わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月16日

千葉ロッテ1−2オリックス(千葉マリン)

ロッテは、出遅れていた小林宏が調子を上げてきた。疲れの出た6回に2点を失ったが、速球も威力を増してきた。オリックスは期待の本柳が、5回を被安打4の1失点。内角を大胆に突く投球が光った。

123456789R
オリックス0000020002
千葉ロッテ0010000001
小林宏
「最後はバテたけど、内容には満足しています。フォームがしっくりしてきました。」
長崎
「1軍にも慣れたし、抑えられる、と思って投げているのがいいと思う。」

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テンポの遅さにヤジ合戦、MとBWに新たな遺恨[ニッカン]

ロッテvsオリックスの新遺恨戦がぼっ発した。千葉マリンでのオープン戦。ロッテのボビー・バレンタイン監督が、オリックス伊原監督が三塁コーチボックスから飛ばしたヤジに激怒。一塁側ベンチから「バカヤロー、出て行け!」と英語で応戦した。試合後も「マイナーリーグでもないのに、何で監督が三塁コーチに立ってるんだ」と熱血漢の怒りは収まらない。新たな遺恨が、シーズンにも飛び火しかねない様相を呈してきた。

◇球場中に緊張

7回表、オリックスの攻撃。千葉マリンに緊張が走った。無死二塁で9番早川が打席に入るのが送れた。ロッテベンチから「早くしろ」の声。三塁コーチボックスの伊原監督が「どアホ!」と応じると、バレンタイン監督がキレた。ベンチから身を乗り出し、英語の放送禁止用語で「バカヤロー!」と叫び、さらには「Get out!(出て行け)」と指差し、球場に響き渡るほどの声で怒鳴り散らした。

伏線があった。先にヤジったのは伊原監督だった。6回表無死二、三塁。ロッテ2番手長崎がマウンドに上がった。打ち合わせを終え、捕手里崎がホームへ歩き出した時だ。「はようせい、ハリーアップ」と伊原監督がマウンドへ声をかけた。負けずに長崎が反応した。「まだ捕手が構えてもないやないか」。自軍の選手がヤジられ、バレンタイン監督も激怒。7回の「報復」につながった。

◇こき下ろす!

バレンタイン監督は「バカヤロー」と叫んだ後も、伊原監督を揶揄し続けた。そんなに試合を短くしたければ、お前のサインを素早くしろ、とばかりにブロックサインのゼスチャーで挑発。伊原監督がサインを出すと「できるじゃないか」と小ばかにしたように拍手を繰り返した。

試合後の監督室でも怒りは収まらない。「メジャーには30、日本には12球団あるけど、何でマイナーリーグでもないのに監督が三塁に立ってるんだ」「彼が注目されたいようだったから、ちょっと注目してやったまでだ」…。報道陣から「洞察力のある伊原監督がコーチに立つと、重圧がかかるのか」と問われると「ちょっと待ってくれ。うちの投手がマウンドに上がった時に、彼が洞察力を発揮したことなってあったか?」とこき下ろした。

もちろん、ただ感情的に激怒したわけではない。チームを活気づける意味合いが多分に含まれていた。同監督は前回95年、ナインを鼓舞する意味で3プレー連続で審判に講義。勝利につなげたこともある。長崎をかばって怒る、戦う姿勢を自ら示すことで、選手からの信頼も生まれる。西村ヘッドコーチは「去年までだったら、チームが一丸となって相手のヤジに言い返すなんてことはなかったかも」という。プレー以外でもパはエキサイティング・リーグ。もちろんシーズンでのオリックス戦もガ然、熱気をはらみそうだ。

西村ヘッドコーチ
「あの場面ではみんなで言い返さないとダメでしょ。内容は言えないですけどね。監督がああいう感じだと、盛り上がるし、勢いも出ますよ。」

◇18退場メジャー記録も−バレンタイン監督武勇伝メモ

変装
メッツ時代の99年。退場を宣告されてからTシャツに着替え、つけひげと眼鏡で変装してベンチに戻った。野球規則では、退場処分を受けた者が再びベンチに入ることは禁止。2試合の出場停止処分も受けた。
退場ワースト記録
85年に30代半ばで就任したレンジャーズ監督時代。1シーズン18回退場の大リーグワースト記録を樹立した。
3プレー連続講義
95年の西武戦、3プレー連続で審判に猛講義。その後のサヨナラ勝ちにつなげた。「自分が正しいと思っているからああなっただけ。誇りに思いたいゲームです」。

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波留1番吹いた

1番波留が絶好調だ。この日も3打数2安打1打点で、オープン戦の打率は5割8分8厘。バレンタイン監督も「小坂とともに、いいリードオフマンになってくれてる」と高評価。波留は「みんな勝つことに飢えていると思うし、個人の成績は関係ないというチームになれれば」と意欲を見せていた。

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ボビーと伊原監督が大ゲンカ[スポニチ]

開幕直前のパ・リーグに遺恨が勃発した。ボビー・バレンタイン監督と伊原春樹監督が16日、千葉マリンで行われたオープン戦で6回の投手交代に端を発し、ヤジの応酬を展開。一塁ベンチと三塁コーチスボックスから激しくののしり合った。伊原監督は試合後も怒りが収まらない様子で、公式戦での対決から目が離せなくなった。

春の陽気が突然凍りついた。「Get out of here!(ここから出ていけ)」の絶叫に「何言ってんだ!どアホ!」という反撃の怒鳴り声。オリックス攻撃の7回無死二塁。千葉マリンが修羅場と化した。

伏線は6回だ。谷の適時二塁打で同点とし、なお無死二、三塁。ロッテは小林宏から長崎へ投手を代えたが、動いたのは代打・山崎が打席に入ってから。伊原監督がマウンドの井上投手コーチに「早くしろよ。ハリーアップ!」と声をかけると長崎が「何ですか?」と反論。逆転を許した右腕がベンチに戻ってバレンタイン監督から動揺の理由を問われ、大舌戦のゴングが鳴った。

バレンタイン監督 2軍でもないのに監督がコーチに立つのは珍しい。注目を浴びたいようだから、注目したんですよ。7回無死二塁でオリックス・早川の登場が遅れると、今度はロッテ側が「早くしろ!」。伊原監督のブロックサインをバレンタイン監督がまね、さらにバントのポーズで挑発。早川が送りバントを決めると「やはりバントか」と笑い飛ばした。

伊原監督
「怒ったなんてもんじゃない。(長崎の)投手交代で迷ってテレンコテレンコして…。こっちはゲームを早くしてやってんのに何をぬかすか!あのバカが!なめとるよ!日本の野球を!」

発端はささいなことだが、止まらない。バレンタイン監督は伊原監督がクセ盗みの名人と知ると「うちの投手に洞察力を発揮しましたか?」と皮肉り、伊原監督は「日本でやってんだから日本語でしゃべれ!」。日米理論派監督が陥った感情的な対立。伊原監督は「年俸で負けても野球では負けない」と言い切った。公式戦初対決は4月9日にヤフーBBで行われる。前年Bクラスからプレーオフ進出を狙う両指揮官の遺恨が、パ・リーグを熱くするのは間違いない。

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波留がOP戦打率.588の絶好調[サンスポ]

1番・中堅でスタメン出場した波留が、この日も2安打を放ち17打数10安打、打率.588と絶好調。「今は自分のスイングをすることだけを心がけています」と開幕スタメンに必死。頼もしいリードオフマンにバレンタイン監督も「とてもいい仕事をしてくれている」と大満足。

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バレンタイン、伊原両監督がけんか腰[報知]

◇「Get out!」「どアホ!」

バレンタイン監督と伊原監督が、16日のオープン戦でけんか腰の舌戦を繰り広げた。7回、オリックス・日高が左越え二塁打を放った無死二塁。次打者への作戦を迷う三塁コーチャーズボックスの伊原監督に、ロッテ側から「早くしろ!」のヤジが飛んだ。伊原監督は「どアホ!」と応酬。バレンタイン監督が「Get out(失せろ)!」と一喝。英語で最も侮蔑的な単語、「FOOK!」とどなり、伊原監督のサインを出す身振りをまねて冷やかした。

伏線は6回無死三塁。先発の小林宏からリリーフした長崎のいるマウンドに向かい、伊原監督が「早く投げろ。ハリーアップ(急げ)」とちゃかしたことから始まった。その後もベンチから非難の言葉を浴びせ続けた2人。バレンタイン監督は「マイナーじゃあるまいし、三塁コーチをする監督なんて見たことない。注目を浴びたそうにしていたから、そうしたまで。投手のクセを見抜く?そんな洞察力があるようには見えないな」と痛烈批判。伊原監督も「客に手を振ったりしないで、オメーが早くしろ。日本なんだから日本語でしゃべれ。日本の野球をナメてる。年俸では負けるけど…」と切り返した。

かたやワールドシリーズ出場、かたやシーズン90勝の実績を持ち、どちらもチーム再建を託された指揮官同士の場外バトル。遺恨は簡単に収まりそうもない。

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小林宏直球にキレ!6回途中2失点[ニッカン]

小林宏が、2度目の先発で3回途中まで2失点と好投。「ここまでで1番の投球」と手応えをつかんだ。今季の起用法は未定だが、バレンタイン監督も「最も効果的な形で使いたい」と、信頼を口にする右腕だ。

球速は、まだ140キロ台前半。だが、切れが違う。無失点だった5回までの15アウトのうち、10個が力のない飛球。疲れの出た6回に失点したが「低めにも指にかかったボールがいった」。手応えは悪くなかった。「この日の内容でだいぶ落ち着いた。球速ももう少し出てくる」と、言葉にも力がこもった。

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バレンタインvs伊原、激しいののしりあい[ニッカン]

バレンタイン、伊原の両監督が激しいののしり合いを繰り広げた。発端はロッテが投手交代する際、伊原監督が発した「ハリーアップ(急げ)」の一言。そのセリフにバレンタイン監督が反応。7回のオリックスの攻撃では、三塁コーチに立つ伊原監督と一塁ベンチのバレンタイン監督が、汚い言葉を応酬し合った。

試合後、伊原監督は「年俸では負けても野球では負けんよ」。バレンタイン監督も「マイナーリーグじゃあるまいし、コーチャーズボックスで目立ちたがって」と両指揮官の怒りは収まらなかった。

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