わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月26日

エキサイト!

バレンタイン監督
「準備は万全。昨夜には盛大な決起集会も行い、とてもエキサイトしているよ。李ら能力のある外国人も加わった。順応する時間がかかるかも知れないが、日本選手も素晴らしいから心配していない。ファンと共に頑張りたい。」

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李ビデオで徹底研究[ニッカン]

李承Y内野手が、27日開幕戦で西武松坂にリベンジする。西武ドームでの練習後に「今夜も、この前の試合のビデオを見て研究したい。既に戦いは始まっている。常に全力で頑張りたい」と、2三振を奪われた14日オープン戦の借りを返す意気込みを見せた。

チーム全体では松坂のビデオを見ない予定だが、これまでもテープに穴があくほど研究してきた李は別だ。また開幕戦では、持っている物のうち最軽量となる920グラムのバットを使用する予定。ライバルの速球に対応することを第一に考えている。

オープン戦打率2割2分2厘で終わったが、徐々に調子を上げてきた。構え、スイングをコンパクトに改良。体重を後ろへ残して、手元までボールを引きつける打撃ができるようになってきた。バレンタイン監督も「今季が終わるころ、李はパ・リーグを代表する選手になっているはずだよ」と明言する。

前回の松坂との対戦について李は「単純に僕の技術が未熟だったということ。調子が落ちていたとか、言い訳はしたくない」という。韓国の「国民的打者」のプライドにかけて、2度は負けられない。

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清水直「辛抱」

初の開幕戦投手を務める清水直が、キャッチボールとランニングだけの軽いメニューで最終調整を行った。松坂との投げ合いについても「僕は打者と勝負するわけですから」と力みはない。「普段の投球ができれば自信はあります」という強気のエースは、帽子のつばに書き込まれた「Be Patient(辛抱強く)」という文字通りの投球を披露する。

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現役評論家小宮山悟[ニッカン]

◇ダイエーの次はウチとハム

いよいよ開幕する。優勝はやってみないと分からないけど、ダイエーとオープン戦を戦ってみて、やっぱり強いなと感じた。相当にね。選手の動きに自信が満ち溢れている。ウチと単純に比較すると、勝っている部分は守護神のマサ(小林雅)だけ。でも、ダイエーを慌てさせる戦い方はできる。勝とうとする気持ちがどれだけ強いかだよね。

パ・リーグは本当に面白い。ダイエーの次にはウチと日本ハムが来る感じ。ハムは、去年1年でヒルマンの考え方が浸透したと思う。場面場面でどうすればというのを学習したので、はるかによくなっているでしょう。その後にオリックスかな。弱点をきちっと矯正する伊原監督が来たからね。ただ、投打に柱がいないから多少脆い。

続く近鉄、西武はけが人が問題。ローズが抜けた近鉄は、右アキレス腱断裂の吉岡の離脱が痛すぎる。ただ、そういう時には誰かが代わりにチャンスを掴むもの。岩隈ら投手だって悪くないから、軽くあしらえるという感覚はない。カブレラのいない西武はちょっと厳しいけど、ナインは自覚していると思うしね。

全てのチーム、全ての選手がちゃんと力を発揮したと仮定して、ウチの順位は明らかに上から数えた方が早い。僕について言えば、コンスタントに投げると200イニング近くはいくでしょう。3Aレベルなら1試合100球として中4日でも余裕だったから。勝敗は時の運だけど、そのぐらい投げられたら「真似できるやつは出てこい」と、声を大にして言いたいですね。

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李、松坂用に軽量バット[スポニチ]

怪物攻略へ、ロッテの新4番・李承Yが軽量バット使用を決断した。前日練習を行った西武ドームで「明日は1番軽いバットを使う。松坂の速い球に対応するため」と明言。オープン戦は主に940か950グラムを使用してきたが、開幕の大一番で920グラムへ重量を落とす。14日のオープン戦(西武ドーム)では速球と変化球のコンビネーションに対応できず、松坂から2三振。シドニー五輪では勝敗を決する一打を放ったが、当時からカットボールなど球種も増えて認識を新たにせざるを得ない。夜の宿舎ではビデオで松坂の投球を頭に叩き込んだ。「李はシーズンが終わる頃にはパ・リーグ屈指の打者になっている」とはバレンタイン監督。その期待を裏切る訳にはいかない。

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バレンタイン監督“平成の怪物”を徹底無視[サンスポ]

9年ぶりに迎える日本での開幕戦。プロ野球を代表する右腕、西武・松坂との決戦へ向け、研究を重ねているかと思われたバレンタイン監督だったが…。

「松坂のビデオ?見てませんよ。ミーティングで選手たちに見せることもしません」。“平成の怪物”を徹底無視する姿勢を示した。咋季は松坂に対し打率.143と完全に抑え込まれたロッテ打線。悪いイメージをわざわざ思い起こし、変な先入観を植え付ける必要はないとの考えだ。実際、バレンタイン監督も、14日の西武戦(西武ドーム)でチェンジアップの多かった松坂の投球に「ファストボールがいいと聞いていたのにガッカリした」とデータに裏切られている。

「キャンプからここまで、いい準備ができました。現段階でのチーム状態には満足しています」という指揮官。自分たちの野球をすれば結果はついてくる。相手投手が松坂でも、それは同じ。今季のチームには、8年連続Bクラス中だとは思えない余裕が漂っている。

清水直
「普通にやるのが1番難しいと思う。でも、平常心を保って投げられるようにしたいです。」

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李が抱負を口に[サンスポ]

“アジアの大砲”李承Yが、日本公式戦デビューを前に「(韓国時代とは)環境も違うし緊張もするでしょう。でもチームの勝利を目指し、一生懸命がんばりたいです」と抱負を口にした。バレンタイン監督も「彼はシーズンが終わったときには、パ・リーグを代表する打者になっているだろうね」と活躍を期待していた。

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李、軽量バットで松坂攻略だ[報知]

◇オープン戦で2三振…悪夢繰り返さない

松坂を丸裸にする。李承Y内野手は26日、ビデオ漬けで開幕戦に臨むことを明かした。さらに、松坂の速球に対応するため従来より軽い“松坂用バット”で打席に入る秘策も分かった。

松坂は「過去のことはあてにならない」とロッテ打線に無視を決め込んだが、李は違う。「自分は全ての情報を受け入れる」と、入団直後から松坂のビデオを入手。春季キャンプ中も見続けた。西武ドームで練習を行った後も、宿舎内でスコアラーからの情報と照らし合わせながらオープン戦のビデオで研究。“対松坂”をイメージした。

ただ見るだけではない。練習で使ったバットは、これまで使用した950グラムから920グラムにまで軽量化されたものだ。「松坂は素晴らしい投手。彼の速球に対応するため、軽いバットを使う」。14日に松坂と対戦したオープン戦では速球に振り遅れた揚げ句、チェンジアップを空振りして2三振の完敗だったが、同じ轍を踏む気はない。

バレンタイン監督は「松坂が見ないのなら、ウチも見ない」と野手ミーティングで松坂のビデオ研究を中止した。だが、それもナインを信頼する裏返し。「対戦する選手それぞれが準備できていると思っている」と付け加えた。その通り。「オープン戦の2三振より、いい対決ができるように頑張るよ」と宣言したアジアの大砲の準備に、抜かりはない。

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