わたしはかもめ2004年鴎の便り(3月)

便

3月31日

大阪近鉄3−0千葉ロッテ(大阪ドーム)

近鉄は川尻が緩急を生かした投球で、7回0/3を4安打無失点。打線は4回、阿部真の2点三塁打などで3点を奪い、主導権を握った。2年ぶりの現役復帰登板となった先発小宮山は本来の制球力を欠き、4回を8安打の3失点。

123456789R
千葉ロッテ0000000000
大阪近鉄00030000x3
小宮山
「普通に投げられたことが収穫だった。(前の日本とは)何も変わらない。だから普通ということ。4回はボールが高く浮いた。とにかく、普通に投げられた。」
井上投手コーチ
「あれだけの経験があるピッチャーでも、初戦は硬さが出る。その中でどれだけの力が出せるかだが、そこそこ投げられた。さすがというところも見せた。ただ打たれたのはボールが少し高かったと思う。」

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小宮山3年ぶり白星ならず[ニッカン]

◇4回3失点

1年のブランクを経た38歳のベテランは、久々のマウンドを白星で飾ることはできなかった。小宮山が、横浜での01年10月11日(中日戦)以来となる先発。しかし、4回裏に捕まった。1死一、三塁で伏兵・阿部真に2点三塁打を運ばれ、暴投で3点目も献上。5回からは薮田にマウンドを譲った。

小宮山
「昔と変わらず普通に投げられたんだけど、ちょっと球が高めにいってしまった。残念の一言です。」

この日の最速はまずまずの141キロを記録した。毎回走者を出しながらも、3回までは粘りの投球を見せた。井上投手コーチも「あれほど経験のある投手でも初戦は堅さがでる。そういう意味では、さすがというところは見せたと思う」と評価した。だが、及第点の内容が、敗れた悔しさを際立たせた。

バレンタイン監督は「次の先発?時間があるし、まだ決めていない」と、次回登板についての明言は避けた。それでもベテランの頭の中には、あくまで先発勝利のイメージしかない。万全の調整で、阪神相手に自己最多タイの12勝目を挙げた01年10月5日以来の白星をつかみとる。

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李初猛打賞も…

4番李が孤軍奮闘した。好投川尻から来日初の猛打賞となる3安打。たが勝利に結びつかなかっただけに「負けたから言うことはない。次の試合はとにかく打点を挙げたい」と言葉少なに球場を後にした。千葉マリン開幕戦となる2日のダイエー戦は父春光さんも観戦予定。気持ちを切り換えて本拠地に登場する。

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小宮山ホロ苦日本再デビュー[報知]

◇4回8安打3失点、2年半ぶりに気合が空回り

ベンチの中で、最後までゲームを見届けた。表情を崩さぬまま、小宮山はバスに乗り込んだ。「残念。残念の一言です」。1年のブランクを経て、5年ぶりの古巣復帰。横浜時代の2001年10月11日の中日戦以来、約2年半ぶりに満を持して迎えた日本での登板は、4回を8安打3失点とホロ苦だった。

4回1死一、三塁に阿部真に右中間へ2点三塁打。さらに2死三塁からは“らしくない”暴投で3点目を許した。「ボール自体も悪くなかったし、そこそこの投球だったと思う。ただ、少しボールが高かった」オープン戦では3試合9回1/3を無失点。ブランクのかけらもなかった。だが、公式戦という重圧か。若干の狂いが生じていた。

それでもMAXは141キロをマーク。カーブ、スライダー、シュート、そしてチェンジアップも健在だった。「久しぶりのマウンドで、昔のように、ふつうに投げられたのが収穫かな」浪人時代の昨年も、評論活動の傍ら母校・早大のグラウンドなどを利用して練習を続けた。春季キャンプで初日からブルペン入りしたのは、復帰を見据えた努力以外の何ものでもない。

バレンタイン監督は、次回先発については明言を避けたが「ちょっと気合が入りすぎていたように見えた。中軸の打者以外に集中力が欠けていたようだが、投球自体はよかった」と評価した。「自分はプラスにしかものを考えない」と言い切る小宮山。“精密機械”と呼ばれた男の本領発揮は、これからだ。

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小宮山、復活飾れず…4回3失点で敗戦投手[サンスポ]

2年半ぶりの国内登板となった“一浪投手”小宮山は、4回8安打3失点で敗戦投手。「昔と変わらず普通に投げることができました。少しボールが高かった分、ヒットになってしまいました。残念の一言です」。これでチームは3勝2敗。バレンタイン監督は「ロードということを考えればいいデキだと思うよ」と振り返った。

井上投手コーチ
「あれだけ経験のある投手でも、初戦は難しいもの。そこそこのボールは来ていたし、さすがだと思うよ。」

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李が初の猛打賞[サンスポ]

李承Yが4打数3安打と初の猛打賞。ひとり気をはいた。「チームが負けたので、いうことはありません。知らない投手が多いし、まだまだこれからです」と謙虚だったが、オープン戦で苦しんだ二段モーション投手・川尻からの3安打に、手応えを感じた様子。

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瀬戸山隆三氏が球団代表に就任[サンスポ]

ロッテは東京・西新宿の本社で株主総会を行い、昨年11月までダイエー球団代表を務めた瀬戸山隆三氏(50)の、新球団代表就任を正式決定した。

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復帰戦小宮山●[スポニチ]

小宮山が復帰戦を落とした。2年ぶりの登板で4回を8安打3失点。横浜時代の01年10月11日の中日戦(横浜)以来となる国内マウンドで敗戦投手となり「少し球が高かった。残念の一言」と漏らした。3回までは打たせる投球で要所を締めたが、4回は北川と川口の連打から2点を失い、最後は暴投による失点も記録。それでも「昔と変わらず普通に投げられた」と手応えを口にし、バレンタイン監督も「なかなかいい投球だった」と振り返った。

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李、初の猛打賞[スポニチ]

李承Yが初の猛打賞。2回の右前打で勢いに乗ると、被安打4の川尻から1人で3安打を放った。「負けたので言うことはありません。次の試合は(勝てるよう)打点を挙げたい」。口数は少なかったが、川尻は特別な相手。98年6月に当時中日の李鍾範(イ・ジョンボム)を右ひじ死球で3ヶ月の戦線離脱に追い込んでおり、敗戦の中で先輩の敵は討った。

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李、1人気を吐く猛打賞[ニッカン]

李承Y内野手が来日初の1試合3安打をマークした。8回途中まで、ロッテ打線にわずか4安打しか許さなかったサイドスロー川尻を、ただ1人完璧なタイミングでとらえ続けた。それでも「試合に負けたら言うことはない」。もちろん、表情は硬いまま。「知らない投手が多いので、まだ(日本の投手には慣れるには)時間がかかる」と、慎重な物言いに徹していた。

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