わたしはかもめ2004年鴎の便り(5月)

便

5月30日

大阪近鉄1−4千葉ロッテ(松山)

ロッテの清水直が8回を被安打5、奪三振9、1失点の好投で自身の連敗を3で止め、4月30日以来の白星となる3勝目を挙げた。1点を追うロッテは4回、ベニーの2試合連続となる11号ソロで同点に追いつくと、6回にはフランコの6号3ランで勝ち越し、最後は小林雅がリーグ単独トップとなる12セーブ目を挙げて締めた。近鉄は2002年の10月17日以来の先発登板となった高木が6回を投げ4失点。

123456789R
千葉ロッテ0001030004
大阪近鉄1000000001
清水直
「普通でしたよ。球数あったし。完投出来なかったのは、(100球交代で)ずっとこれで来ているので仕方ない。それだけ投げた自分が悪い。監督の考えもあるし。(打線の援護に恵まれなかったが)まあ、自分としては、僕の仕事をするだけ。自分が点を取られなければいいだけだから。今日勝ったことよりも、8回を1失点だったことが良かった。(中村との対決は)自分の考えを押し通して、真っ直ぐで押させてもらった。それで抑えたのは良かった。楽しめました。」
フランコ
「打ったのはカーブだった。今日のピッチャーは変化球が多かったけれど、上手く対応が出来た。最初は三振したけれど、2打席目は結構良い当たりだった。特別、スイングとか変えて、何かした訳ではないけれど調子もそこそこ良い状態だよ。(敬遠は)目の前で敬遠されたら、誰でも打ってやろうと思うよ。」

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清水直がノリ3連続三振、1ヶ月ぶり3勝[ニッカン]

◇ロッテ20勝、5位に0.5差

ロッテのエースとして、いてまえの主砲には負けられない。清水直の意地が球速に表れた。4回裏。先頭の近鉄中村を迎えると、執拗な直球攻め。「地方球場のスピードガンですから」と謙遜したが、自己最速の152キロを2度マークして追い込んだ。最後はカウント2−3から142キロの高速スプリットで空振り三振に仕留めた。

6回にも空振りで、8回には3球で中村を見逃し三振に切った。8回5安打1失点、9奪三振の快投。バレンタイン監督の通算1200勝となった4月30日以来、1ヶ月ぶりの3勝目を挙げた。「野球を楽しめました。我を通してノリさんを真っすぐで押したり。その中で抑えられたのが良かった」と充実の表情をのぞかせた。

ここ3試合は援護が全て1点ずつ、と不運が続いた。だが「試合をつくって7、8回まで投げることが大切。今日もそれができたから」と泣き言は言わなかった。バレンタイン監督も「8回で代えたのは、球数が124球だったし、1年間投げてもらわないと困るから」と信頼感を示した。これで5位オリックスより先に20勝に到達。ゲーム差も0.5に迫った。エースの力投を起爆剤にして、1歩ずつ上を目指す。

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フランコがV弾

5番フランコも意地を見せた。同点の6回2死三塁で4番ベニーが敬遠された。「ああいう場面は誰だって、打ってやろうという気になるもんだよ」と真ん中に入ってきたカーブを右翼席へ運んだ。「(先発の)清水直はここ数試合ハードラックが続いていたし、打ててよかった」と、勝ち越し6号3ランに笑顔を見せていた。

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清水直1失点力投でロッテ20勝目[スポニチ]

ロッテはエースの力投で今季20勝目を挙げた。先発の清水直が8回を5安打4失点。4月30日の西武戦(千葉マリン)での4安打完封以来の3勝目をマークした。今季最速152キロの直球を中心に力強い投球で9奪三振。「(球数を)多く投げた僕が悪い」と完投こそならなかったが「ゲームをつくることができて良かった」と笑顔を見せた。バレンタイン監督も「清水直が相手に点をやらないでくれて助かった」と称えていた。

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清水直1ヶ月ぶり3勝目[報知]

エースにとって1ヶ月ぶりの勝利だ。9回は守護神・小林雅に譲ったが、中村を3三振に打ち取るなど、自己最速の152キロをマークする力投。「最近(先発3連敗と)負けていたけど、それでも試合はつくれていたからね」。8回を5安打1失点で、ようやく今季3勝目を手に入れた。

マウンドに君臨するエース右腕は、グラウンドの外でも“兄貴分”として、後輩捕手たちの面倒を見ている。松山入りした28日には、怪我から復帰したばかりの捕手・里崎を焼き肉店に誘い、一緒に食事をした。今月初旬の札幌遠征では、そのときまだ1軍に昇格して間もなかった3年目の捕手・辻を連れて食事に行っている。「チームがどうあれ、僕は自分の仕事をするだけ。点を取られなければいいんですから」先発した過去3試合は、1点ずつの計3点しか打線の援護がなかった。逆境をはね返すために、練習や試合後にも、捕手陣と積極的にコミュニケーションを図って信頼関係を築く。この日の124球にも込められていたのは、そんな清水直なりの努力だった。

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清水直が8回1失点で3勝目[サンスポ]

清水直が8回1失点、9奪三振の力投で4月30日以来の3勝目。「調子は普通でした」といいながらも自己最速タイの152キロをマーク、4番・中村を3打席連続三振に仕留めた。バレンタイン監督は「序盤こちらも点が取れない中、よく頑張ってくれた」とエースを称えた。これでチームは20勝到達。31日のダイエー戦(福岡ドーム)に勝って28日ぶりの最下位脱出を狙う。

ベニー
「自分のタイミングで上手く弾き返すことができた。満足しているよ。」(2戦連発の11号ソロ)
フランコ
「変化球の多い投手に、上手く対応できた。」(8試合ぶりの3ラン)

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ロッテ2連勝!今江4安打爆発(ファーム)[ニッカン]

ロッテ打線が序盤、今江敏晃内野手の2本塁打などでリードを広げ、2連勝を飾った。今江は2打席連続本塁打を含む4安打と絶好調でチームを牽引した。1回、日本ハム先発のルーキー糸井嘉男投手から8号2ランを放つと、3回にも右翼席へ豪快な9号と打ち込んだ。今江はこれで、今季3安打以上が10試合目。首脳陣も「1軍に上がればレギュラーを獲れる戦力」と期待した。

ロッテ先発のルーキー三島輝史投手は5回0/3を4失点で最多トップタイの5勝目(3敗)を挙げた。三島は144キロの速球にスライダーを織り交ぜ、6三振を奪ったが、被安打も9と安定感に欠き、スタミナ不足を露呈した。日本ハムは先発糸井が制球に苦しみ、7回6失点と結果を残せなかった。「反省点が多いです。信頼回復するために努力します」。糸井は神妙な顔つきで話していた。

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