わたしはかもめ2004年鴎の便り(5月)

便

5月31日

福岡ダイエー5−4千葉ロッテ(福岡ドーム)

ダイエーが今季2度目の5連勝で貯金を最多タイの11とし、西武と並んで4月27日以来の首位に浮上した。ダイエーは1回、バルデスの3試合連続となる12号2ランで先制すると、2回にも2点を追加。4回には打者9人の猛攻で一挙4点を奪われ同点とされるが、5回に井口の犠飛で再び勝ち越しに成功した。

123456789R
千葉ロッテ0004000004
福岡ダイエー22010000x5
渡辺俊
「ダメです。これじゃあ勝てません。ストレートの勢い、変化球のキレと全てがダメ。見直さないといけないです。何か考えないと。」

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6勝16敗1分…5月連勝なし

◇毎度おなじみエラーに拙攻…ボビー何とかして

あー歯がゆい。ロッテがダイエーを上回る10安打を放ちながら残塁10の拙攻を繰り返し、失策で失点を犯すなど覇気のない戦いぶりでまた負けた。最下位脱出もならず、23試合あった5月はとうとう連勝なしで終了。昨年7月の横浜以来という体たらくだ。勝ち負けはしょうがない。ただ、何とかしよう、という気持ちが伝わってこない。ボビー、何とかして。

守備のミス、チャンスにあと1本がでない…。1ヶ月間、同じことの繰り返しだ。この日も2、3回と満塁で無得点。4点差を追い付いた直後の4回裏には、渡辺俊が犠飛で簡単に勝ち越しを許した。「ダメですね。直球の勢い、変化球のキレ、コントロール全てダメ」。三塁フランコの悪送球で献上した、2回の4失点目もずしりと響いた。

勝てば5月初連勝で、オリックスを抜いて約1ヶ月ぶりに最下位を脱出するところだった。前日30日には松山市内の焼き肉店で決起集会を行った。しかし大事な一戦は、内容的にこれまでと変わらなかった。月間連勝なしは、94敗で最下位を独走した昨年の横浜が7月にマークしたのに続く情けない記録だ。試合前「連勝のことはともかく、もう少し勝ちたかった」と寂しそうに話したバレンタイン監督。しかし打開策はないのだろうか。

(1)三塁初芝、左翼フランコの起用
これまでもあったが、初芝は送球が安定しており、今月すでに4失策のフランコより三塁に適任。その初芝は29日の近鉄戦(松山)で2安打したあと、最近2試合ベンチを温めている。打撃の良いフランコは左翼かDHに回せば投手陣の不安も減る。
(2)ファームから若手を昇格させてチームの活性化を図る
3年目今江は、イースタン・リーグで打率3割9分7厘(リーグ1位)9本塁打(同2位)38打点(同1位)60安打(同1位)14二塁打(同1位)と活躍。2年目西岡も盗塁や得点面で貢献している。バレンタイン監督は「今江は1軍のレベルに達すれば上げる」と話すが、これ以上の成績があるだろうか。
(3)ほぼ1ヶ月、2軍で調整を続けている韓国の「56本男」李の昇格
チームトップの本塁打がベニーの11本では寂しい。李の長打力は魅力だ。とにかく、無策のままチーム状態が改善されなければ、熱い応援を送るファンも離れていってしまう。6月は正念場だ。
西村ヘッドコーチ
「明日また月も変わるし、また何とか頑張っていきたい。」

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ロッテ5月は連勝なし[スポニチ]

ロッテは4回に4点差を追いつきながら、直後の失点で振り切られて惜敗。バレンタイン監督は「1度は追いついたんだが…」と漏らした。4回5失点で負け投手の渡辺俊は昨年ダイエーから3勝を挙げ、今年も4月に完投勝利を記録。ところがこの日は切れを欠いて返り討ちにあい「直球も変化球もみんな駄目。これじゃ勝てません」とうなだれた。試合前には連勝がない5月の成績に関して質問され「まだもう1試合ある」と強気だった指揮官だが、結局連勝がないまま6勝16敗1分けと大きく負け越した。

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ロッテが連勝なしの6勝16敗で5月終了[サンスポ]

バレンタイン監督は「1度は同点にしたんだが、最後まで追いつくことができなかったね」と言葉少な。5回以降、わずか1安打では、なす術もなかった。5月は連勝なしの6勝16敗(1分け)で終了。連敗中もゲキを飛ばし、選手を鼓舞してきた指揮官も「もう少し勝ちたかった」とボヤいた。

渡辺俊
「これじゃあダメですね。点を取ってもらった直後に得点を許してしまい、本当に悔しいです。」
西村ヘッドコーチ
「明日また、月も変わるし、頑張ります。」

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5月連勝なし…[報知]

ついに連勝のないまま5月を終えた。借金11の大半は、6勝16敗(1分け)だったこの1ヶ月でこしらえたもの。前日は近鉄戦を終えた松山市内でナインと裏方さんたちが焼き肉店で決起集会を開催。この日は4回にグーリンをとらえて一時は同点としたが、あと1点が遠かった。バレンタイン監督も「連勝はともかく、もう少し勝っておきたかった」と元気がなかった。

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意地見せたが…ロッテには悪夢の5月[ニッカン]

ロッテは4回に4点差を追いついたが、その後はダイエーの継投にあっさりかわされた。リリーフ陣の好投など収穫もあったが、バレンタイン監督は語気を強めて「あと1点が届かなかった」。苛立ちを隠そうともしなかった。ロッテは5月、23試合を戦って、6勝16敗1分け。連勝もなく、悪夢の1ヶ月となった。

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