5月3日5月3日オリックスが後藤のサヨナラ打で今季初のサヨナラ勝ちを収めた。93年以来となるロッテ戦7連勝で5位に浮上。2点を追う9回、オリックスは9回から登板した守護神・小林雅を攻め、日高の犠飛と平野の適時打で土壇場で同点に追いつき、試合は延長戦へ。10回からロッテは4人目の小野が登板したが、1死一、二塁から後藤が自身初のサヨナラ打を放った。ロッテは福浦がソロを含む3安打3打点と1人気を吐くが、小林雅の2試合連続の救援失敗が誤算で、今季3度目の3連敗。再び借金4で最下位に転落した。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 千葉ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 |
| オリックス | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1x | 5x |
あり得ない…。だが、それが現実だった。ロッテの守護神・小林雅がまたもや炎上だ。「いい球は行っているように見えたんだが。なぜ打たれてしまうのか分からないよ」とは苦悩のバレンタイン監督。2点リードの9回裏。四死球と安打で1死満塁のピンチを迎えると、日高の犠飛、平野の適時打で追い付かれて延長へ。これで今季5度目の救援失敗だ。「悪い流れを断ち切れば大丈夫。彼とはこれまで通りの役割で、1年間一緒に戦っていくよ」。監督の言葉が、試合後の通路に空虚に響いた。
これが「伊原の呪縛」なのか。10回裏には小林雅をリリーフした小野が、3安打を浴びてサヨナラ負け。今季オリックス戦は7戦全敗だ。この日は試合内容でも、相手にエンドラン失敗などのミスが続出。完全に流れはロッテだった。それが、10回裏の守備では、打球を口元に受けた遊撃原井が退場。踏んだり蹴ったりの敗戦で、4月18日以来、15日ぶりに最下位転落となった。「何もないです。すいません」という小林雅の不調ぶりが、順位にそのまま映し出されてしまった。
| ロッテBW戦7連敗 | |||
|---|---|---|---|
| 月日 | 球場 | スコア | 責任投手 |
| 04-09 | ヤフーBB | ●4−7（逆転） | 小林雅 |
| 04-10 | ヤフーBB | ●7−9（逆転） | 川井 |
| 04-11 | ヤフーBB | ●3−11（逆転） | 渡辺俊 |
| 04-23 | 千葉マリン | ●4−7 | 清水直 |
| 04-24 | 千葉マリン | ●1−2 | 黒木 |
| 04-25 | 千葉マリン | ●4−5（逆転） | 小林雅 |
| 05-03 | ヤフーBB | ●4−5（サヨナラ） | 小野 |
原井和也内野手がオリックス7回戦の延長10回の守備で、イレギュラーバウンドした打球を顔面に受け、担架で運ばれたまま交代した。球団広報によると、意識はあるものの、口を裂傷しており、骨折の疑いなどを検査するため、そのまま病院へ直行した。
ロッテはオリックスに逆転負けし、7連敗。15日ぶりに最下位に転落した。9回に小林雅が2点差を守り切れず同点とされると、延長10回に小野が3安打を浴びてサヨナラ負け。5度目の救援失敗となった守護神は「何もないです。すいません」と話すのが精いっぱい。バレンタイン監督は「不運なバウンドもあった。貴重なクローザーであることに変わりはないし、今まで通り一緒に戦っていく」と今後も抑えとして起用する考えを強調した。
延長10回1死一、二塁。4番手・小野が後藤に左中間を破られた。また、やられた。昨季21勝6敗1分けとカモにしたオリックスに、まさかの7連敗だ。
3月16日のオープン戦（千葉マリン）で投手交代に端を発し、三塁コーチスボックスの伊原監督とののしり合ったバレンタイン監督。「マイナーでもないのに、何で監督があそこに立つんだ」。遺恨を生んだあの日、“伊原の呪縛”にとりつかれた。
以降、オリックス戦の勝ち星はなし。負け方もひどい。終盤での逆転負けは5度目。守護神・小林雅がオリックス戦だけで3度目の救援失敗だ。呪いはそれだけに終わらない。10回、原井がイレギュラーした打球を顔面に受け病院へ。先月9日に死球を受けた井上、同10日に左太もも痛を訴えたサブローに続き、ヤフーBBで3人目のケガ人だ。「流れの悪さを取り除ければね。今は原井のケガがたいしたことないことを祈るだけです」とつぶやいた指揮官。直接対決で敗れ、チームは最下位転落。この呪縛は解けるのか…。
小林雅の5度目の救援失敗で勝ちゲームを落とした。2点リードの9回。制球が定まらず、甘く入ったところを痛打され、同点とされた。延長10回に小野がサヨナラを許し、伊原オリックスに開幕から7連敗。オリックス戦3度の登板全てで炎上した小林雅は「何もないです。すいません」と下を向いたまま。バレンタイン監督は「貴重なクローザーであることに変わりはない」と今後も抑えとして起用する方針を示した。
ロッテがサヨナラ負けで4月18日以来の最下位に転落した。9回に守護神の小林雅が2点のリードを守れず、延長に入っても代わった小野が悪い流れを止められず3連敗。バレンタイン監督は疲れ切った表情で「小林雅？球自体は悪くない。精神的に落ち込んでいるとも思わない。彼がチームのクローザーなんだから」と話すのがやっとだった。