わたしはかもめ2004年鴎の便り(4月)

便

4月26日

玉緒と共演でボビーに運!?

バレンタイン監督が、25日オリックス戦で今季3度目のセーブ機会救援を失敗した小林雅にエールを送った。26日、横浜市内のスタジオでCM撮影に臨んだ同監督は「抑えを変えるつもりはない。全ての信頼を彼に寄せているかた」と、小林雅を従来通り守護神として起用すると明言した。

ただ、救援失敗については「1つの球種に頼り過ぎる」と分析。球速150キロ近い高速シュートが大半を占める投球スタイルに注文を付けた。「チェンジアップとか新球は必要ない。でも左打者の外角を狙われている。そういったパターンを変えていけばいい」と助言した。

この日、女優中村玉緒とロッテ「フリーゾーン」ガムのCMで共演した。玉緒からは「このガムを食べて、ぜひ試合に勝ってください」と励まされ上機嫌。「最近、少し運が必要な時期なので、これで変わってくれれば」と、27日からのダイエー戦で巻き返しを誓っていた。

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パ観客14.5%増

セ・パ両リーグは26日、開幕から約1ヶ月が経過した25日現在の球団別入場者数と平均試合時間を別表の通り発表。観客動員ではパの躍進ぶりが目立ち、1試合平均2万4500人と前年比14.5%の伸び。特に札幌へ本拠を移した日本ハムは、新庄効果もあって12試合で32万1000人動員と同45.7%増。バレンタイン新監督のロッテ、Aクラスで頑張るオリックスなど全6球団が入場者数を増やした。セは阪神が好調で1試合平均5万3000人を集め前年比43.2%増となっている。平均試合時間はパが3時間20分、セが3時間13分。堀内新監督の巨人が3時間23分でスピードアップされていない。

2004年度パ・リーグ観客動員数
球団試合観客動員数平均前年比増減
北海道日本ハム12321,00026,80045.7%
西武14306,00021,9009.0%
千葉ロッテ15269,00017,90034.6%
大阪近鉄14239,00017,1003.6%
オリックス9186,00020,70027.0%
福岡ダイエー11517,00047,00012.7%
合計751,838,00024,50014.5%

2004年度セ・リーグ観客動員数
球団試合観客動員数平均前年比増減
阪神9477,00053,00043.2%
中日10319,00031,9004.8%
巨人11605,00055,0000.0%
ヤクルト9233,00025,8891.3%
広島9108,00012,0006.9%
横浜10200,00020,000-1.5%
合計581,942,00033,4839.3%

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ボビー、玉緒とCM熱演[報知]

バレンタイン監督が“役者デビュー”した。26日、横浜市内でロッテのガム「フリーゾーン」のCM撮影に臨み、女優・中村玉緒と共演。「プロの女優さんと共演できて嬉しい」と笑顔だったが、「OKが出たのに自分から撮り直してました」と関係者が驚く熱演。実は日本では95年にコンピューター会社「コンパック」のCMに出演し、米国でも「15年で20件ぐらいやった」というベテランだった。同CMは5月下旬からオンエアされる。

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小林雅抑え不動[報知]

4月で3度の救援に失敗した小林雅の守護神降格を視野に入れていたバレンタイン監督がこの日、前日の試合後に右腕と話し合い、不動の守護神として起用し続けることを明言した。今季、3度の救援で失敗し、早くも昨季の数字に並んだ守護神。だが、バレンタイン監督は「ほかの投手を抑えにすることは全く考えていない。全ての信頼を彼に寄せている」と話し、“勝利の方程式”を変えるつもりはない。

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パ・リーグ観客前年比14.5%増[ニッカン]

プロ野球のセ、パ両リーグは26日、前日までの今季の観客動員数を発表し、日本ハムが札幌に本拠地を移したパ・リーグは、前年比14.5%増(1試合平均2万45000人)と、プロ野球人気低迷が懸念される中で、好調な出足を見せている。

パの75試合終了時での各球団の動員数は、北海道初の球団となり、米大リーグのメッツから移籍した新庄選手が話題の日本ハムが12試合で32万1000人を集め、前年比45.7%増を記録した。さらに、9年ぶりにバレンタイン監督が復帰したロッテも15試合で26万9000人を集め、34.6%増となっている。そのほかの4球団も全て前年比プラスで、昨年の日本シリーズで優勝したダイエーは11試合で平均4万7000人を動員した。

パの小池唯夫会長は「プレーオフ導入をにらんで各球団が補強に力を入れた。新庄、バレンタイン監督など色々な話題を提供したことが大きい」と分析した。

セ・リーグも前年比9.3%増(1試合平均約3万3000人)が記録された。その中でも、昨年18年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神の人気が依然として高く、集客実績が乏しい春先にもかかわらず、前年比43.2%増、9試合にいずれも5万3000人を記録した。12球団唯一の前年比減は横浜の1.5%減になっている。

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