わたしはかもめ2004年鴎の便り(4月)

便

4月9日

オリックス7−4千葉ロッテ(ヤフーBB)

8回に打者一巡の猛攻で一挙7点を取り逆転したオリックスが連敗を3でストップさせた。オリックスは0−4とリードされた8回に無死満塁からショート小坂のエラーで2点を取ると、代わった小林雅を攻め塩谷の適時打で同点に追いつく。さらに山崎が走者一掃の適時二塁打を放ち7点を奪った。ロッテは先発の清水直が7回まで好投を見せたが小林雅の乱調が響いた。小林雅は去年の9月10日以来の黒星。単独首位だったロッテは3連敗となり西武、ダイエーに並ばれた。

123456789R
千葉ロッテ2000002004
オリックス00000007x7
清水直
「何もない。勝たなきゃ意味がないです…。」
小坂
「僕が下手くそだから…。それだけです。あれだけのピッチングをしていたピッチャーに申し訳ない…。」

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小林雅2点差戻れず[ニッカン]

万全の継投が裏目に出た。ロッテ4点リードの8回裏。そこまで無失点のエース清水直が名手・小坂の失策などで2点を失い、なおも無死一、二塁とピンチが続いた場面だった。バレンタイン監督が今季初めて8回無視から、守護神・小林雅をマウンドに送った。「相手が中軸だったし、小林雅しか考えられなかった」。

だが、オリックスの勢いを止められない。谷に中前適時打を打たれ、1死後に塩谷に同点、山アに勝ち越しの3点二塁打と連続適時打を浴びた。絶対的クローザーが、1死を取っただけで屈辱的な降板。エースと守護神でこの回一挙7点を失う逆転負けで3連敗となり、単独首位から同率1位へと1歩後退した。

先発の清水直は、02年の開幕11連敗時にも勝利を挙げた「連敗ストッパー」。この日も「ここからが勝負。3連敗だけは避けたい」と、7回まで5安打無失点と完璧な内容だった。「僕が下手くそでした。あれだけいい投球だったのに、申し訳ない」。そう言って唇をかんだ小坂の表情が、エースの好投を生かせなかった悔しさを物語っていた。

バレンタイン監督は試合後「明日勝とう!」とゲキを飛ばした。10日は、今季ここまで防御率2.57と安定するミンチーが先発。昨年までの「負け癖」が払拭されているか、試される1戦となる。

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ボビーと和解?

4連敗寸前だった8回、一気に7点を奪う大逆転劇。最下位を抜け出した。伊原監督も「絵に描いたような逆転だったね」と興奮した。3月16日のオープン戦でバレンタイン監督と怒鳴り合いを演じた。試合前に関係者を通じ、敵将から「ともにシーズンを頑張ろう」という激励メッセージを送られ、一応和解。「全く関係ないこと。バレンタインは2月に1度巡ってくるものですから」と質問をさえぎった。

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ロッテ痛い敗戦[スポニチ]

首位ロッテが今季初の3連敗。試合は8回に暗転した。無死満塁から平野の打球を遊撃・小坂がトンネル。これで2点を失い、好投の清水直が降板した。「今季初めての天然芝で感覚を掴めていなかったのかも」。バレンタイン監督は気遣ったが、小坂は「下手くそだから」と自分を責めた。代わった小林雅も同点とされ、1死満塁から山崎に走者一掃の左中間二塁打。守護神まで打たれ、西武とダイエーに並ばれてしまった。

3月16日のオープン戦で舌戦を繰り広げた伊原監督には、試合前にバレンタイン監督が「最初の試合前に健闘を称え合うのは伝統」と手書きのメッセージを関係者を通じて届けた。「全ては過去のこと」と気持ちを切り替えて臨んだ1戦だったが、痛恨の逆転負けで試練の時期が訪れた。

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伊原vsボビーの“再戦”はオリックスに軍配[サンスポ]

宿敵の守護神・小林雅を叩きのめし、8回に7点を奪って逆転勝利。伊原vsボビーの“再戦”は青波に軍配だ。

伊原監督
「バレンタインのこと?そりゃ、もういいでしょ。バレンタインは2月。まあ1試合1試合、新しいことが始まるんですからね。」

先月16日のオープン戦(千葉)で、ロッテの投手交代の遅さに端を発して「なんで監督が三塁コーチだ」「日本語で喋ってみろ」「くそったれ」「どあほ」と大口論になった2人の直接対決。試合前練習から鈴木内野守備走塁コーチも心配していた2人の動向だったが、敵将からは「お互いに頑張ろう」という“詫び状”のようなメモが試合前に届けられた。その返答が4点差を跳ね返し、8回に打者11人の猛攻。「絵に描いたような逆転」と高笑い。舌戦より試合で勝つ方が面白いに決まってる。

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バレンタイン監督&伊原監督“和解”[報知]

◇遺恨BW戦、舌戦より堅首

オープン戦で罵り合いを演じていたバレンタイン監督と伊原監督が“和解”した。公式戦初対決となった9日、バレンタイン監督がマネジャーを通じ「お互いにいいシーズンにしましょう」と書いたメモを伊原監督に届けた。バレンタイン監督は「互いの健闘を祈ろうということで、もう過去のことです」と説明。伊原監督も「彼にも2人で一緒にリーグを盛り上げていこうという気持ちがある。ナイスガイです」と話した。3月16日の同カード(千葉マリン)で試合展開を巡り暴言を浴びせ合った2人だが、ともに誤解は解けたようだ。

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