではリラックスしてほしい」と話した。前日の西武戦(西武ドーム)で3三振を喫するなど波に乗り切れない李だけに、内助の功で復調が期待される。

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