3月24日3月24日くたばれヤンキース！！ロッテのボビー・バレンタイン監督が、パ・リーグの開幕2〜5戦目まで日程が重なる大リーグ日本開幕戦シリーズに、挑戦状を叩きつけた。24日、千葉マリン球場での練習後、「この日程は間違ってる。セ・リーグがパ・リーグのことをあまり考えていないといういい例だよ」とぶちまけた。
開幕2戦目となる28日には巨人−ヤンキース、阪神−デビルレイズが開催される。29日には巨人−デ軍、阪神−ヤ軍、30日からの2日間は大リーグ公式戦が開催される。たかが4日間、では済まされない。パ・リーグが注目を奪われるのは否めない。ならば試合内容でヤ軍から主役の座を奪おう、の決意がバレンタイン監督の胸にある。
バレンタイン監督は今季を戦う上で3つの障害があると指摘する。「まずヤ軍に注目が集まるせいで、パの報道が少なくなること。それから五輪に選手を取られること。そして五輪で勝てなかった場合に野球熱が冷めてしまいかねないこと」と危機感を募らせる。
そんな同監督は2月の鹿児島キャンプでも、視察に訪れた根来コミッショナーに、日程等の問題点をぶつけた。しかし「同意してもらったけど、来年だって分からないよ」と不満は解消されていない。00年にはメッツの監督としてワールドシリーズに出場。惜しくも宿敵ヤ軍に敗れているだけに、個人的なライバル心も相当なもの。今回は実力でスポットライトを奪い、パの地位回復も目指す。
バレンタイン監督が開幕日程にかみついた。27日の西武戦（西武ドーム）から5連戦を行うが、翌28日からヤンキースが巨人、阪神とのオープン戦を含めて4連戦。「開幕戦なのに向こうに注目が集まってしまう」。4月2日開幕のセ・リーグは影響を受けないだけに不信感も倍増。春季キャンプを視察した根来コミッショナーにも課題として訴えたといい「パ・リーグ軽視の顕著な例」と不満げだった。