4月14日4月14日西武が今季2度目の4連勝で貯金を5とし、首位をキープした。西武は2回、赤田、小関の連続適時打で先制すると、さらに5回、フェルナンデスの3ランで3点を追加した。先発西口は7回まで、5安打3失点の内容で今季2勝目。ロッテは8回に、李の5試合振りの打点となる適時二塁打で反撃を見せるが9回、豊田に抑えられ2年ぶりとなる8連敗。借金3となり、5位に転落した。なお、堀が1回第1打席に空振り三振で、史上36人目となる通算1000三振を記録した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 西武 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
ついに8連敗を喫したロッテが5位まで転落した。02年の4月8日以来、約2年ぶりの8連敗は、バレンタイン監督にとって95年の7連敗を越える自己ワースト記録だ。2点ビハインドの9回表には守護神小林雅まで投入し、最後まで連敗阻止に動いた。「登板間隔が開くこともあったが、3点は取れると思った」とバレンタイン監督。
小林雅は3人で締めたが打線は沈黙、と思い通りにいかない。同点の5回にも2番手薮田が勝ち越し被弾、とまたもや中継ぎが崩れた。
出口の見えない連敗街道に「（試合のない）明日はできるだけ球場から離れた所で休んでリフレッシュして欲しい」と選手には気持ちの切り替えを促した。そんな中で明るい話題もある。17日の日本ハム戦には右肩痛で長期離脱していた黒木が先発する。黒木の復活マウンドで、勢いをつけたいところだ。
ジョニーが戻ってくる。バレンタイン監督は右肩痛で長期離脱していた黒木を、17日の日本ハム戦で先発させることを明言した。西武戦後に「（黒木が）良いという報告を受けている。彼を見るのは非常に楽しみだね」と語ったもの。8連敗と失速し続けるチームを、01年7月27日以来となる黒木の1軍マウンドで立て直したいところだ。
堀が14日の西武5回戦（千葉マリン）の初回、西口から空振り三振を喫し、1000三振を記録した。1000三振到達はプロ野球史上36人目となる。初三振は、89年4月12日のオリックス2回戦（川崎）で記録。なお、マリーンズ球団史上では、有藤道世、初芝清（マリーンズ在籍時に1000三振到達）に継いで3人目。
トンネルの出口は、なかなか見えない。3点差をひっくり返す決意で9回に守護神・小林雅を登板させたが、その裏はあっけなく豊田の前に倒されて8連敗。「3点は取れると思っていたんだが…」とバレンタイン監督はうなだれた。2002年の開幕11連敗以来となる屈辱を味わった。
8回2死二塁から李承燁が2点差に迫る適時二塁打を右翼へ放ったが、追い上げもそこまで。座骨神経痛から復活した小野が4回1/3で降板すると、代わった薮田がまたもフェルナンデスに被弾。継投も裏目だった。
この日の試合前、指揮官は千葉市内のBMWジャパンを訪問。同じ千葉に拠点を置く同士としてヘスス・コルドバ社長から「ぜひ用意したい」と優勝パレードの際にBMWの出動を約束された。「明日は、みんなにできるだけ球場から離れてリラックスしてもらうよ」夢の実現に、力む前に今は息抜きが必要だ。
バレンタイン監督は、リードに迷いが見える捕手・橋本に質問が及ぶと「どこの場面？それに、彼が投げている訳ではない」とピシャリ。開幕11連敗を喫した平成14年以来の8連敗で、イライラはピーク？16日からの日本ハム3連戦は「清水直、黒木、渡辺俊が先発」と明言。2年半ぶりの登板となる黒木については「100％の状態になっていると聞いている。期待しているよ」と力を込めた。
最近5試合で打率.143と不振だった李承燁が、4番から初めて5番に下がり、6試合ぶりの打点をマークした。4回に幸運な三塁打、8回には鋭い当たりの右越え適時二塁打。試合前にはロブソン打撃コーチとフォームをチェック。「身体を開かない感覚ができた」と満足そうだった。
ロッテは2点リードされながら9回に守護神・小林雅を投入する執念も実らずにドロ沼の8連敗。バレンタイン監督にとって95年の7連敗を更新する日本での自己ワースト連敗記録となった。開幕から4番で起用し続けた李承燁を5番に降格した成果もなく、指揮官は右肩痛から復活を期すエース黒木を17日の日本ハム戦（東京ドーム）で先発させることを予告。 指揮官は「状態は100％と聞いている。彼の雄姿を見るのが楽しみ」と“救世主”として期待した。
ロッテは開幕11連敗を喫した02年以来となる8連敗。さすがのバレンタイン監督も厳しい表情を隠せない。試合後の会見で、リードに迷いが見える橋本に質問が及ぶと「どこの場面で？それに彼が投げている訳ではない」と珍しく語気を強めた。16日からの3連戦には「清水直、黒木、渡辺俊の順で先発させる」と明言。2年半ぶりの復活登板となる黒木については「100パーセントの状態になっていると聞いている。期待しているよ」と話した。