わたしはかもめ2004年鴎の便り(4月)

便

4月20日

千葉ロッテ4x−3大阪近鉄(千葉マリン)

ロッテが今季2度目のサヨナラ勝ちで借金を2に減らし3位に浮上した。ロッテは2回橋本の犠飛で1点を先制。5、6回に3点を奪われ逆転されるが、6回に押し出し四球と初芝の犠飛で2点を返し同点に追いついた。そのまま試合は延長に突入したが、10回、ロッテは2死一、二塁から初芝が自身5度目となるサヨナラ打を放ち試合は終了。ロッテはサヨナラで今季2度目の3連勝を飾った。今季4度目の先発となった小宮山は6回7安打3失点で勝敗はつかなかった。

12345678910R
大阪近鉄00002100003
千葉ロッテ0100020001x4x
小宮山
「調子自体も悪くなかったし、今日も普通に投げることができています。こういうピッチングをしていれば、勝ちも自然とついてくるでしょう。」
初芝
「いきなりマティーに突き飛ばされてメガネが飛んじゃって…。気がついたら破片がそのあたりに散らばってたよ。一塁に止まったら、皆がすぐ来てグチャグチャになると思ったから二塁まで走っとこうと思って二塁まで走ったのに(笑)。とにかく、振れるところに来たら、ドンドン振っていこうと思った。ちょっと詰まったかなと思ったけれど、野手の動きを見て、大丈夫だと思ったよ。サヨナラは、あんまりやったことがないから記憶がない。やっぱり気持ちいいもんだね。」

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初芝10回サヨナラ、ロッテ3連勝[ニッカン]

手荒すぎる祝福に、初芝のメガネが吹っ飛んだ。3−3の10回裏。2死一、二塁から、近鉄の守護神カラスコが投じた初球を捉えた。「打てるところに来たら、全部振ってやろうと思っていました」。146キロ内角高め直球を、左中間にはじき返した。

二塁までサヨナラの全力疾走をすると、飛び出したナインに囲まれた。メガネは飛んで砕け散り、額からは薄っすらと血が流れた。脱がされかけたユニホームのズ本を引っ張り上げ、お立ち台に上がると「メガネが壊れたんで、それだけが心配です!」。千葉マリン劇場は爆笑の渦だ。

これで3位浮上。連勝も3に伸びた。初芝はここ3試合連続スタメン出場でムードメーカーとなっている。だが、開幕から順風満帆にきたわけれはなかった。石田打撃投手が言う。「彼のフリー打撃に投げるのは楽しいんです。常に代打出場の場面を想定して勝負してきますから。本塁打を打たれると悔しいですけどね」。スタメン落ちにも腐らず、人知れず途中出場を想定してのケース打撃を繰り返してきた。それが、ここ1番での勝負強さにつながった。

初芝は「ボビーのためにチームが一丸となっている」という。バレンタイン監督も「価値ある安打を打ってくれて、メガネの修理が必要なら任せてくれ!」と笑顔を見せた。これからは安心して決勝打を打てそうだ。

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福浦4度目5安打

福浦が5安打。福浦の1試合5安打は01年7月9日ダイエー戦、昨年7月6日ダイエー戦、同9月28日オリックス戦に次いで通算4度目になり、5度記録した川上哲治、青田昇、与那嶺要、坂本文次郎、松永浩美のプロ野球記録へあと1に迫った。

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手術情報

里崎智也捕手が21日、船橋市内の病院で左外側半月板損傷の手術を行う。全治は不明。また渡辺正人内野手は都内の病院で左拇指基節骨剥離骨折の手術を行う。全治は2ヶ月の見込み。

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初芝サヨナラ、ロッテ3位浮上[スポニチ]

ボビーもベンチを飛び出して大興奮。ロッテは延長10回2死一、二塁、ベテラン初芝がサヨナラ二塁打。手荒い祝福でヒーローの眼鏡は壊されてしまったが、10連敗中の沈滞ムードを考えれば、笑って済まされるハプニング。トンネルを抜けたら3連勝…3位に浮上したロッテが、再びパに旋風を巻き起こす。

手荒い祝福だ。二塁まで走り切った初芝にナインが追いつくとフランコが引きずり倒し、全員でもみくちゃにする。バレンタイン監督までがベンチを飛び出し、サヨナラのホームを踏んだ福浦とハイタッチ。そしてヒーローの元へ駆けつけた時には、初芝の眼鏡の破片が飛び散っていた。

「チーム一丸となってやっただけ。それより壊れた眼鏡が心配です」。千葉マリンが爆笑の渦に包まれる。スペアの眼鏡でお色直しを済ませ、脱がされかかったズボンをずり上げながらお立ち台へ上がった37歳。左目の上にはかすかに血が滲んでいる。まさに“名誉の負傷”だった。

3−3の延長10回2死一、二塁。カラスコの初球146キロを叩いた。「振れる範囲ならどんどん振ろうと。ちょっと詰まったけれどうまく抜けたね」。同点で小林雅を投入し、勝負に出たベンチの狙いに応えると、バレンタイン監督も何とも粋な賛辞を送った。「眼鏡の修理代が監督賞?それに値する活躍だ」。

プロ16年目。昨年は出場63試合ながら代打で7打数連続安打の日本タイ記録を作った。だが「試合に出たい。全試合出る体力もある」と先発へのこだわりを見せ、今季は自主トレからペースを落とす半面、体力の底上げを意識した。今季初の3戦連続先発となったこの日は6回に同点犠飛。最後まで集中力を切らさなかった。そんなベテランに、負けじと奮い立ったのが福浦だ。延長10回2死からの右翼線二塁打はこの日5本目の安打。一時は2割陥落の危機にあった打率も.308へと回復した。「徐々に良くはなってきていますが、どれだけチームに貢献できるか」。チームの誰もが勝利に飢えている。

3連勝で5位から一気に3位へ浮上。でも、まだ借金は2つある。 だから初芝は言った。「10連敗したので、あと7つは取り戻したい」。ベテランの言葉に、開幕直後の勢いがあった。

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ロッテサヨナラ、3連勝3位浮上[報知]

◇延長10回初芝決めた

打った瞬間、抜けたと分かった。サヨナラだ。それでも初芝は、二塁まで走った。「ベンチに近い一塁よりも(飛び出したナインが)駆け寄りにくいでしょ」。だが二塁ベース上は、あっというまに歓喜の輪。眼鏡は砕かれ、上着を脱がされた。延長10回2死一、二塁。ベテランの一打が、3連勝と3位浮上を導いた。

2死から福浦が二塁打。続くフランコが敬遠されて回ってきた打席だった。「敬遠するのは分かっていたよ」心に秘めた闘志を、カラスコの初球にぶつけた。146キロの直球を左中間にライナーで運んだ。「(6回に)同点の犠飛を決めてくれたことも大きかった」バレンタイン監督は初芝の勝負強さに敬意を表した。

昨季は前人未到の代打7打席連続安打をマーク。打撃練習では、常に「1死一、二塁」などのケースを想定して集中力の維持に取り組み、1打席の勝負に備えていた。ここ3試合はスタメン起用だが、1打席にかける勝負強さは、こんな努力から生まれている。「与えられた場所で全力を出してやるしかないからね。それよりも、壊れた眼鏡が心配だよ!」10連敗の悪夢の陰は、もう消え去った。

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初芝サヨナラ打!ナインから手荒い祝福[サンスポ]

37歳のベテラン初芝が延長10回2死一、二塁で左中間を破るサヨナラ二塁打。「流れがイケイケだったので振れる範囲は全部振ろうと思いました」と笑顔で振り返った。ベンチに戻ると、手荒い祝福でトレードマークの眼鏡が壊されたそうで「それだけが心配」。バレンタイン監督は「修理代?ノープロブレムだ」と約束した。

データBOX
ロッテが初芝のサヨナラ二塁打で、10連敗のあと3連勝。平成10年の18連敗(プロ野球ワースト)のあとは3連勝、14年の11連敗(開幕から)のあとは引き分けをはさんで5連勝と、“大型連敗”のあとは意外と強い!?また、初芝のサヨナラ打は平成10年7月11日、日本ハム戦(千葉マリン)の10回に黒木から本塁打を放って以来8本目だが、二塁打でのサヨナラ打は自身初。

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37歳ロッテ初芝がサヨナラ打![ニッカン]

37歳の初芝が試合を決めた。3−3の延長10回2死一、二塁、カラスコの速球に負けないように「前で叩いてやろうと思っていた」と146キロを鋭く振り抜き、左中間に運んだ。恒例の手荒い祝福ではメガネを壊されるハプニング。左目上を“流血”したヒーローは、98年にサヨナラ本塁打を放って以来の殊勲打にも「それより、メガネだよ」とおどけた。

拙攻で苦しい展開。初芝も8回の勝ち越し機で凡退。だから、ヒーローインタビューでは「こういう展開になる前に決めておかないと」。いきなり反省を口にして、場内の爆笑を誘った。連敗を10で止めた18日の日本ハム戦から3試合続けての先発出場で、3連勝に大きく貢献した。「与えられた場所で全力を尽くすだけ」と控えめだ。だが、再び勢いを取り戻したチームについては貪欲に「あと7つ勝たなければ」と言葉に力を込めた。

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渡辺オーナー、高塚氏辞任に「偽装」[ニッカン]

巨人渡辺恒雄オーナーが20日、ダイエー高塚社長の辞任について「偽装だよ」と疑問を呈した。この日もダイエー本社の高木社長と連絡をとり「社長を辞めさせて、オーナー代行だけでどうだっていう妥協案を出したんだ」と自ら案を提示。「僕の要求を聞いたってことだから」と言いながら「相当なごまかしだよ」とも話した。今後は「あとはコミッショナーがどう判断するか。オーナー会議の議長としては、会議のメンバーは代わらないんだから、それについて言うことはない」と、渋々といった口調で話した。

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