わたしはかもめ2004年鴎の便り(5月)

便

5月18日

千葉ロッテ5−6北海道日本ハム(千葉マリン)

日本ハムが終盤に粘りを見せ逆転勝利を飾った。日本ハムは4点を追う7回、1死満塁から田中賢の走者一掃の適時二塁打と奈良原の適時打で同点に追いつく。ロッテは7回フランコがソロホームランを打ち勝ち越すが、9回表ロッテ抑えのエース小林雅を攻め、坪井の適時二塁打で同点、続く石本が決勝打を放ち逆転に成功。その裏、横山が3人で抑え8セーブ目を挙げた。ロッテは小林雅が今季6度目の救援失敗で借金が今季最多タイの11に膨らんだ。

123456789R
北海道日本ハム0000004026
千葉ロッテ0130001005
小林雅
「何もないですよ…。」
小林宏
「今日はコントロールが良くなかったですね。7回も強くしっかり投げたつもりだったけれど…。6回までも、打ち取ってはいたけれど、甘いボールもあったし。今日は調子はあまり良くなかった。前回に比べてキレはあったけれど…。とにかく今日はコントロールが悪かったということです。とにかく、気持ちを切り替えて、次頑張ります。」
「ホームランは出たけれど、自分としては引っ掛け気味で納得はしていない。良いとは言えないね。それに、結果としてホームランになったものの、その後、乗っていけないのが…。まだまだだね。死球はレガース。全く問題ないよ。」

ページトップ

成功たった6割

小林雅がまたも火消しに失敗した。9回、自らの野選と二塁悪送球を重ねてピンチを広げ、連続三振で2死を奪うまでが限界だった。バレンタイン監督も「球自体は良かった。ただ、送りバントのミスが痛かった」と、5月初の連勝を逃して意気消沈。今季は13回のセーブ機会で登板し、成功率わずか6割1分5厘。過去2シーズン、9割3分3厘の成功率を誇った神通力は、完全に消えうせている。小林雅は報道陣の問い掛けにも「何もないです」と足早に通路の奥に消えた。

ページトップ

李、1軍復帰白紙

不振のため2軍調整を続ける李の最短21日での昇格が微妙となった。この日、イースタン・リーグ湘南戦に5番一塁で先発出場。視察に訪れたバレンタイン監督の前で4打数無安打に終わった。現在、打席で立つ位置を、マウンド方向へ近寄る新スタンスに挑戦中。李は無安打も「積極的に打っていく姿勢が出ていた。満足できる1日でした」と前向きにとらえたが、まだ本来の打球の質には戻っていない。バレンタイン監督は「新しいフォームを身に付けて準備ができたら戻す。ケガと同じで、いつ戻るかは言えない」と復帰時期は未定とした。

ページトップ

フランコ闘魂弾、小林雅消した…[報知]

◇5度目救援失敗、ぼう然逆転負け

マウンドに立ちつくす小林雅が、茫然と打球を見送った。もちろん、ベンチも守護神の崩壊に言葉がなかった。1点リードの9回2死一、三塁から坪井、石本に連打され逆転負け。右腕の今季5度目となる救援失敗で、フランコが放った5号アーチも空砲に終わった。

フランコの“闘魂弾”で、5月初の連勝を祝うはずだった。同点の7回1死から、立石の142キロを右翼に運んだ。ファンからもらった、日の丸に「闘魂」と書かれたはちまきを練習中にいつも身につけている親日家は、チーム首位打者として日本に早く適応。「同点になった直後だったから、効果的な1発だった」と喜んでいた笑顔も、試合後には消えていた。

バレンタイン監督も落胆の色を隠せない。無死一塁から中島の送りバントを小林雅が二塁へ野選、失策まで記録して一、三塁となった。結局、このミスが敗因。「“たられば”を言えば、あそこで一塁をアウトにしていれば勝っていた。選手も明日は落ち込まずに気持ちをしっかり持って勝って欲しい」自分に言い聞かせるようにナインにエールを送った。

ページトップ

守護神・小林雅が今季5度目の救援失敗[サンスポ]

守護神・小林雅が自らの野選も絡み、今季5度目の救援失敗。「何もないです」と足早に球場を後にした。19試合で早くも4敗目。防御率は8.20と、昨季までの安定感は見られない。が、バレンタイン監督は「球自体はよかった。あの(野選の)場面でアウト1つ取れていればね。信頼は変わらない?オフコースだ」と今後もストッパーとして起用する方針だ。

井上投手コーチ
「(小林雅について)球はよくなってきている。失敗が続いているが、彼は精神的に強いから心配はしていないよ。」

ページトップ

小林雅もう4敗[スポニチ]

小林雅が今季5度目の救援失敗。1点リードの9回に内野安打と自らの野選、悪送球で一、三塁のピンチを招き坪井、石本に連打を許して逆転負けした。早くも4敗目を喫した守護神は報道陣の質問に「何もないですよ」。今季19試合の登板で8試合に失点し防御率は8.20。バレンタイン監督は「いいボールは投げている」とかばったが、表情は厳しかった。

ページトップ