わたしはかもめ2004年鴎の便り(4月)

便

4月21日

千葉ロッテ12−3大阪近鉄(千葉マリン)

ロッテが2000年9月8日から10日以来の対近鉄同一カード3連勝。1回、ダブルスチールで先制し2回には波留のスクイズなどで3点をリードしたロッテは4回、打者一巡で一挙5点を奪い8点をリードする。5回に3点を返されるが、大塚が3ランを放つなど4点を奪い近鉄を突き放した。先発のミンチーは、去年から対近鉄負けなしの5連勝。ロッテは今季2度目の4連勝で、借金を1に減らした。

123456789R
大阪近鉄0000300003
千葉ロッテ12054000x12
「ホームは絶対にセーフになると思った。やったね。」

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ボビー大当たり![ニッカン]

◇代役今季無安打トリオが7打点

「マジック」を超える神懸かり指揮に酔いしれた。ロッテのベンチから高笑いが聞こえてきそうだった。「このチームの強さは、メンバーが違っても1つとなって戦えることだ」。バレンタイン監督はいつもの決まり文句「I feel power!(力がわいてきたぜ)」と絶叫し、意気揚々と引き揚げた。 ビックリ采配はスタメン発表から幕を開けた。4番李の先発起用を、オープン戦を通じても初めて見送った。主力に均等に休みを与えるメジャー流の操縦術。近鉄先発が左腕有銘ということもあり、フランコ、橋本も加えて主力左打者3人を外し、6番から大塚、佐藤、辻と今季初先発の右打者トリオを並べた。

「連勝中は打順を変えない」としたポリシーまで撤回。だが、監督の信頼は選手を動かした。4回には、試合前まで今季無安打だったこのトリオで三者連続タイムリー。3人合わせて14打数8安打7打点と猛威を振るった。

大胆策は選手起用だけではない。先制点は初回2死一、三塁、誰もが驚く重盗から生まれた。一塁走者ベニーが、わざとスタートを遅らせ「おとり」となる。相手の二塁送球を見てすかさず、三塁走者堀が楽々と生還。2回には波留が今季2回目のスクイズに成功した。「きちんとプレーできる判断のもとでサインを出している。きちんと実践してくれる素晴らしい選手たちだ」(バレンタイン監督)。奇をてらったわけではなく、確固たる信念のもとで動いている。勝敗が決した8回には、李を代打起用しファンサービス。4連勝で借金1と完済目前に迫り、10連敗のダメージもすっかり癒えた。

佐藤
「打席で思いついて、フォームに細工したのが良かった。ちょっと光が見えました。」

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大塚初お立ち台

今季初昇格の大塚が、いきなりお立ち台に立った。4回に2点適時打、5回にはバックスクリーンのフェンス上端に当たって飛び込む1号3ラン。3安打5打点と文句なしの働きだった。右肩痛の影響でここ2シーズンは出場機会が激減していただけに今季に復活をかける思いは強い。「あそこまでが僕の飛距離の限界。だから本当にラッキー」と2年ぶりのアーチを喜んだ。

大塚
「オープン戦中に背筋を痛めて断って、今は左ヒザの裏側に違和感がある。痛いという訳ではないのですが、張ると動かなくなる状態。先週、練習に合流したんですが、『もう少し様子を見させて欲しい』とお願いしました。でも、監督から『できる範囲で構わない』とのことだったので、今日合流させてもらいました。2度断っていますから、今回断ったら一生声が掛からないと思いました(笑)。出るからには結果が欲しかったから良かった。とにかく、頑張らないといけないですからね。」

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辻1年8ヶ月ぶり

1年8ヶ月ぶり先発マスクの辻が、ミンチーの2勝目を呼び込んだ。即席バッテリーのため、試合前に入念な打ち合わせ。初回こそ首を振られる場面が多かったが、5回以外は近鉄打線に得点を許さなかった。打っても4回の適時打を含む2安打。里崎、清水将の負傷で転がり込んだチャンスに「チームが勝って自分も打てて、二重の喜びです」と目を細めた。

「全部振ろうと思ってました。このチャンスを逃さないようにしたいです。」
ミンチー
「初めから良い感じだった。ただ、辻とは久しぶりのコンビだったので、試合前にじっくり話しをしてマウンドに上がったが、立ち上がりに食い違いもあった。でも、イニングをを重ねていくうちに良い状態になった。(援護は)ありがたかった。楽になった。でも、こういうことを言っては申し訳ないが、あの攻撃が長かったので5回表に肩が張ってしまった。でも、これからは一定の間隔でしっかり投げていくよ。」

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手術情報

里崎智也捕手が千葉・船橋市内の病院で左膝の外側半月板を手術した。2週間入院の予定。また渡辺正人内野手は都内の病院で左拇指基節骨剥離骨折の手術を行い24日まで入院予定。

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大塚5打点の爆発、ロッテ4連勝[スポニチ]

“ボビー・マジック”で4連勝だ。李承Y、フランコを休養のため先発から外すと、今季初先発の大塚、佐藤、辻が4回に三者連続適時打を放つなど爆発。 勝率5割まで1勝に迫り、バレンタイン監督は「打率ゼロの選手が実力を証明した」と笑った。

登録即先発の大塚は5回に3ランなど3安打5打点。オープン戦や開幕後も昇格の機会を故障で逃し、左ひざは万全ではないが「また(昇格を)断ったら一生呼ばれない。一生懸命やった結果」と満足げ。猛打賞の18年目の佐藤も「気持ちはラストチャンスのつもりだった」。故障者が続出する中、競争心がチーム力を上げて指揮官も満足そうだった。

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ロッテ4連勝!大塚、佐藤、辻のスタメン起用が的中[サンスポ]

これぞボビー・マジック!開幕以来、スタメンに名を連ねていた李承Yらに休養を与え、大塚、佐藤、辻の3選手を初めてスタメンで起用。これがズバリ当たった。

1軍に昇格したばかりの大塚は、5回の1号3ランを含む3安打5打点と大活躍。「足を引っ張らなくて良かった」。2年前に右肩を痛めてから、けがの連続。今も左ひざ裏には不安がある。

そんな大塚にバレンタイン監督は試合前、「できる範囲でやればいいよ」と声を掛けた。「あれで楽になりました」。ボビー流“言葉のマジック”だ。また、佐藤と辻もそれぞれ3安打、2安打でチームに貢献。“初スタメントリオ”で計8安打7打点の大暴れだった。「ウチの強みである、チーム一丸の戦いができたね」と指揮官もご満悦。10連敗のあと4連勝。名将ボビーに操られ、再び勢いが出てきた。

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ロッテ12点4連勝[報知]

してやったりの笑顔が、バレンタイン監督に浮かんだ。近鉄を3タテして4連勝。それだけじゃない。「ラインアップが違っても、一丸となって戦うウチの強みが発揮できたね」主力の李承Y、フランコ、橋本を休養させるため、スタメンから外してもなお、13安打12点で奪い取った勝利に酔いしれた。

勝負は“ボビー・マジック”で初回に決まった。2死一、三塁。一塁走者のベニーが絶妙なディレードスチールを敢行すると、近鉄守備陣の虚を突いて三塁の堀が本盗に成功。「私のサインをやりこなす能力がみんなにある」と指揮官も満足のダブルスチールが、この試合の決勝点だった。

しかも、初スタメンを飾った大塚、佐藤、辻の下位打線が、1本塁打を含む8安打7打点と爆発。選手起用の妙も光り、8回には代打に李を送る余裕もあった。今季2度目の4連勝。「あしたはオフ。ゆっくり休んでくれ!」ボビーの明るさが広がったロッテ・ベンチの雰囲気は、まさに最高潮だ。

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大塚5打点の大暴れ[ニッカン]

ロッテは李、フランコに代わって先発した大塚、佐藤がそれぞれ3安打。起用が見事に決まり4連勝。特に大塚は2年ぶりの本塁打を含む5打点と大暴れ。99年の107試合をピークに、ここ2年は右肩などの故障に苦しんだ28歳は「足を引っ張らなくてよかった。疲れたの一言」と喜びより安心の様子。バレンタイン監督は「チーム全体の力が発揮された。これがうちの強み」と、ご満悦だった。

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里崎と渡辺正が故障個所を手術[ニッカン]

里崎智也捕手が21日、船橋市内の病院で左ひざ半月板の損傷部分の除去手術を行った。全治は未定だが2週間入院し、22日からリハビリを開始する予定。左手親指を剥離骨折している渡辺正人内野手もこの日、東京都内の病院で手術を行った。全治は2ヶ月の見込み。24日まで入院する。

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