わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月21日

千葉ロッテ3−7福岡ダイエー(千葉マリン)

ダイエーはこれまで制球がいま1つの斉藤が2番手で登板し、2回を無失点と安定感が戻ってきた。打線も中軸につながりが出て、万全の様相。ロッテは清水直が4回6失点ながら、開幕戦登板に向け、まずまず。ミンチーも4回1失点と安定した内容を見せた。

123456789R
福岡ダイエー3003000107
千葉ロッテ3000000003
小林雅
「シーズンインして気持ちが入ってくれば、もっとよくなるでしょう。」

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李主軸は外さない

バレンタイン監督が、4試合ぶりに安打を放った李を開幕からクリーンアップで固定する考えを明らかにした。「もちろん主軸を打たせるよ。彼は安打以外にもいいスイングで右飛を打ったし」。李はこの日、韓国のテレビ番組の撮影で国旗と父の春光さんのメッセージビデオをプレゼントされ感激。前日20日には韓国で56本塁打を打ったビデオを見た。「体がぶれないように」したことで、浮上の手掛かりはつかんでいた。

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ボビー塁審に抗議

バレンタイン監督が、先発清水直に対する2度のボークに異論を唱えた。試合中は「セットポジションで完全に静止していない」と判定した三塁塁審に激しく抗議。終了後には「その前の投球時より静止時間が短かっただけで、止まっていたことには間違いない。これがシーズン中なら悔やみ切れないよ」と憤っていた。

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黒木今後話し合う

黒木が22日の練習で、今後の予定についてバレンタイン監督と話し合う。先発として2軍に行くか、中継ぎで1軍に残るかの選択肢が残されている。同監督は「心の中は決まっています。彼とゆっくり話したい」と説明した。

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清水直狙って連続ボーク[報知]

4回を6失点の内容にも、清水直は納得顔だった。バレンタイン監督から開幕投手に指名されたエース右腕は「自分が試そうとしていたところは“そういうところ”なので、(結果は)仕方ないでしょう」と余裕の表情で、初回の2連続ボークを振り返った。

ボークの限界に挑んだ。1回2死一塁。松中への2球目がボーク。続く6球目にも宣告された。投球前には静止しなければならないが、セットポジションから、いかに早く投げて打者のタイミングを狂わせられるか、この日のテーマはその間合いを計ることだった。結果的にその後3連打で3失点したが、27日の西武戦(西武ドーム)へ向けた高いレベルでの調整だった。

バレンタイン監督はボークの場面で「彼は確かに静止した。審判によって判断が違うと、こちらも困る」と抗議したが、エースの投球には満足。「4回の3失点もベンチが試したいことをやってもらっての結果。6失点は差し引いていい」と“完封”の評価だ。もう試す期間は終わり。「光栄だが、責任感もある」という初の開幕戦に向け、エースの準備は整った。

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李が14打席ぶり安打[サンスポ]

李承Yが1回、14打席ぶりに安打を放った。「1本しか出なかったけど、いい感じでスイングできました。ボールも見えてきました」。試合後は、韓国のテレビクルーに父・春光さんからのビデオレターを見せられ「感動しました」と笑顔が戻った。

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清水直4回6失点[サンスポ]

開幕投手に決まっている清水直が4回を11安打6失点。散々の結果となったが「色々試すこともありましたからね。次は内容より結果です」と気を引き締めた。また、1回に受けた2度のボーク判定について、バレンタイン監督は「(セットポジションで)制止できているか否か、審判によって違う」と納得がいかない様子だった。

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李14打席ぶり安打[スポニチ]

李承Yが4試合14打席ぶりの安打。初回1死一、二塁から新垣の直球を右前に運んだ。「今日の打撃にはとても満足しているよ」。結局5打数1安打も、コンパクトなスイングを心掛けて復調への糸口をつかんだ。打率.214ながらバレンタイン監督も「主軸は外さない」と明言した。試合後は韓国テレビ局の企画で父・春光さんからビデオレターが届き「感動した。頑張らないと」と気合を入れ直していた。

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李が4試合ぶりの安打[サンスポ]

このところ調子を落としていた李承Yが1回に4試合ぶりの安打を放った。疲れと、慣れない日本流の配球に苦しみ、打席でのタイミングに狂いが生じていた。「軽く振って、軸がぶれないよう」心掛けることで「ボールが見えるようになった」という。「ほんのちょっとの差だけど、大きい」と、声を弾ませた。

結局、この日は5打数1安打。「だけど満足している」と李。バレンタイン監督も「ヒットも出たし、いいスイングができてきてる」と、復調の気配を感じたようだった。

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清水直、6失点も感触まずまず[サンスポ]

開幕投手、清水直のオープン戦最後の登板は4回6失点。それでも「ここまで順調だったし、開幕戦でこれが出なくてよかった」。むしろ、安心した様子だった。1回、松中の打席で2度のボークを取られるなど、内容は散々。ただ、それもシーズンに向けて、配球をテストした結果。オープン戦を通じて無四球、被本塁打ゼロなど、収穫はあったようだ。開幕は今週末に迫った。「早く投げたい」と、初めてつかんだ栄誉のマウンドに、期待を膨らませていた。

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