わたしはかもめ2004年鴎の便り(4月)

便

4月6日

千葉ロッテ1−4北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムは1−1の8回1死一、二塁から代打島田の2点二塁打、さらに田中幸の二塁打で3点を勝ち越し、連敗を3で止めた。7回2死満塁をしのいだ3番手の横山が横浜時代の2002年7月20日、対阪神17回戦以来の勝利を挙げた。ロッテの連勝は4で止まった。

123456789R
北海道日本ハム0000100304
千葉ロッテ0100000001
小宮山
「ボークは僕が止まっていないから。あれはいい。今日も普通に投げられた。前回は球数も少なかったので疲れる前に代わったからね。普通に良い感じだった。勝負はチームにとって重要だけれど、僕はチームにフィットするかどうかが重要。そういう意味では上手くはまっている。手の施しようのないヒットだったらダメだけれど、今日のヒットはくされヒットばかり。次につながるピッチングはできた。前回は欲張って楽に行こうとしてしまった。今日は1つ1つ丁寧にやった。コンスタントに投げて、疲れが出てきた時に対応ができるかどうか。もし、今の状態のままフルシーズン行ければ2ケタ勝てると思うよ。」
バレンタイン監督
「グッドジョブ。十分な仕事をしていた。100球前後で交代したが、リリーフ陣も休養していたから。」
藤田
「戸部に悪いことをした…。とにかく気持ちを切り替えて頑張るだけ…。」

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「くされヒットだ」[ニッカン]

今季2度目の先発となった小宮山の3年ぶりの勝利は、またもお預けとなった。1−0の5回表、ボーク絡みで走者を三塁に進め、新庄に遊撃内野安打を打たれ追いつかれた。それでも6回1失点の好投に「打たれたのはくされヒットばかり。こういう投球ができていれば、シーズン終了後には確実に2ケタは勝ってますから」と、手応えをつかんでいた。

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敗因ボーク判定?

バレンタイン監督が、小宮山に対するボークの判定にクレームをつけた。中村球審に対して「うちの投手のみボークを取っている。オープン戦(3月21日のダイエー戦)でうちから2度ボークを取ったことを証明したかっただけだ」とおかんむり。「ボークがなければ走者は三塁に進んでいない」と、連勝が4で止まったことを悔しがっていた。

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日本1勝お預けも小宮山手応え[スポニチ]

先発の小宮山が6回7安打を許しながら1失点。3年ぶりの“日本1勝”はまたもお預けとなったが「勝ち負けはチームにとって重要なこと。今日のようなピッチングをしていればシーズンが終わって2ケタ勝ってるよ」と手応えを話した。5回、失点につながったボークについてバレンタイン監督は「ボークじゃない。審判のミスジャッジは明らか」と連勝もストップしたとあって試合後もむっつりだった。

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バレンタイン監督がボークの判定に不満タラタラ[サンスポ]

5回に同点とされるきっかけとなった小宮山へのボーク判定に、バレンタイン監督は不満。セットポジションでの静止がなかったとの判断を「間違い」とバッサリ。「ボークによる進塁がなければ失点もなかった」と小宮山をかばった。中村球審にはオープン戦でもボークを取られており「ウチに先入観を持っている」と不信感。

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小宮山収穫あり6回1失点[報知]

また勝てなかった。しかし、ベンチを引き揚げた小宮山の表情は明るかった。「試合は巡り合わせ。この調子なら、シーズン後に間違いなく2ケタ勝利はしている。打たれたのは“腐れヒット”ばかり。その意味ではまずまず」冷静な分析で復帰2戦目の収穫を口にした。

1999年9月11日のオリックス戦以来、4年半ぶりの千葉マリンにも冷静だった。5回、ボークもあって2死三塁から新庄に内野安打で同点を許したが、6回を7安打1失点で降板。バレンタイン監督は「あれはボークじゃない。小宮山はいい仕事をした」と右腕の投球を称えた。

グラブには「Go the distance(最後までやり抜く)」という言葉が刺繍されている。「今後も、普通に投げることが大事」野球を知り尽くしたベテランは、平常心で投げ続ける。

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